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ジャズ、武満徹、その他音楽全般、小劇場、アングラ、写真、アート全般、散歩。

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最近の記事

久しぶりの寄席

林家つる子(36)、三遊亭わん丈(じょう)(41)の昇進披露興行。 20240416 浅草演芸ホール わん丈は16人抜き、つる子は11人抜きの抜擢真打ち昇進。立ち見が出るほど。披露口上はやっぱりいいなぁ。 口上を述べたさん喬の真打ち披露を81年に見に行ったことを思い出した。 雲助との披露口上で、柳家小さん(先代)が「粗忽長屋」をやってくれて欣喜雀躍しましたよ。あの頃は志ん朝にぞっこん。おっかけみたいに寄席に通っていた。今で言う「推し」でしょうか。 よく行った池袋演芸場は

    • 「酔いどれクライマー 永田東一郎物語」藤原章生著

      読了後、心をかきむしられ、しばらく動けなくなった。 生まれが自分と同年(1959年)であり、同じく登攀にのめり込んだことがあるので、主人公の挙動と生き様が他人事ではないのだ。等身大の自分史を反芻しているかのように、当時の心象が蘇る。葬り去ることのできない、あのときの自分。あの時代。後ろめたくて、思い出したくもない、どうしようもない、それでも少し懐かしい。そんな自分がこの本の中にいる。 2004年に46歳で世を去った永田東一郎は、1970年代末から80年代初頭を登山(登攀)

      • 平山さんに会いたい!

        映画「Perfect Days」 (ネタバレみたいですが、まったく気にならないと思う) 平山さんは役所広司演じる主人公の名前。渋谷区の公衆トイレ(The Tokyo Toilet)の清掃員だ。彼の日常を一日一日、淡々とカメラは追っていく。映画のタイトルは、「Perfect Days」 Perfect Daysは、平山さんが移動する車の中で聞くルー・リードの曲。他にも70年代の曲がカセットテープで流れてくる。ニーナ・シモンの“FEELING GOOD”、ストーンズの“(WAL

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