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【展示会】TATSUYA ART COMPETITION 2022

皆様こばようちわです。

最初にあんな事書いておいて次の記事がもう宣伝かよ、という声が聞こえてきそうですが、たまたま時期が被っただけです!
ほんとです!すみません!

いつも宣伝は主にTwitterでしているのですが……作品の解説や案内についてはTwitterの文字数だと短いので、こちらで書かせていただきたくて。

リプライが長ーく続くよりは、まとめてあった方が読みやすいかな~、とも思いましたので!

それでは早速はじめますか。


タイトル「休める時も病める時も」

自分の「日常」を詰め込んでみました

今回の展示会には「日常」という指定されたテーマがあります。

日常って何だろうな、と考えたときに浮かんできたのが「マグカップ」のモチーフ。そこから「自分自身の日常」を掘り下げて考えてみて、構図や配置するものなどを考えていきました。

構図を考えてる時に、このカップの中に雫が落ちてくる、というイメージがふわっと浮かんできたんですよね。

描かれているモノ自体はあまり捻っておりませんので、割とストレートな「日常感」が表現できたと思います。

タイトルについては、昔から家族の中では最も病弱で、子供の頃から病気と共に生きている所がありました。仕事↔休み+病気、が自分の通常ステータスなので、この名前をつけています。

画面に描かれているもの

私は春夏秋冬いつでもマグカップで飲み物を飲んでいます。職場でも家でも。作業中、休憩中、家での食事、それから寝る前。紅茶や緑茶などのお茶を飲むことが多いですね。

そして私は持病の影響もあって、よく体調を崩してしまうのですが……食欲が無いときに活躍するのもやはりマグカップです。
温めた牛乳やインスタントのカフェオレ、ココア、スープなど。少し回復してくると、そこにパンを浸して消化をよくしたものなどを摂っています。

オンオフ問わず、休んでる時にも病気の時にも、気がつけば日常的にそばに置いて使っているもの、ということでマグカップをメインに据えました。

自分の絵の最大の特徴であるトライバル風の模様は、今作ではメインのカップにのみ使いました。
じつは実際に愛用しているカップは黒のTHERMOSか白い無地のカップなんですが、そこは画面で映える赤色に変更してます(笑)


また僕の日常の中では、やっぱり絵を描いたり考えたりする時間や、何かしらパソコンなどの作業をする時間というのが大きな比重を占めています。

家だと気が散るので、集中して作業したいときには喫茶店やファミレスなどに出掛けることが多いのですが……その時に飲むのが大抵、カフェラテなどミルクたっぷりのコーヒーなんですね。

普段飲むのは紅茶や緑茶が多いのですが、そういった活動時間のお供に飲んでいるもの、ということで敢えてコーヒーを選びました。背景の古紙のような色づけは、実際にコーヒーを使用して白地を染めています。

構想中のクロッキー帳の一部。

またカップのそばに置いた宝石は、コーヒー豆の形にカットを施したスモーキークォーツです。これはいつも絵の素材に使う宝石を購入しているショップのひとつで、同じセット商品を2つ購入した際にたまたまついてきたもの。

ちょうど構想を始めたくらいに手に入れたので、「今回の石はもうこれしかない」と即決でした。正面からだと見えにくいですが、裏側から光を透かすと、茶のかった濃いグレーが綺麗な宝石です。

コーヒー豆の形の宝石。
石の背面部分には光通しの穴が空けてあります。


そしてカップの中身の色がやけに薄いのが気になる方も居たと思うのですが。この色と、上面で渦を巻く星は作業中に飲む「ミルク入りコーヒー」の表現。

上面の渦巻く星は正直、こんなに目立つようには入れるか迷ったのですが……。最終的に「銀河にもミルクにも見える」という理由で渦巻き状に思いっきり描きました。
石(鉱物)だけでなく星空や天文も大好きで、それらをただ眺めるような時間もやっぱり私の「日常」なんですよね。


使っている画材など

使っている技法は、大きく言えば水彩画。ただ自分の場合は正確に言えば「ミクストメディア」になるのかもしれません。
水彩絵の具の他にもアクリル絵の具、コーヒー、天然石(スモーキークォーツ)も使用しています。木製パネルに描いて制作しました。


今回はサイズ調整のため、この木製パネルは手作りしました。

最初はふつうの真四角で考えていたのですが、降ちる雫とカップ、豆のバランスを取ったときに、自分の中ではどうしても斜めにするのが一番映える位置になるなと。

なのでひし形にするために、対角線が規定サイズ内になるよう計算して、ホームセンターで木材や板を買って組み立てました。

ちなみに計算ごとは超苦手なので、寸法出しには計算サイトの力を借りました。サイトやプログラム制作者の方に感謝!

枠づくり。案外キレイに接着するのが難しい。


下地はいつもの胡粉ジェッソに通常の白ジェッソを混ぜたもので、乾きかけに軽く叩いて細かな凹凸をつけてあります。そこにパソコンで作成した下絵を転写、溶いたコーヒーと、青の水彩絵の具で大まかな下色を作りました。

描き込みは主に水彩絵の具でやっています。模様部分は水彩絵の具をいい具合に水で溶いたものを、付けペンにつけて描いています。

また画像だけだと分かりにくいのですが、金やイリデッセンス系の絵の具を星空部分に使っているので、角度を変えるとキラキラします。この辺は原画を見れる方にしかお見せできないのがちょっぴり残念ですね…。

それから、モチーフでも説明した天然石。
最近の作品の多くに石をはめ込んでいるので、今作もそれを踏襲しています。

ただ、今回はファセットカットというダイヤみたいなキラキラ輝く石は使ってません。

私の日常は、どちらかというと賑やかよりは静かめな日常なので、全体に落ち着いた・くすんだイメージでまとめたかった事もあり。今回はコーヒー豆にのみ、石を使いました。


参加している展示について

今回参加している「TATSUYA ART COMPETITION 2022」は、その名の通りコンペティション形式の展示会。

つまり、最終的には出展された作品たちに順位づけがなされます。

ご来場いただいた方や、Web上で閲覧いただいた方の投票と、売れた場合には販売金額に応じた票数が入る→合計した総得票数で順位が決まるそうです。

会場や会期はこちら。
力作ぞろいの展示会ですので、行ける方は是非、生の作品の良さを体感して欲しいですね✨

【Gallery龍屋】
愛知県尾張旭市柏井町公園通542
2022/12/3(土)~12/17(土)
AM11:00~PM6:00(会期中無休)


現地に行けない方のための、出展作品一覧と遠隔投票フォームはこちら。

「No.135」が私に割り振られた作家ナンバーなので、一覧では下から探したほうが早いです(*´v`)

投票の際には作家さんにメッセージを添えられます。150点以上の中から4票分に絞るのは大変だと思いますが、ぜひご一緒に参加していただけたら嬉しいです!

気に入っていただけたら、僕の作品にも投票やご購入をぜひ!お願いいたします。


それでは、だいぶ長いこと語ってしまいましたが今回はこの辺で終わりたいと思います。次回は何を書こうかな。

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