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家事の難しさ~専業主夫になって気づいたこと~

家の掃除や洗濯、お買い物、料理、片付け、家計簿…
一概に家事といってもやらなければならないことはたくさんあります。
そしてこれらの仕事に休日はありません。

まずはこの場を借りて、いつも家事を行っていただいている方々に大きな感謝を伝えたいと思います。
”いつも家族を大切に思い、毎日頑張ってくれてありがとう”

今回は仕事中の交通事故により急遽2週間休業となり、その間専業主婦となったぼくが体験し、気づいたことを書いていきたいと思います。

特に実家暮らしの方や、ぼくのように家事を任せっきりになっている方に是非読んでいただきたいです。

1.わが家の紹介

わが家の構成員は、

ぼく・・・公務員。週5日通常出勤。

お妻様・・・団体職員。ほぼ週5日在宅勤務。

幸い二人とも休日は土日祝なので一緒に家事をしていましたが、平日はほとんどお妻様に任せっきりになっていました。

そのため、ぼくは今回の休業がお妻様の負担を減らすいい機会だと考え、
「家事全般やらせてください!」と申し出ました。

2.家事の一日のルーティーン

朝の支度
6時半ごろに起床し、朝ご飯を作ります。
そして、簡単な掃除と洗濯をし、ごみを出しに行きます。

午前中やること
スーパーのチラシなどを見て、お昼ご飯と夜ご飯を考えます。
今日買うものをリスト化し、お買い物に出かけます。

午後やること
買い物を終え、お昼ご飯を食べ終えて一息ついたら、夜ご飯の仕込みを始めます。
洗濯物を取り込み、夕方になったら夜ご飯を作り始めます。

夜やること
夜ご飯を食べ終わったら後片付けをして、次の日の予定を確認します。
また、家計の収支を確認し、無駄使いが無いかチェックをします。

3.実際は・・・

文章にすると「これだけ?」と思われるかもしれません。
しかし、上記はあくまでルーティーンであって、毎日イレギュラーなことがたくさん起こります。
そして家事の合間に通院や仕事、趣味の学習といった自分のこともしなくてはいけません。

家庭・お妻様・自分

この3つのことを常に考え、同時進行で物事に取り組まなければいけない。

わが家には子どもはいませんから、まだ負担は少ない方かもしれませんが、仕事とはまた違った意味で疲れることもあります。

そして家事に休みはありません。
仕事に例えると毎日が出勤日です。

4.家事とは

家事とはマルチタスクです。
複数の作業や思考を同時並行、短時間で切り替えながら行わなければいけません。
ひとつの仕事に時間をかけ、集中して行うことは物理的にほぼ不可能です。

そのように考えると、ぼくの今までの仕事はシングルタスクだったのかもしれません。

また、家事はどれだけタスクをこなしても、ノルマをこなしても、納期に間に合うよう全力で頑張っても、報酬はありません。

仕事のように定時になったら解放されるということもなく、休日が保証されているわけでもなく、常に家庭・家族・自分のことに同時進行で取り組まなければなりません。

家事はけして楽な仕事ではありません。

「家事なんか昼寝時間もあるし楽勝だよ」なんて言う人が居たらハリセンをもってぶっ叩きにいきます。

5.気づいたこと

お妻様は在宅勤務をしつつ、ぼくが気持ちよく出勤できるようサポートをしてくれていました。
常に家庭・ぼく・自分のことを考え、自分の仕事と同時進行で家事をしてくれていた。

ぼくの母は専業主婦だったけど、休日でさえ朝5時には起きて家事をはじめ、夜は誰よりも遅くまで起きていて家のことをしてくれていました。
どんなに疲れていても、その姿をぼくに見せることは決してなかった。
ゆっくり座って休んでいる姿なんて見た事無かったなぁ。。。

それでも、お妻様もぼくの母も、学校や仕事から帰ってきたら笑顔で迎えてくれました。
愚痴を言っても嫌な顔一つせず親身になって聞いてくれました。

このことに気づいたとき、これまで申し訳なかったという後悔といつもありがとうという感謝で胸がいっぱいになりました。

6.おわりに

今日は通院が終わったあと買い物に行き、お妻様のリクエストでチンジャオロースを作りました。

はじめて作った料理だからなんだか不格好で時間もかかっちゃったけど、お妻様は美味しそうに食べてくれました。

「作ってくれてありがとう。すごくおいしかったよ。」
この言葉と笑顔がぼくにとって最高の報酬です。

お妻様やぼくの母をはじめ、家事を行ってくれている人はきっと、

”大切な人の笑顔が何よりの報酬であり、幸せ”なのではないかな。

ぼくはこの日のチンジャオロースの味を忘れないと思う。

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もう少しでぼくの休業期間も終わり、頭痛や吐き気などの症状が無くなったら通常出勤に戻ってしまいますが、これからも出来る限りの家事をしていきたいと思います。

繰り返しになりますが、いつも大切な人のために家事を頑張ってくれている方々、いつもありがとうございます。
でも、疲れたら無理せず休んで周りを頼ってくださいね。

これまで家事をしたことがなかった方々、ぜひ明日から自分の出来る範囲で家事に取り組んでみてくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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