これまでnoteにおいて計7回にわたって、茨城県内に伝承する昔話や言い伝えを連載してきましたが、今回はマガジンの形で全7回の連載をまとめてみました。
なお、今回は、さらに付録の…
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「茨城県に伝わる民話 第4回」(「額田神社の山桜」「雷神様のささら」「華蔵院のネコ」「平重盛の墓」「善重寺と親鸞」)
徳川光圀が、今の常陸太田市にある西山荘に隠居したころのお話です。那珂市の額田神社を守っている、お坊さんの住まいが近くにあり、そこには大きな山桜がありました。春には美しい花が咲きますが、葉桜のころから大きな枝が屋根に多いかかり、邪魔になっていました。 お坊さんは人に頼んで、山桜を伐ろうと思い、村の人に話したところ、「ご神木だから」と反対されてしまいました。それでも、お坊さんは生活上困ることだから、神様も許してくれるだろうと、木を伐ることにしました。 ところが、山桜を伐
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