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神経を焼き終わって年月が経過した歯が欠けたら

※人によっては痛々しい表現があるかも知れませんのでお気をつけ下さい。また書いている者は医療専門家ではなくWeb上の知見をお借りして推論立てているだけです。

虫歯の侵食を悪化させないために神経を破棄する処理を施した歯は耐久力が弱まるそうです。大抵、真ん中部分がくり抜かれた状態で神経の代わりに腐敗防止か何かの薬剤で埋められますね。

すると芯も失い耐久力が弱まった歯は、日頃さまざまな方向から加わる力に逆らう力を受け止めきれずに欠けたりする。カルシウムを取ればどうにかなるという話でもないのでしょう。

欠けた歯の処置パターン

神経が焼かれて耐久力が落ち、欠けてしまって口腔を傷つけかねない歯はどうすればいいのでしょうか。

簡単に調べると、奥の方の歯となるに伴って抜いて除去しなければならなくなる可能性がガンガン高まる空気になりがちであるということが薄っすらわかります。

そもそも、歯の状態によって処理方針が左右されるみたいです。葉が割れる原因だけで以下の5パターンもある。

●神経を抜いた後、被せ物をしていないことで歯が割れる。
●神経を抜いた歯が詰め物の状態になっていることで歯が割れる。
●被せ物をした歯の土台が太く、長く入っていることで歯が割れる。
●被せ物をした歯の土台が腐食して、周りの根が虫歯になり、土台が動くことが原因で歯が割れる。 
●噛み合わせの関係で、強い力が歯にかかることが原因で歯が割れる。

処理方法も、

●神経を抜いた歯で、歯が割れた範囲が根まで達していない場合。
●神経を抜いた歯で、歯が割れた範囲が根まで達している場合。
●神経を抜いていない歯で、歯が割れた範囲が根まで達していない場合。
●神経を抜いていない歯で、歯が割れた範囲が根まで達している場合。

神経が残っている場合でも、残すかどうかは割れた部分が今後雑菌に侵食されないような処理を施せるか如何によって除去しなくていい場合もあるようですが必ずしもそうではない。

現代では3Mix-MP法やドックベストセメント治療と呼ばれる処置の仕方によって神経が残せる場合があるとわかりました。実際の医療の現場でそういった専門用語が使われる、といいますかきちんと内容を説明されて施術されるような体制はあるのでしょうか。少なくともぼくは聞いたことがなかった。もちろんぼくには必要なかっただけなのかも知れない。

神経を取っ払ってしまいましょうという時だったら施術方法はあらかた同じであったように思います。例えば、

神経が除去できる状態に当該歯を加工する───────と書いて今まで意識してませんでしたが、歯の中央に一生閉じない穴を開けない限り神経を取り去る行為はできないですね。必ず麻酔を刺すとはいえ、かなりとんでもないことをしている───────そして、神経を取り去る───────この部分も下手に意識が残った状態および当然施術箇所に全意識が向く状態なため、歯科医がどのように施術するかを文字通り記憶に深く刻むことになりますね。とんでもないことをしている───────雑菌が入らないように掃除後、薬剤を詰める、経過を観察してどこかから雑菌が入る余地等はないか、本当にこのまま閉じ込めていい状態となったか判断する、金銭的に考えてどんな材質のカバーを被せるか歯科医と相談して被せる。

何度目かわかりませんが時に起こすだけでこれほどの威力を放つ行為をして歯科から帰って何も痛くないのだから現代医学の凄まじさを感じます。

歯根破折

歯は欠けるだけでなく割れてしまうこともある。

あるいは専門的な用語で表現すると歯根破折と呼ばれるそう。

ぼくは自分の歯が欠けたかなと思った際、先にこちらの症状にたどり着き、症例を調べてしまいました。

ぼーっと調べていたこともあり、ほとんどの症例で抜歯が必須となるような結果ばかりが示されたため、ああ歯が欠けたら抜かないといけないのかと心のなかに刻まれてしまった。

字をよく見ると根とかいてあります。つまり歯根破折とは、欠けるというか歯の尖った根本が真っ二つのようになってしまう状態。

確かにその状態であればもとに戻すという治療の存在を期待するには割と絶望的であるように感じます。歯に接着剤を流し込むわけにもいかない(もっとも現代医学の発展を思えば身体に害が少なく流し込める接着剤のひとつやふたつあるのかもしれません)。抜いてあげるのが残された口腔内にとって一番合理的であるように思えます。

各病院の症例では神経が残った状態で割れることもあるとわかりました。「神経が残っている歯が割れる」という字面だけでおおよそ想像を絶する痛みがあるとしか思えませんが……

上記リンクのように、割れたという健常ではない状態に追い込まれているため空いた隙間から雑菌が入り込み、よりえげつない状態になし崩しに向かってしまう。

歯根破折を治す

歯を失う原因の割合は歯周病が42%、むし歯32%、その他13%、歯根破折11%、矯正1%という報告があります。

個人的に歯周病の存在をよく解っておらず、いわゆる抜歯の判断が必要になる理由として半分近くを占めている歯周病が恐ろしく感じられてしまった。運がいいのかぼくは虫歯でしか歯を抜いたことはなかった。

また上記歯科のお話(HP内の)ではごく最近まで歯根破折に陥った歯は抜くしかなかったということ。

感染源が取り切れるのか、接着し密閉できるのか、それが維持し続ける事ができるのかの3つが治療のポイントになります。
(略)
保存の確立が高い症例、保存の可能性が低い症例、もしくは保存できたとしても長い予後が望めない症例を歯の状態から治療前に見極め治療の提案をしております。

専門家でない者にとって、状態を見極めるという行為は一切自分ではできないため───────最もどのような科の医療行為でも当然担当医がどの療法が適切な状態であるかを見極めるからこそ何かしらの料金が発生する何かをしてくれるわけですが───────異常を起こしてしまった自分の歯がいずれどのようなことになるかまで見越してくれた上で専門の技術を自分に応用してくれるに越したことはない。

見極めに不安がある場合セカンド・オピニオンという便利な選択肢が消費者には与えられていますが、実際にセカンド・オピニオンを取り付けるに至るまでの行動はかなりの負担となる。

これまで信頼していた、あるいは信頼に信頼を積み重ねた場所とは異なる医院をゼロから探さなければならない。さらに最終的に信じた相手の見極めが本当に正しかったかどうかは時間経過するまでわからない。良くも悪くも評価が一瞬で野を駆ける時代であるため、適当な医療が施されることはあまり見られなくなったと思いたいものですが実際にどうなのかは解らない。

歯根破折だと抜歯後にインプラントやブリッジとか方法が確立されているようですが、「抜いて即接着剤で接合して戻す」というやり方まである。

どういった医局に関われるかによって患者の本当の安寧も左右される。仮に、人がいい医者だったならどんな治療でも良かったと思えたのであれば充分幸せなことであるようにも思えます。

お読みくださりありがとうございました。

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