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愛犬のちょこが亡くなって、来月で3ヶ月が経とうとしている。息をひきとったのは、2023年7月8日土曜日の朝8時30分。ご飯をほんのわずかだけ食べて、その後呼吸がうまく取れず亡くなりました。枯れるように亡くなるのが生き物の姿ですが、ちょこはその前の日も、その前の前の日もわずかですが、ご飯を食べました。食べてほしいという私の願望をどこまでも叶えてくれた、申し訳ないくらい、器の大きいわんちゃんでした。ちょこと過ごした14年と8ヶ月、泣いていたときも、笑っていたときも、怒っていたときも、ちょこがそばにいてくれた。いつも孤独は感じていたけれど、一人ではないと感じれていたのは、愛犬のちょこがそばにいてくれたからです。

そういう存在のちょこだったから、亡くなってからの日々は絶望どころではない。一緒にこの世から消え去りたいと思うほどである。

それでも、生きていかなければいけない。

未練などない。この汚れた国に何のほこりも持てない。

それでも、まだ、やりたいこともある。

まだ、やらなければならないこともある。

だから、今、私は生きているし、生きていたいという自分もいる。

人は悲しみが強いと辛い食べ物を求めるそうだ。

実際、ちょこが亡くなってから、カレーはあまり好きではなかったが、無性に食べたくなり、何度も通っているカレー屋がある。そして、普段注文しない、辛いカレーを食べている。

「今、深い悲しみの中にいる。」

という自分の状況を、最近、自覚できた。

涙や感情をおさえていることにも気づくことができた。

だから、またカレーを食べにいく。

悲しみと罪悪感をひたすら感じ、発散させるために、そしてそれらの感情を鎮めるためにカレーを食べる。

そんな日々である。

中村文江のプロフィール
精神分析者・カウンセラー
NPO法人薬害研究センター認定セラピスト
整体・整腸セラピスト
人生相談・健康相談・生きづらさ・トラウマ・宗教問題などの相談窓口
整体くらら https://seitai-kurara.com

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