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夏雲となる

【チェンマイ俳句毎日】2024年5月1日

駅前のカフェに憩へる遍路かな

古ビルのピアノ教室虞美人草

春光や手水の底の龍の影

葉桜の小路を母の三輪車

春深したまごサンドのコッペパン

薄竹の台紙はみ出すよもぎ餅

途中から夏雲となる空の旅

夏空や機内に膨らむくびまくら

につぽんの春を吐ききる首枕



肌寒くまだ炬燵や暖房が必要な浅い春から、半袖姿が増える新緑までを実家で過ごした。チェンマイに降り立つと40度超えの猛暑。灼けた風に気が遠くなりそうだ。チェンマイの気候が過酷な分、春の日本は夢のように美しくて、感動することが多い日々だった。家族や親戚のおかげで今があることに改めて感謝。また初心に戻って1日1日を大切にしたいと思う。

空港のコンビニで出発直前に買った卵コッペパンやよもぎ餅がおいしかった。おにぎりも。日本のコンビニはレベルが高い(かつ安い)。レジの列に並んだら、これから私が乗る便の担当らしき若いタイ人パイロット達がお弁当を温めてもらっていた。今日は乱気流でものすごく揺れたが、お弁当は食べられたかな。


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