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お役人の大好きなアンケートは、お役人の業績を作るためであって、世のためではない。だから何も生み出さない。

 はっはっは。下記のニュースが話題になっていた。ざまぁみろってんだ。(注意:今日は言葉が汚くなります。ごめんなさい)

 でた、「フォローアップ」という魔法の言葉。断言してもいい。このアンケート結果はまとめられるだろう。きちんとまとめられる。企画した部署の業績として。そして問題点は抽出されるだろう。でも

「何も変わらない」


 誓ってもいい。何も変わらない。

 彼らはもはやわかりきっている問題を、誰もが分かっている問題を、わざわざ面倒で沢山の設問を用意して、何度も何度も何度もアンケートして、そして問題だー、問題だー、問題だーと「何度も発見」し続けるだけだ。何もしない。それで彼らの業務上の業績は生み出されるのだろう。出世レースになんらかの役にたつのだろう。

 でも、そのアンケート結果をもとに何かが変わることはない。というか変えるつもりなんてさらさらない。その良い例が少子化問題だ。むかーしに書いたエントリーがある。

 むしろ断言しよう。フォローアップと称して、何度もアンケートをやろうとする。前に言ったよね?

バカは一度始めると止めることを知らないので、それを何年も何年も繰り返すのだ。継続したアンケート調査とか、どうせ謳うんだ。PDCAサイクル?ふざけんな。その繰り返しが教員を、事務を疲弊させていることに奴らは気づかない。自分の部署での短い任期中に一つでも成果を出すために大学を使うんだろう? アンケート考えて、神Excel作って、大学に投げて、集計して報告書を書く。1年目は実態把握とか謳って控えめな結果にして、そもそも分かりきっていた問題点を洗い出したことにして、翌年はそれがちょっと良くなったように見える報告書を作ることで、何かがうまくいっているようにみせかける。ものすごく書き込みづらいExcel書類に教員が研究時間をつぶして書き込んで、事務が夜中に集計している姿なんて奴らは思い浮かべない。

https://note.com/ganotaluppa/n/n002bcecd4e9f

 そのうち大学で何度もアンケートをやって、答えが変わらなくなって目新しさがなくなってきたら、手を変えて学会にアンケートを送るんだぜ。もうアンケートをすることと、その報告書を作ることが目的となっていて、結果から何らかの政策をつくることなんて、彼らの目的にはない。断言したっていい。アンケートそのものが目的だ。だから、こんな馬鹿みたいで本末転倒なアンケートを大学に送ることが出来る。やつらは口癖のようにいう「研究者の皆様のために」と。ふざけんな。どうせ何も考えていない。これが何よりの証拠だ。 

 だってだよ、何度も何度も何度も本当に飽きるほどアンケートをして、分析して「令和婚で出生率が上がる期待がある」って、お役人はまじで言ってたんだぞ。信じられる?

“厚労省人口動態・保健社会統計室は「令和になった5月の婚姻件数は18年の約2倍あり、令和婚現象自体はあった。結婚を先延ばしした夫婦の出産時期も後ろズレしたと考えられ、その分、20年以降に出産が増える期待はある。動向を注視したい」としている。” 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53727740U9A221C1MM8000/

 もう答え合わせなんてするまでもない。でもあんなに何度も何度も何度もアンケートして導いた答えが「20年以降に出産が増える期待はある」だぜ。いったい、お役人のアンケートに何を期待しろっていうのだ!!!

 研究環境の改善アンケートだって、たしか、これで何度目かのはずだ。もう有象無象のことがあって覚えてないけど。何か変わった?何も変わらないでしょう?どうせ、アンケートをし続けて、長期的視点とかいって、分析したふりしてるんでしょう。研究者に寄り添っている振りをして、本当に考えているのは自分の業績だ。何かを良くしようなんて思ってない。教員と大学職員の時間をお役人の業績を作るための時間に利用されるんだ。本当に馬鹿馬鹿しい。

 というわけで、私はお役人のアンケートとやらが大っ嫌いだ。職務上、仕方なく入力しなければならないこともある。でも、そこから何も生み出されないことを知っているのに、入力するのは本当にやる気が出ない。本当、クソみたいな仕事だと思う。まじで、やめてくんないかな。

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