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【里帰り】シングルファーザーの1週間初日

普段生活が一変した際に気づくことがある。いなくなってあらためて感じるパートナーのありがたさ、という話

タイトルは一見、わたしが離婚したかのようになってしまったが、そうではない。

卒業式を終えた双子の息子たちと妻が、今日から妻の実家である大阪に帰省りする。

わたしと長男が家に残り一週間を過ごすのだが、長男がいることで羽を伸ばすことはないだろう。



コロナ前は、主に年末年始と夏休みに2週間程度ずつ子供を連れて妻が帰省していて、わたしにとっても妻にとってもいい息抜きになっていた。

よくまわりからは「ひとりは大変じゃない?」と心配されるのだが、身の回りのことといっても自身の一人分のことだし、結婚する以前は10年以上一人暮らしをしていたこともあり、何ら苦でもなく、むしろ束の間の静かな日常はパラダイスであった。



妻も実家に帰ることにより、家事や育児というせわしない日常から解放され英気を養うには最適な休暇となっていた。

わたし達夫婦の円満な関係の秘訣の要素だったかもしれないし、このサイクルはガス抜きとして作用していたのだ。



だが、コロナ禍に入り、実家への帰省をしばらく自粛していた。だからといって家族の雰囲気が悪くなるということはなかったが、それでも今までのサイクルがあったがために、お互い「たまには羽を伸ばしたい」というのは考えていたのだと思う。わたしだけかもしれないが。



だが、今回からは中二の長男が部活を理由に残ることとなった。そうなると羽を伸ばすどころか、洗濯や食事の用意など長男中心に一週間が構成されてしまう。

期限付きだが、シングルファーザーのような体験になると思うが、仕事をしながら生活のあれこれを考えるのは大変だと思うのだ。

一応、長男には洗濯のしかたを伝授したが、それもどこまで期待していいのやら。



わたしは普段、朝6時前には家を出てしまうし、帰宅は7時過ぎ。共働きの方々はこんな感じのタイムスケジュールなのかと思うと苦労も想像できる。

いかに普段妻に甘えていたかを思い知らされそうだが、たった1週間の疑似体験だ、なんとか乗り切ろうと思う。

一時的な環境の変化で、新しい視点を手に入れる。そんな余裕があればいいが




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