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自分の魔法に気づく


わたし「どんな魔法使いたい?」

考えると難しいけど、使えたら楽しいよね。綺麗だよね。

でも、なんの魔法にせよ、使えるようになってしまったら辛くなるよね。

使えるようになる瞬間からその後ずっと使えるとして、その時の決断で一生は大きく変わるだろうな。

その、自分が望んだ魔法の内容自体に後悔するかもしれないし、普通の人ではなくなってしまったことを屈辱的に思うタイミングも必ず来るだろうね。

その時はどうしようもなく死にたくなるだろうね。

m©️「魔法が使えないなら死にたいけど魔法が使えたらもっと死にたくなる」

だから魔法少女はつらいんだね。でもそこが魅力で憧れちゃうし、つらいことがわかった上でも魔法少女になる契約を結ぶ自信がある。そんな時が来れば。

1©️「魔法は使えないからいいのかも」

なりたいけど絶対なれない偶像だからね。でもなれないこともくるしいね。

匿名©️「魔法少女になれない魔法をかけられてしまった!」

?!!?!

私たちにははもう魔法がかかってたんだね。魔法少女になれない魔法。すなわち最上級の「死にたい」にはならないための「希望の魔法」。

現状に、すでに魔法がかかっていると考える。私たちは魔法をかけられた存在。それも、死にたくならないように前向きな「素敵な魔法」。

魔法がかかっている!もうすでに!
生まれてからずっと魔法がかかっていたのにやっと気づくことができた。

なんて素敵なんだろう!ときめいた!

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