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感想に生きる力をもらう

12月。大好きなM-1グランプリも佳境に差し掛かる。早く決勝の日が来ないかと待ち遠しい。毎年1この時期は脳内が大半M-1で埋まってしまう。


そんな中でも次回の文学フリマ東京に申し込みをした。(偉いぞ)
書きたい内容とタイトルは決まってる。夫婦関係についてのエッセイ。(またいずれお伝えします)


感想はありがたい

命を込めるような想いでコツコツと書き始めている。書くという覚悟は決まってるけど、どうしてもやって来ちゃうのが『他の人すごいなぁ期』。


この世には膨大な数の本がある。人の本を読んでると「この人すごいなぁ。いい文章書くなぁ」「自分の書くものなんてしょうもないのではないか」というネガティブな雨雲に支配されることがある。本来、太陽のような創作意欲を持っているのに…!ああ悔しい。


そのメンタル模様に陥ったときに著者を救ってくれるもの、それは読者からの感想なのである。


もらった感想を何度も眺めてニヤニヤする。
 

先日、いただいた感想が特に嬉しかった。丁寧で分厚い。ご自身の体内にじっくりと取り入れてくれた感じ。だからこそこちらのお礼の言葉も慎重になった。
 

文学フリマで出会ってこうしてラリーが続くことを光栄に思う。

僕のiPhoneには『本の感想(お守り)』というアルバムがあるので、スクショをして大切に保管させていただいてます。
 

もう本当に本当にありがとうございます。お礼を全力で伝えるようにしてるけど圧が強すぎると困らせてしまうかもしれないので、程よい距離感を意識してます。でもそれだと逆に淡白に見えるかもしれないから難しい。
 

まぁとにかく「とっても力をもらってます。ありがとう!!」が伝わればいいか。
 
 
全ての作者は感想を待っている。感想を聞きたくない作者はいない。(と思う!)
 

だから全ての読者は、臆せず感想をどんどん書き残してあげてほしいのです。きっと作者を救う光になるから。

***

本を書くのは長いトンネルを掘るのに似てる。1人で暗い中、ツルハシで硬い土を何度も叩く。1日に進むのなんてたったの数m。それでも少しずつ道を開いてようやく開通みたいなイメージ。それが本の完成。
 

もちろん開通して終わりではない。トンネルの先で誰かと出会いたい。それが読者。
 

トンネルの先に誰かがいて握手をする。それが読んでもらったとき。
 

トンネルの中に入ってきてこちら側に会いにきてくれる。それが感想をもらったとき。
 

感想をもらえたときが最も出会いが濃くなる。本というトンネルがもたらす特殊な出会いだ。


本当は握手を越えてハグをしたいような気持ちだけど距離を詰めすぎるのはあまり良くないのでゆっくりと関係性を築いていきたい。
 

末長く仲良くしていただけたら嬉しい。


自分も積極的に感想を言う

感想が生きる力になる。身に染みてわかってるからこそ、僕が読者になった時はできる限り感想を残していきたい。
 

本から想いを汲み取って、自分の中で消化をして、素敵な点を書き残して、感謝を伝えて、その本が少しでも多くの人に届くようにお手伝いをしたいと思う。

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