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#318 あらゆる人々とひとつになる感覚

つい先日、ミニジャンベを買いました。

アフリカ起源の打楽器です。
ラテンジャズでパーカッショニストが叩いてる、あれです。

なぜジャンベを買ったのか?

購入した背景は、ある映画との出会いにあります。
この映画に出会ってなければ、ぼくはきっとジャンベを買っていなかったでしょう。。




扉をたたく人/トム・マッカーシー

妻を亡くして孤独な大学教授と、
移民の青年が、ジャンベを通して心を通わせていくストーリー。
何をしても面白くなさそうな、心にポッカリ穴が空いていた主人公に、
ふとした出会いから、さまざまなことに巻き込まれつつも充実した人生を歩んでいく。

学生の時に観ました。
物語の起伏はそこまで大きくなく、切ない物語だったということは憶えています。
印象的なシーンが2つありました。


あらゆる人たちが、ひとつになる

公園でジャンベを演奏するシーン。
ドラム缶を叩く人が加わる。
踊り出す人が加わる。
一人、また一人と増えていく。
とても愉快なセッションになっていく。
主人公の表情が変わっていく。

人種、国籍、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が、リズムで一体になる様子は、圧巻でした。

物語のラストシーン。
主人公が独りでジャンベを演奏するシーン。
心にずっと残っていました。
映画を全て観て、あのシーンを観たら、心がぎゅっと締めつけられます。映画が終わってスッキリはしません。ただ、印象に残るとは、こういうことを言うのか..と思わされました。
10年近く前に観た映画にも関わらず、未だに残っているって、そういうことかなと。。

主人公は何を思って、あの瞬間、ジャンベをたたいていたのか。
考え続けてしまいました。


なんでジャンベを買ったのか

そういうわけで、本文のほとんどを映画レビューに使ったわけですけども笑

そもそもなんで買ったのか、ですよね。
はい。自分で立てた問いに戻ろうと思います。





シンプルに衝動買いです。




たまにはそういうのも大事。


公園でジャンベをたたく日本人青年 by Adobe Firefly


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