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UIしか見えていないサービスデザインは危ない

意味のあるサービス作りをする

「サービスがクローズする」その裏には事業としての投資をし、様々な開発メンバーがこのサービスはリリースした後に世の中にとても意味のあるサービスになると信じて頑張って開発しています。できればどのサービスもリリース後、大成功を収める結果が得られればいいのですが、ほとんどのサービスは無くなってしまいます。デザイナーの立場からできることは、UIを作るところに留まらず、そもそも「価値」があるのか「ストーリー」はいいのかから考えた方がいいと思います。優秀なUIデザイナーが作ったとしても「価値」も「ストーリー」も良くない状態では誰も使ってくれない可能性もあります。

プロジェクトメンバーで評価軸を揃える

サービスデザインを行う上で、意外と浸透していない考え方で「価値」「ストーリー」「UI」を分ける考え方があります。プロジェクトメンバーでこの認識が揃えられるかどうかでプロダクトのクオリティが大きく変わってきます。

「価値」は「こういうサービスがあったら使ってみたいか」の概念評価、「ストーリー」は「こういう体験で提供されたら使いたいか」の体験評価、「UI」は「使いやすいか」のユーザビリティ評価といったそれぞれプロトタイプを使った評価があります。

「価値」「ストーリー」「UI」_img-1

適切な課題設定で、無駄な改修を防ぐ

「価値」「ストーリー」「UI」を分けなかった場合、「価値」が良くないのか「ストーリー」が良くないのか「UI」が良くないのか分からず、プロダクトの評価が悪いと、往々にして「UI」の部分の「ユーザービリティ」を改修する方向にプロジェクトが進みます。

もし「UI」ではなく「価値」や「ストーリー」に問題あった場合、良かった「UI」の部分を無駄に改修し、さらにプロダクトが良くない方向に進んでしまう可能性もあります。

よくない方向に進まないために

プロダクトがよくない方向に進まないために、一度立ち止まって「価値」がペルソナに受け入れられているのか?「価値」が問題なければ、提供する「ストーリー」はペルソナに受け入れられるのか?を考える視点も大事だと思います。

「価値」「ストーリー」「UI」_img-2

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