社会人になってもヨットを続けたい!ヨットが繋ぐ、ヨット部内定者&FURUNO新入社員対談!!
こんにちは。古野電気採用担当です!
古野電気に入社した方に「フルノを知ったきっかけ」について質問させていただくと「海辺で釣りをしているときに見えた船の上の方に“FURUNO”の文字が書かれているアンテナが付いているのを見て」とか、
「趣味の釣りで乗った漁船にフルノ製の魚群探知機が搭載されていた」といった海・釣りにまつわるエピソードを多くいただきます。
今回はその中でも”ヨット”というマリンスポーツを通じてフルノと出会ったという共通点のあるお二人に対談してもらいました。
新入社員の大古さんと内定者のOさんです!
二人とも大学生から始めたヨット部での活動を通してフルノに親しみを持ってくださったそう。
ヨット部での活動内容、就職活動時に感じていた気持ち、そして入社後どのようにヨットに携わっていきたいかについてお話いただきました。
ということで、今回初めて古野電気の公式note「海の音-umi no oto-」にて取材・執筆を担当させてもらっております、古野電気採用担当の山田です!これから採用担当からもnoteにて各種情報発信していきますのでよろしくお願いいたします!!
せっかくなので・・・潮風感じる場所で対談を。
ヨット対談の会場に選んだのは"新西宮ヨットハーバー"
多くのセールボートが停泊しており、今年は特に海洋冒険家・堀江謙一さんのヨットでの単独無寄港太平洋横断の終着点として多くの注目を集めました。また毎年「海の甲子園」ユースセーリングカップの開催地でもあり、過去には全日本学生ヨット選手権大会も開催された、ヨット好きの方からすると聖地でもあります。今回の企画にぴったりですね!
改めて今回対談してくれたお二人をご紹介します。
まずは新入社員、大古さん。彼女もヨット部出身で、現在は船舶用電子機器の商品企画を担当している期待の若手です!
続きまして、内定者のOさん。
2023年4月入社予定の内定者で京都大学ヨット部出身です。なんと現役時代にはブラジルで行われたスナイプ級ジュニア世界選手権に出場するほどの実力者!
OBとなってからも学生コーチとして後輩の指導に関わり、国公立大としては41年ぶりとなるインカレ総合3位入賞に貢献しました。
セーリングで海の世界を駆け抜けた経験をもって、研究開発職として入社を控えるまさに金の卵です!
ヨットって少しマイナースポーツですよね・・・なんで始めたの?
大古さんと内定者Oさんは今年のインカレで挨拶をした程度で少しぎこちない雰囲気で対談がスタート。どちらかというと大古さんの方が緊張している様子(笑)
まずはヨットを始めたきっかけの話から始まりました。
大古さん「そもそもOさんがヨットを始めたきっかけって何ですか?もしかして昔からの経験者だったりします?」
内定者Oさん「いえ、ヨットは大学からスタートです。中学まで野球部だったんですが高校は特に部活はやっていなくて、大学に入ったらまた何かしら運動部に入りたいと思っていました。
私の部活選びの条件としては、
①大学から始めても経験者に圧倒されすぎない
②体力的にきつすぎない
③上下関係が厳しすぎない
と決めていました。
そうして部活を探していたところ、たまたまヨット部の新入生歓迎会に参加した時に条件にぴったりだと感じたのがきっかけですね。
一番は新入生向けのヨット試乗会で、その楽しさに強く惹かれて入部を決意しました。」
大古さん「私も新歓イベントの試乗会が本当に楽しかったので、Oさんの気持ちがよくわかります!
家族から『え、ヨットって危ないんじゃないの?』と反対意見も言われましたが、押し切ってヨット部に入っちゃいました(笑)
実際はルールもしっかりしているので安全なスポーツだなと思います。」
ヨットの楽しさ・魅力を新入生歓迎会の試乗会を通じて感じ、入部を決めたのだと当時を振り返りながら楽しそうに話すお二人、会話が弾んで専門用語も飛び出すので付いていくのに必死です。
話を伺ったところ、学生ヨット部の皆さんは主に「470級(ヨンナナマル)」と「スナイプ級」の二人乗りヨットから競技を選択するようです。
また、ヨット上では役割も決まっていて、クルーとスキッパーがあるのだそう。
ちなみにOさんはスナイプ級でクルーを、大古さんはスナイプ級でスキッパーをやっていたそうです。Oさん曰く、現役引退後は『自分でも操船したくなった』とスキッパ―の役割も練習するようになったとのこと。
"どうすれば勝てるのか"強いチーム作りの秘訣を聞く。
大古さん「今年のインカレで、OさんがOB・学生コーチとして指導に携わっている後輩の皆さんが総合成績で3位に入賞されたと聞きました。
国公立大学で41年ぶりの快挙で本当にすごいと思います。
私立の強豪校と比べると中・高からの経験者は圧倒的に少ないと思いますが強いチーム作りをするためにどういうことを指導したり考えていましたか?」
Oさん「確かに私立の強豪校は経験者が多いですし、外部コーチの方もいらっしゃることが強い要因の一つだと思います。
そんな中で私たちが良い結果を残せていたのは“逆に”練習内容を自分たちで考えたり、技術練習も学生コーチと連携してやったりと、"勝つためにどうすればよいか"を常にチーム全員で考えてやっているからなのかなと思っています。
僕がコーチとして携わった今年のチームの総合3位入賞という快挙は、本当に優秀な後輩たちが頑張ってくれたおかげで成し遂げられましたね。」
大古さん「Oさん個人では2019年にブラジルで行われたスナイプ級ジュニア世界選手権にも出場されたとのことですがこちらはいかがでしたか?」
Oさん「正直言ってジュニア世界選手権は全く歯が立たなかった記憶があります。15チーム中10位と苦い結果になりました。現地で食べた牛肉が赤身なのに非常に柔らかくて美味しかったことだけ鮮明に覚えています(笑)」
社会人になってもヨットを続けたい
これまでのヨット部での活動の話から、徐々に入社後の話へ対談は変わっていきます。続いてOさんがフルノを知ったきっかけや海好きのフルノ社員についての話になりました。
大古さん「フルノを知ったきっかけもヨット部きっかけでしょうか?」
Oさん「そうですね。インカレのスポンサーが古野電気だったので名前は知っていました。ただその当時は何の会社なのか全く知らなかったです(笑)
就職活動を始める際、学科の推薦企業リストを眺めていた中に古野電気の名前があってそこで『おぉ、知ってる会社だ!』と思いましたね。」
Oさん「そこで気になって少し会社について調べてみると海や船関係の製品を作っているメーカーということで運命的なものを感じ、選考を受けたという流れです。
最終的に他社と古野電気の二択になりましたが、ヨット部で培った海の経験が活かせるのではないかなと思って古野電気を選びました。
実際、大古さんは入社してからヨット部での経験や知識が活きていると感じた瞬間はありましたか?」
大古さん「結構ありますよ!
私は舶用機器の製品企画部門にいるのですが、製品について勉強したり、仕様を考える際、実際に製品が使われる環境(風・潮・波など)がスムーズに想像できるので理解が進みやすいなと感じます。
もう一つは社内の交流がしやすいことですね。
社内には色々なジャンルの"海好き社員"がいるので、そういった方々とも共通の話題で接点を持てることも大きいかなって思います。」
Oさん「そうなんですね。僕も将来は船の安全航海を支えるような製品開発に携わりたいと考えているので、製品開発の中で学生時代を海にささげた経験が活かせればいいかなと思います。
ちなみに社内の海好きの方々にはどんな人が多いんでしょうか。」
大古さん「一番多いのは釣りですかね。私もこれまではあまり釣りをしたことがなかったのですが、釣り好きの同期が多いのでたまに連れて行ってもらっています。ちなみに私の同期には寿司職人みたく本格的に握れる人もいますよ。(笑)
最近だと先輩方に誘ってもらって、船を貸し切ったサビキ釣りのイベントに行きました!」
Oさん「いいですね!楽しそうです!早く僕もその一員になりたい(笑)
もうひとつ質問なのですが、僕は社会人になってもヨットを続けたいと思っています。仕事とヨットの両立は可能でしょうか?」
大古さん「全く問題無いと思います!というのも実際私はヨットを続けていて、レーザーラジアル級のヨットを所有しています。多いときは毎週末乗っているんじゃないでしょうか。
ヨットの社会人団体にも所属していて、そこでは草レースを頻繁にやっているのでたまに参加して技術向上を図っています!
年齢を重ねてもできる生涯スポーツであることもヨットの魅力の一つですよね。」
Oさん「入社前にそれを聞けて少し安心しました。個人的にヨットを続けていくのはもちろんのこと、会社の方と試合に出場することも僕の夢の一つなのですがいかがでしょうか?」
大古さん「フルノ自体にもセーリング部があって、私も所属しています。ただ基本的に4,5人乗りのセールボートでの活動がメインで、2人乗りや1人乗りのヨットでの活動はやっていないので、、、
Oさんが入社されたら一緒にディンギー班を作りましょう!
それだったらいつか私と一緒の艇に乗って試合に出たりする日が来るかもしれませんね!(笑)」
Oさん「ぜひお願いします!他の内定者にもヨット経験者がいるので声をかけたいと思います!」
学生生活で虜になったヨット、これからも界隈を盛り上げたい
大古さん「ここまで色々とお話を伺わせていただきありがとうございました!最後にヨット好き学生の皆さんにメッセージをお願いします!!」
Oさん「僕は学生生活で虜になったヨットに生涯関わって、ヨット界隈を盛り上げていきたいなと思っています。なので現役の皆さんも部活引退で終わらずに生涯スポーツとして社会人になっても続けていって欲しいです!
一緒にヨット界を盛り上げていきましょう!」
ということで、これからのフルノを支えていく海・ヨット好きの金の卵二人に対談してもらいました。お二人のヨットを愛する気持ちや海が好きな気持ちがどんどん届いて、自分も少しマリンスポーツに関わってみたいなと思おうようになりました。
このようにフルノには海好きな方がたくさんいるので、同じく海好きな学生さんにはワクワク感を持ってエントリーしてもらえたら嬉しいと思います。
取材 大古 詩織
執筆 山田 大貴
編集 高津 みなと