見出し画像

【売上増】売上げはハードルを徐々に上げていくように増やしていく

商売において、売上げを右肩上がりに増やしていく際、簡単に超えられるハードルから徐々に高さを上げて増やしていくイメージで、という話

「売上げが足りてない」

10年前に会社を引き継いだ際に感じた所感だ。

その他にも多額の借金やら回収できない売掛金やらと色々な問題に直面していたが、とにもかくにも売上げ自体がまったく足りていないことが根本的な問題であった。



ビジネス書を読み漁り、なんとか浮上のきっかけをつかみたい焦りはあったが、なにも生み出せていない状態の会社がいきなりV字回復するようなミラクルが起こることはなかった。

冷静に考えなおして「今できること」にフォーカスし、ようやく歯車はゆっくりと前進しはじめる。



現状を観察して小さくとも確実に売上げにつながっている仕事が何かを割り出してみる。これが最初の超えるべき低いハードル。

売上げを増やすにはそのハードルを数多くこなすことでわりと簡単に実現できる。



弊社の場合、その当時はガラスやサッシの修理というのが比較的多く、売上げこそ小さいが、需要にマッチすればほぼ確実に受注できる分野の仕事であった。

そこでなけなしの資金を投じて、地元のフリーペーパーで広告を出してみたところ、問い合わせは急増。急に忙しくなったのだが、その要因のひとつに会社の存在を世間に忘れられていた、という点があった。



長く地元で商売をやっているゆえ、皆知っているだろう、というのは会社側のおごりである。人はよほど意識しなければ無名な会社など認識していないのだ。

フリーペーパーの広告によって、小さなハードルを越え、会社にも小銭が入るようになる。その資金を元手により多くの情報を広めるために、「看板」程度にと以前つくった粗末なホームページをリニューアルすることにした。



ホームぺージを更新してもすぐに問い合わせが増えたわけではないが、少しずつ小銭が入るたび、バス広告やDMなど会社をいかに知ってもらうかを前提に露出を増やしていったことにより、徐々に売上げは増えていった。

増えた売上げから借金を返済し、設備などを整えながら転がり始めた売上げは年単位で大きくなっていった。



それでも微増の右肩上がりであったが、いつしか会社の預金残高を気にしなくともなんとかなるところまで回復した。

まずは簡単に超えられるハードルからはじめ、徐々に上げていくイメージは時間はかかるが確実に商売の筋力を上げてくれるゆえ、自社のとっての低いハードルは何か?という点から考えてみるといがいと道は開けると思うのだ。

できることから始めることで助走がついてくる。その助走で次のハードルを超えよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?