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多摩川野草旅〜よもぎを食べよう編〜

先日、多摩川で野草を摘む旅に出た。本日は続編です。

前回、つくしを採りに行ったはずが、紆余曲折あり断念。代わりによもぎを採ってきた。

さて、どうやって食べようか。


よもぎをどうやって食べようか会議


ちょこっと写っているつくしは煮物に入れて食べました

葉っぱを大体15cmのボウルに出すとちょうどいっぱいになった。
う〜ん、天ぷらか、よもぎ団子か。
悩むけど、天ぷらはもっと少なくても出来そうだしなあ。

よし!今回はよもぎ団子にしよう。
お手軽に白玉に練り込み、よもぎ団子にすることにした。


よもぎを刻んでいたら子どもの頃の夢が叶ってた


まずはお湯で数分茹で、しっかり絞って水を切る。
ひたすら刻んで、ペースト状にする。

ブレンダーがあれば便利なんだけど、なくてもなんとかなる。

まな板が美しくなくてごめんなさい


この感じ、懐かしいなあ。急に童心に帰る。

幼稚園児の頃にやっていたおままごとと大して変わらないのがすごい。
石を包丁に持ち替えただけだよ。

クレヨンしんちゃんで、子どもなのに大人の世界観で繰り広げる「リアルおままごと」をご存知だろうか。

この作業はリアルおままごととは逆で、大人なのに子どもの世界観を持ち込む、いわば「ファンタジー調理」に近い。


ばばばあちゃんの絵本を読んで「よもぎ、料理して食べてみたいな〜」と思っていた、子どもの頃。

当時の密かな夢が叶った瞬間であった。

改めて調べたら、本当に同じことをしていて驚いた。そうか、とうとう私もばばばあちゃんになれたんだな……(遠い目)。


白玉団子を茹でる


先ほどのペーストを白玉粉に練り込む。
馴染むか心配だったが、入念に刻んだかいがあり、いい感じに緑色の生地が出来上がった。

ざっくり様子を見ながら粉を足して行ったので、粉の量は不明。よもぎの葉の水分を考慮して、水は少しずつ様子を見て足していく。


白玉団子は計量が雑でも、それなりの出来上がりになるのがいい。

優しい緑色

そして、丸めて茹でる!

鍋に入れる量が多すぎたようでなかなか茹で上がらない

写真を見てお分かりだろうか。
あきらかに、1人分とは思えない量を作っている。あんた、どれだけ食べるつもり?

普段は、真ん中に凹みをいれて味が絡むようにするんだけど、ふわもち感を感じたかったのであえて凹ませず。そのせいか、なかなか茹で上がらない。

まだか〜まだか〜。


よもぎの青い香りがキッチンに広がる。
まだ食べていないのに、すでに春の空気で満腹になりそう。

数分茹で、少しずつ団子が浮いてきたら、団子を引き上げて冷たい氷水で冷やす。


できあがりは……


あんこときなこを乗せたら出来上がり!

思った以上にいい感じのビジュアル

春だ!春だ!(感動して語彙力を失う)
伝わる?このツヤ!

さっそく、いただきます。

摘みたてのよもぎで作った団子は、フレッシュな香り
白玉団子のもちもち感も狙い通り。

きなこには砂糖を入れず、あんこだけの甘味だけなのに、優しい甘さと青々とした香りがたまらない。これは新芽があるうちに、また摘みにいくしかない!

手軽なよもぎ団子、おすすめです。天ぷらもやってみたいけど、団子の方が食べやすそうだし初心者向きかもしれない。


こうして、数人分あるだろうと思われた団子たちは、1日足らずで私のお腹にゴールインしたのだった。だっておいしいもんね……。なお、このあと顔がだいぶぽっちゃりしたのはいうまでもない。

ちゃんちゃん。

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