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【健康の前借り】不調をきたす前のアドバンテージを有効活用する

高い可能性で起こる問題に今から向き合い、取り組むことで少しでも回避する可能性を高めるポジティブな悪あがき、という話

去年から度々noteでも書いてきたが、現在、私は自身のひざに関する治療をあれこれと試している。

いくつか受診した整形外科にて「初期の変形性膝関節症」診断され、先天的にひざが人より状態がよくないことを知っていた私は「とうとうこのときが来たか」という思い。

中学2年の器械体操の授業で、他の生徒より少しだけ得意だったことをいいことに、調子に乗り跳び箱を側転飛びした際、前に飛んだ生徒が大幅にずらしてしまった着地用のマットレスを空中で確認してバランスを崩した。

そのまま危険な体勢で床にたたきつけられ、気がつくとひざがおかしな変形を遂げてしまったことを確認する。ひざのお皿、膝蓋骨とよばれる骨が外側に脱臼し、今まで経験したことのない激痛が走り、そのまま救急車で運ばれる事態となった。

脱臼はアクシデントではあったが、その後の検査で両ひざとも先天的に人より外側に位置しており、この件がなくとも日常生活のなにかしらの衝撃で同じように脱臼していた可能性は高かったそうだ。

10代で右ひざ、30代で左ひざと手術をし、膝蓋骨をできるだけ中心に寄せる施術を経験したが、それでもそれぞれの病院で宣告されたのは「将来、痛みや変形が出る可能性がある」とのことだった。

その将来の入り口が今である。

完全に変形が完結し、歩けないような状態ではないにせよ、右ひざは痛みを伴いながら変形が進んでいるのを自覚していた。右ひざは曲げる角度が年々制限され、今では正座やしゃがむ動作ができなくなっている。

これは変形をかばうように日常生活をながく送ったことによる影響もあり、筋肉やじん帯が凝り固まって起こる症状ということもあり、地道な筋トレやストレッチによりある程度緩和することができる。

直近の診断により判明した現状と対処法により、1年近く筋トレやストレッチを毎日1時間程度おこなったことにより、だいぶマシになった。

しかし、他にひざの状態をもう少し良くする方法はないかとあらゆる方法を試したところ、ひざに自身の血液を培養して凝縮させた成長因子を不具合のある個所に注入して回復を促すPFC-FD療法なる治療法に情報を得た。

今日がその注入日なのだが、その効果の持続期間は個人差もあるが平均して1年から2年程度らしいのだが、その間のアドバンテージを利用して筋力アップをはかったり生活改善を促すことでひざの状態が悪化することを先延ばしにするというわけである。

喉元過ぎれば熱さを忘れる、ではないが、痛みがやわらぎ、一見状態がよくなったように感じるのも一定の期間である。その間、自身がどう取り組むかでその後の方向性は変わるのだ。

現在問題になっているコロナ融資ではないが、会社の経営も融資やその他の資金が補填された時点で問題が解決というわけではない。その猶予期間に根本である問題を解消し、自己資金で運営できなくては再び窮地に陥るのだ。

世の中の様々問題もそうだが、結果的には問題に向き合い根本的な解決に向けて努力しなければ意味はない。

目の前の現実をどれだけ直視できるかということだが、注射が嫌いな私はおそらく今日もひざに打たれる注射の針は直視できないだろう。

問題解決には現実逃避ではなく、現実直視からはじめる


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