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女性の苦悩

FTMは日本が世界の中でもとくに多いそうです。わたしも社会に出てからその感覚が強くあって、だれかの文章を読んで合点がいったのは、学生の間は男女の差別なんてないと感じて生きてこれたのに、社会に出ると9割男性の中で1人、2人女性が普通。その中で、男性を応援するような反応を求められる。鼓舞してほしい。まるで、戦に出かける武将のために、白拍子が舞を舞う、みたいな。
女にしかできない役回り、とか言われて。拒否すると、なんだこいつ、こんなこともできないのか、女にしかできないのにもったいない、とか言われて、退職させられて。

日本人は経営者に甘すぎる。小さな会社なら仕方ないっていうけど、今や日本の8割は中小ですよ。ほとんどの人がそんな目にあっているってことですよね。経営者のつくる組織の中で、経営者の偏見が男性たちになんの疑問もなく、女性の役割を押しつけて、女性はこういう役割で役に立ってなんぼ、みたいな。女性の話を聞いていないじゃないですか。男性は、話を聞かれなくても最終決定に人数で押せるところがあるんですよ。

そうやって、古来からの役割を押しつけて、女性の人間性を潰しているから、本来の人間性が悲鳴を上げて、男性と対等にいたくて、自分は女性ではないのではないか、と思ってしまう素地を作っています。男性はまったくの無配慮ですよね。新卒のまっさらなときから教育するとは、なんとむごい。そういう特性のある人しか、適応できませんよ。男性も然り。

加害をしている側は、なんだこの記事くだらん、とスルーするんでしょうが、適応障害などで苦しんでいる女性は一度、内省を深めてみるといいかもしれません。会社で求められている役割を自分のアイデンティティに結び付けないでほしい。仕事として強要されていて、本来の女性の姿ではない。昔は男性・女性と棲み分けられた場所があって、大奥などは閉ざされた女の世界。それはそれで辛かったでしょうが、羽を伸ばせる時間があった。日本の企業は女性の居場所を分断させます。コロナなどで、居場所がなくなった女性の苦悩を、経営者は想像してほしい。

手術までして、そうではなかったと気づいたときが一番苦しいと思います。
わたしは社会のために体にメスまでいれることが、社会の言いなりになって身体を切る行為が、暴力的な力が働いている気がして、手術はしていません。いろんな性格がある中で、違和感は感じて当然と思います。

みんなが生きやすい世の中にするために、経営者が歩み寄らないと…。

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