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ゆるく続ける読書ノート

 心に残った一冊や一文に出会えたら、「これは忘れたくない」と思う瞬間が自然と訪れる。「書かなきゃ」と意気込む必要はない。これは記録したいなと思ってペンとノートを取り出し、本を読んで感じた自分の思いを書き出す。

 最近はそんな読書ノートの使い方が好きだ。本を読むことや内容を理解することは大切である。しかしそれと同じくらい「本を読んで感じたこと」も大切にしていきたい。


 読書ノートを書き始めた頃、「書かなきゃ」と感じた時期がある。しかし最近は好きな本を自分のペースで読み進められるようになった。そして、楽しく読書を続けられるようになった。

 読書ノートに取り掛かるまでの精神的な負担を減らすこと。「ちょっと面倒だなあ」ではなく「これなら簡単にできる」くらい。
 これからは荷物を減らして、ゆるく楽しく続けていきたい。


 読書で大事にしたいのは、心に残った言葉と出会うこと。今月は何冊読んだとか気にしなくていい。自分を評価しなくていいのだ。

 今の私に寄り添ってくれる一冊。親友とも呼べるような一冊。そんな本と出会えることの幸せ。言葉をゆっくりと味わい、自分なりに考えること。
 それがたとえ一文だったとしても、その本とゆっくりと向き合ったなら、私にとって本当に価値のあるものになっていくだろう。