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シークレットブック本屋が欲しい

他の人があまり読んでない、自分にピッタリな本を読みたい。読みたい本だらけなのだけれど、他の人が既に読んでると読む気が目減りする。でも、結局、読みたさに負けて、他の人が既に読んでる読みたい本を読んでしまっている。何故かというと、本屋やAmazonで目につくのは、他の人が既に読んでいて評判が良いものが多いことも一因だ(その評判に負けてしまう自分の弱さも一因だ)。ならば、評判が分からない本屋があったらどうだろう。

ぴったりな本屋、ならぬカフェが池袋にあった。

本と珈琲 梟書茶房 [FUKUROSHOSABO] https://www.doutor.co.jp/fukuro/

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「シークレットな本屋さん」と銘打って、表紙を共通のブックカバーで隠し、表に簡単なコメントが描いて販売する本。選書者(なんといっても、あのかもめブックス店主・柳下恭平さんだ)への絶対的な信頼のもと、自分にぴったりなコメントを選んで購入する。そこで出会えるのは、僕が思う理想に近い本だろう。

過去にNUMABOOKSの内沼晋太郎さんもタイトルを隠して販売する企画を行っていた。

新宿・ヴィレッジヴァンガードに「中身がわからない」文庫本売り場 - 新宿経済新聞 https://shinjuku.keizai.biz/headline/786/

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個人的には、ここから更に一歩進んで、ジャンル別に本棚を設けて欲しい。選書についても誰か1人だけでなく、様々な個性的な人に選んで欲しい。そうして、選書のセンスがあうキュレーターと新たに出会いたい。

売れ筋は放っといても売れるのだから、そのまま販売すれば良い。良い本だけど、なかなか売れないなあという本こそ、定期的にコメントや選書者を変えながら、シークレットに販売して欲しい。Amazonには出来ないこと。

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