vol.48 Podcast[キャリアの合間に]「男女差がある社会」で、家族は共にキャリを歩んでいる
2024年3月13日、Podcast番組「キャリアの合間に」第48回を配信しました。
今回は、「交通事故のとき、女性の方が死亡率が高い」など、さまざまな男女差を取り上げながら、「社会に対する解像度を家族で共に上げていく」ことの大切さについてお話しました。
↓全文テキストは下にあります。
▽第48回テキスト版はこちら▽
はじまりました。
自分らしく暮らし、働くために
家族としてのキャリアを考えるラジオ
「キャリアの合間に」第48回目の配信です。
この番組では、家族、友人、お仕事仲間など、
親しい人たちと、キャリアについて話し合う
きっかけになるようなネタやエピソードを、ご紹介しています。
*
先週、3月8日は、国際女性デーでした
今年もいろんなニュースを目にしたなあと思ってるんですが
みなさんはいかがですか
気になったニュース、印象に残っている出来事などはあるでしょうか
いろんなコンテンツを見ている中でもやはり多かったのは
ジェンダーギャップ指数が相変わらず低いよね、というものですね
2023年、日本は世界で125位ということで
過去最低のランクを記録しています
中でも、政治や経済の指数が特に低い、ということで
やっぱりねというふうに感じている方も多いのではないでしょうか
あと他にも多かったのは
家事育児の負担がやはり女性に偏り過ぎていることだったり
男女の障害賃金格差を問題視するようなもの
あとは、男性自身も「男らしさを求められる」ことに苦痛を感じているといった
アンコンシャスバイアスを取り上げたものも印象に残ったかなと思います
*
そんななかでも、私が今年
最もハッとしたコンテンツがありまして
芝浦工業大学の朝日新聞と読売新聞に掲載しておられた
「エンジニアリングにおけるダイバーシティの大切さを伝える広告」というものです
A3とかなのかな。実際のサイズにすると
「この男女差はなぜだろう」
というハッシュタグがメインビジュアルになっていて
その周りに、いろんな「男女差」について
数値を使いながら、事実ベースで伝えているというものだったんですけれど
例えば、交通事故時、女性の重症リスクは1.5倍高いということが書かれています
これなんでかなと思って調べてみると
自動車を設計するとき、そもそも男性の体格を基準に設計されていることが非常い多いそうなんですね
そのため、女性にとっては少し座席が低いので、少し前のめりになって運転する人が多く
正面衝突した際に、内臓損傷を負うリスクが高くなってしまうということで
事故時の死亡率が高い、ということが指摘されているようです
このほかにも、この広告の中では、
AIが社員を採用すると男性を優先するということだったり
全国の工学部の教員の男女比は1:9で圧倒的に男性が多いということだったり
いろいろな「男女差」について伝えらていました
ご興味がある方は、芝浦工業大学さんのプレスリリースに
広告のPDFが掲載されているので、ぜひご覧になってみてはと思いますが
*
加えて1つからも私からも提案したいことがあって
家庭の中でも、こういったテーマを話題にしてみること、大事なんじゃないかなということです
現実的にこのような男女差がある社会の中で
私たちは、家庭を築いて、経済活動を行って、子育てなどをしながら
生きているわけというなので
だからといって
「じゃあ我が家では女性をもっと優遇しましょうね」とか
そういう短絡的なことではなくってですね
どのような社会の中で、共にキャリアを歩んでいるのかを知る
ともに社会に対する解像度を上げていくことで
お互いの置かれている立場だったり
お互いが困っている、とらわれてしまっている固定概念にも
気づきやすくなったりするのではないかと思います
そういった、社会に対する見え方を擦り合わせていくことで
お互いに歩み寄りやすくなったりするのではないでしょうか
キャリアの合間には、毎回1テーマでお届けしています。
前回、次回の配信は2週間後かななんてお伝えしたんですが
少し早く配信することができました
来週も頑張りたいなと思いますので、
ぜひ、またまたお会いしましょう
かぞくも、じぶんも、しあわせに。
ここまで。
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▼この記事を書いた人
ふりふり|ファミリーキャリアコンサルタント
\かぞくも、じぶんも、しあわせに/
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