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みんな「本」という物体をどう処理してるのかな?

今日もどんよりと寒い日。モチベーションが上がらなくて早々と大掃除を断念宣言します。

実は今年は織り仕事が12月10日に一段落したので、懸案だった本棚の整理をしたかったのです。自宅である古民家は床の強度が心配なので、本棚を納屋や納戸を含めて6か所に分散設置しています。これでも昔と比べると絶対量は少ないです。実家に帰ってきた時に溢れる本を全部収納することは不可能だと思ってずいぶん処分して、これからはデジタル本か文庫本しか買わない、図書館にあるのはそこで読む、と決めたのです。が、最近通信制大学でのお勉強で必要な参考文献はデジタルが無いことが多く、徐々にまた量が増えつつあります。

その中で、これだけは捨てるはずが無いという80年代アメリカ女流作家たちのSFファンタジー本類が探しても見つからないのです。これはハヤカワ文庫とか創元推理文庫などの廉価版が多く、すぐに絶版になったりして捨てたら二度と入手できないジャンル。時々無性に読みたくなるのだが、文庫本って嵩が少ないから探すの大変なんですよね。最近はわざわざ中二階の納戸に梯子下ろして行くのが面倒でアマゾンに中古があればそれ買ったりして。以前整理した時に『遥かなる賭け』メリッサ・スコット著は3冊同じのがあった、ふぅ。

さて、本棚の整理をしようと思ったきっかけの『妖女サイベルの呼び声』パトリシア・マキリップ著は、大掃除しつつ本格的に探したのだがどこにも見当たらなかったのです。その他の作品群もごそっとない。中二階の納戸は最終保管場所で「たぶんもう読まないだろうけど捨てたくない」本を段ボールに入れて保管する場所。たぶん間違ってあるいは覚悟を決めて捨ててしまったのだ、覚えてないけど。。

私は結婚した時に洋服箪笥の代わりに本棚を嫁入り道具として持参した。ご両親と同居だったので本棚とばれないようにお洒落な戸棚仕様のものを。その時にずっとコレクションしていた雑誌掲載のレアな少女漫画、つまり竹宮恵子や萩尾望都などの雑誌に初掲載された大判を丁寧に切り取って自分で表紙をつけたお宝品は、ほとぼりが冷めたら実家に取りに行くつもりで残してきたのです。その年は長女の私が結婚し、父は定年退職して赤穂に移住し、妹たちも引っ越しするという怒涛の年でした。私がほとぼりが冷めて実家に宝物を取りに帰ったら「えっ、あれもう要らないんじゃなかった?」
きちんと段ボール箱に入れて梱包しマジックで内容物も書いてあるモノを誰が捨てたのか!親も妹も責任を擦り付け合ってうやむやになったけど、今でも思い出したら悔しさがつのる。

もうすっかり本棚の整理をする気を無くし、こうやってぼやいているけど、考えてみたら誰も見向きもしないような古本は、この世に存在する必要は無いのかも。私自身が二度と読まないと思う本は読み終わったらさっさと綺麗なまま古本屋に売るのがベストです。万が一また読みたくなったらまた買えばいい。でも昔から保存している古本屋が見向きもしない色褪せてしまった本はどうする?捨てるのはあまりに心が痛む。このまま無駄に場所をとるまま置いておいて、私が死んだ後に娘に処分させようか?それともドラム缶ストーブの燃料として少しずつ燃やしていこうか?
なにか良い方法があったら教えてください。


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