『メイキング 人類学・考古学・芸術・建築』

書籍詳細

人類学と考古学、芸術、そして建築。
これら4つのAをすべて、世界を探究する技術として捉えなおしたならば、どんな風景が広がるだろう。そのために石器を試作し、浜辺を歩き、ある1体の彫像を1週間観察する。そんな授業を続けてきたインゴルドが送る、文化人類学の冒険の書!

2018年1冊目。
あまり頭に入って来なかったな...

しかし、建物は世界の一部であり、世界は停止したままではなく、常に成長、衰退、再生という無限のプロセスを展開している。いかに人間がそれを釘づけにし、固定し、最終的な形態を形づくろうとしても無駄である。


ブラントが意地悪く述べるように、「完成は決して完成されない」というのが本当のところなのだ。

例えば「形態」について考えようとすると、世界を停止したままではないと分かっていても、どこかで形態は決定しなければならなくなる。デジタル技術が無数の形態パターンを産出できるようになった上でグレッグ・リンは「形態はマーケットが決定する」と言ったし、磯崎新は形態を生み出すために「切断」する。
このインゴルドの議論にはライトだとかシザだとか形態の話とか建築家の名前は出さずに「建てること」のつくる(施工する?)、デザイン(イメージ?)するの分離として語ってもらった方がスーッと入ってきたような気がする。デザイン(イメージ?)の間にはドローイングやモデリング、図面化などありとあらゆる行為がある。それをどう考えていくか?的な?
うーん全然理解できていない。

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