「不登校とゲーム・ネット」親の疑問や不安に児童精神科医が解説する1冊
わが子が不登校になったとき、「学校へ行かずにゲームやスマホ三昧で不安です」、「何時間もゲームをしていて、子どもの成長に影響をないのか」など、親はさまざまな不安をおぼえます。また、インターネット上では、ゲーム障害、ゲーム依存症などの記事も散見され、悩んでいる親御さんはすくなくありません。では、不登校とゲーム・ネットの問題をどう考えればいいのか。ゲーム問題に詳しい児童精神科医の関正樹さんが、最新の調査研究や臨床事例を交えて解説する1冊を紹介します。(※画像は『子どもたちはインターネットやゲームの世界で何をしているんだろう?』関正樹 著)。
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ゲームと一口に言っても、最近はパソコンを使ったオンラインゲームからスマホで手軽に遊べるものまであります。また、インターネットもSNSだけでなく、動画の視聴や配信のほか、小説を投稿するものまで多岐に渡ります。それらを網羅的に解説したうえで、大人がその世界を知るために気をつけたいポイントについて取りあげているのが本書の特徴です。また、関さんが実際の臨床現場で接している子どもたちの事例が載っていることも目を引きます。
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日本で唯一の不登校専門紙です。創刊前年の夏休み明け前後に発生した中学生の自殺等をきっかけに、「学校に行くか死ぬかしないという状況を変えたい…