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映画「白爪草」がオンライン上映解禁されたため買ってきた話 序

2021/01/30から映画「白爪草」のオンライン上映が解禁されたことに伴い、入場券である視聴チケットを買ってきました。

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2169564

※埋め込みリンクとならないようなので、もし観たいと思われた方がいらした場合は上記URLをお使いくださると良いように思います。

※また、このnoteは感想としては導入なため内容について抑えられ気味になっているはずではありますが、説明のために必要な場合まだ内容を観ていない方への考慮をしていませんのでご注意下さい。

白爪草という映画

白爪草とは2020年秋に公開された映画。実在の人間が俳優として演じてはおらず、バーチャルYouTuberと呼ばれる非実在の存在が主役その他を演じていることが大きな特徴です。主役は電脳少女シロさん。

考え方としては、仮想世界で演技をしている被写体たちを何らかの方法で人間世界から撮影した。そういう捉え方が上手く出来ない場合、全編CGで描かれたアニメーション映画として観るのでも楽しみ方が損なわれることはないように思いますが個人的に推奨はしません。

オンライン上映について

ぼくは金曜日の21時以外に全くと言っていいほど映画というコンテンツを観ないため、当初そこまで気にしてはいなかったのですが、3984円という値段は恐らく生身の体で映画を見に行く場合の2倍ぐらいの数値。

ただこの上映会ですが時間や(おそらく)リージョン等も気にせず自分の好きな時に観られることが特徴。しかも上映サイトの説明を一部引用すると、

2020年秋・劇場にて公開された映画「白爪草」のオンライン上映会が開催!本上映会では、デジタル修正版劇場公開版の2作品を公開。さらに、出演者・制作陣による作品の見所紹介や感想パート

コンテンツが3つ含まれていることがわかります。ぼくは現時点ではまかり間違って致命的な内容にあたってしまわないために、買った後に推移できるページにおいて先んじた場所までは一切シークバーを動かしていません(オンタイムで視聴していなかった)ので、感想パートというものが映像コンテンツ後にも含まれているのかどうかを存じ上げませんが、仮に含まれているのであればさらにもう一つ視聴できることになる。

この値段にはそういった意味があるのかも知れません。もしくは購入者に対して恐ろしく信用設定を投げかけないとアカウントをつくらせようとはしないチケットぴあのシステムを利用するためにはそうしなければならなかったという予測。こちらについてはそれだけでひとつのnoteが書けそうなくらいカルチュア・ギャップを与えられたため後日書こうかと思っています。

また

本販売で取り扱うチケットは Go Toイベントキャンペーン対象 です。
表示販売価格は、キャンペーン適用後の割引価格となっており、2割もしくは最大で2,000円の割引にてご購入が可能です。

購入段階でこちらの適用が受けられることも大きな特徴。なにか世界にとって合理的なエンターテインメントに参加できた気になんとなくなれるかもしれません。

映画の感想・序の序

この文を書いている時点で、筆者は主人公2人がテーブルを挟んで対峙して座っているシーンまで観ました。

まず映像コンテンツでは出演者たちによる上映会開催に寄せての話を聞けるようになっています。そちらは内容についてほぼ触れないように考慮されていますが、ぼくは上記のようにかなり警戒していたため意図的に話半分に聴けるようにしていました。もちろん今回とは別に後ほど、そちらも含めた感想を書きたいと思っています。

まずホリプロが作っていることに驚きました。

OP映像は男の息や一人称視点のあるじと思われる女の声。タイトルロゴが登場します。

題名である白爪草は、当初ぼくは

しろつめぐさ

であると思っていましたが、

しろつめ”く”さ

であるよう。

さらにいうのであれば市井の抱いた印象としては「しろつめぐさ」を漢字にした際、

白詰草

という表記を連想するであろうとされること。

映画の題は「白爪草」です。爪という字になっている。凶器や狂気を連想させる可能性があります。

ぼくはなにか物語を体験する際、内容が明かされることについて徹底的に避ける傾向にあります。そんな自分ながらこの映画の内容がサスペンスであることを知っていた。

周りに、そこまでバーチャルYouTubeな世界について常識として知って入るものの、どっぷり肩まで浸かるような生活をしている知人はぼくにはあまりいないため、おそらく普段遣いしているSNSやなにかで断片的にそういった事前情報を掴んでしまい、累積的に知識が集まった。

白爪草を観たいと思った動機

また自分語りが続いてしまい恐縮ですが、上記のような断片情報がぼくの中に降り積もる中、もこ田めめめさんの紹介の仕方が印象に残っていて、自然と映画に対する印象が上がっていったように思っています。

あるいはぼくの中で、もこ田さんを意外と物事の真偽を図るためのバロメータとして重点的な位置に置いているのかも知れません(身勝手な話です)。

なにかエンターテインメント業界にあるようなギラギラとした売り方をしているようには見えなかったことも大きな理由でした。あるいは上映当時のぼくにとって、なんとかバーチャルYouTuberたちが世界に対して少しでもエンターテインメントを与え続けようと努力していた様に打たれたのかも知れません。そんな美辞麗句は後からなんとでも言えますね。

……ロゴについての続きです。

主役である電脳少女シロは英語表記だと「SIRO」であることが特徴だと捉えています。

企業こそ違いますがバーチャルタレントの先輩であるキズナアイ(Kizuna AI)さんのように、ボーカリストとして動く際はSIROという表記がされている。

上記リンクの歌は、時に猟奇的な一面だったりと特異なパフォーマンスを全面に押し出す事が多い彼女のリリースしたコンテンツの中でもとてもシリアスに仕上げられた、2019年を代表できるジャパニーズロックだと思います。

また折に触れて、四十六という数字でなにかを記念することも多い彼女、自身の象徴である四という数字とSIROという単語のアルファベット四つが重なり合うことに何かしらの意味があるということなのでしょうか。

日本人にとっては死を連想されるため、病室や部屋番号では意図的に避けられていることも多い数字です。

また白爪草という単語は英字表記するとSIROTSUMEKUSA。細かいことですがTUMEではない。極個人的なことですが、仮に表記するのであればTUMEのほうが好きです。SIROに合わせてというよりは、普段からそのようにキーボードを叩いているため。

ロゴだけで様々な感想が持ててしまうのですが、これからさらにどんなことを想像させてくれるのでしょうか。楽しみで仕方ありませんが容量のラインを大幅に越えてしまったためまた次回に。お付き合いありがとうございました。

概要

最後にオンライン上映中のサイトによる説明を引用して付記します。

映画『白爪草』について
主演:電脳少女シロ
声の出演:花京院ちえり、神楽すず、カルロ・ピノ、もこ田めめめ、ヤマト イオリ
主題歌:「狂い花」/SIRO(電脳少女シロ)
制作・配給:株式会社ホリプロ
本作は、2020年9月19日から2週間限定で池袋HUMAXシネマズ・109シネマズ大阪エキスポシティの2館にて上映された。池袋HUMAXシネマズの週間映画ランキングにて1位を獲得。
全キャストをVTuberが務めるという世界初の試みを果たしており、(略)様々なエンターテインメントの度重なる延期・中止が続く中、楽しんでいただけるコンテンツを提供するというコンセプトのもと制作された。 また、エンタメ業界支援のため収益の一部の寄付を行うことも発表している。


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