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メンヘラ読書記録#11 伸びる子どもは〇〇がすごい 叱る叱らない論

「叱る」「叱らない」の対立は以前からずっとされてきたと思います。
当然いろんな考え方があり、最近では「叱らない」が大きく取り上げられているような気がします。


この本は「叱る」推しです。
簡単に言えば、

「今は逆境に負けている子ばかりだ。小さいころから叱って耐え、強い心を身に着けよう!」


それを言いたいだけの本です(大雑把ですが…)。

マインドマップにまとめました。と言ってもなんだかわからないかもしれません。まあ、自分のメモなのでね…

メンヘラの私からしたら、「叱られたら辛いわ!!」という気持ちです。イヤですよ。
学校の先生から・親から・同僚から…誰からだって、叱られたら落ち込みますよ。自分は立ち直るのに時間がかかる。だからその日は家で下を向いてブツブツ言っていることが多いです。
もちろん、今は自己開示できる場所があるので、時間がたてば復活します。とりあえず寝たら復活して、新しい気持ちで出勤ができるのです。

そうです、「レジリエンス」の話ですね。教員なら知っているはずです。

重要なのは、小さいころから成功ばかりさせないで、失敗経験もさせて、時には叱り、だめなことはきちんと伝える。そして、復活できるように大人が声をかける。励ます。
できることなら感情コントロールの習得、かな。感情的になるのではなく、失敗したのは仕方ない、よし、じゃあ〇〇しよう!と建設的になれることが大事ですね。(本より)

メンヘラになってしまった私はできないのでしょうか。それはわかりません。
いつだって学び直しができます。きっと練習していけば、私もより早く立ち直れる人になることでしょう・・・(?)

ただ「子どもたちの様子を見てきちんと叱るべきた」「叱る必要はない」と、叱ることをゼロヒャクで考えてはいけないのではないか、と思うのです。

例えば、教室の机がぐちゃぐちゃ…「つくえをそろえなさい!」と叱る。
私は必要ないと思います。
ある本に書いてましたが、授業開始のあいさつで「机をそろえましょう」と当番に毎回言ってもらえばそれでよいのです。
子どもたちは床に書いてある目印を見てきちんとそろえます。
そろえ方がわからなかったら「教え」ればいいのです。
叱る大きなデメリットはネガティブ思考になる・雰囲気が悪くなることですからね。

しかし、命に関ることや、肉体的精神的に傷を負うようなことは、間違いなく叱らなくてはいけないのだと思います。

大人同士でも、叱るということがあると思います。
これはもっと難しいですよね。配慮なく叱ってパワハラになったり。

叱るという行為は方法も様々。そして基盤にあるのは信頼関係。親と子ども、教師と子どもの関係づくりができていてこそ行えるものだと思います。


やっぱり叱るって難しいですね。

怒るは感情的になっている、叱るはなっていないという話をよく聞きます。
でもどうでしょう。

自分では「叱っている」つもりでも、つい声が大きくなったり、早口になったり・・・。ありませんか?
結局感情的になることは多いのでは。
ネガティブになるだけで、叱られた人が得るものはないです。

叱るは緊張を生みます。
インクルーシブ教育と言われている中、教室にいられなくなってしまうような空気になってしまうこともある。

もっと冷静に、教師が「一緒に考えよう」という姿勢を持つことが大事なのではないでしょうか。

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