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新卒2ヶ月目!デザイナーたちの奮闘プロジェクト

こんにちは!
株式会社ウエディングパーク デザインチームのがりさんです。
この春入社した新卒1年目のデザイナーです🌸

先日、ウエディングパークのデザインチームビジョンが
「幸せであふれた時代をつくる」に決定しました。(制作背景はこちら
そしてこの度、このチームビジョンをビジュアルに落とし込みました。

今回はこのプロジェクト、ぶいプロについてご紹介します!

1.なぜビジュアル化が必要だったのか?

私たちデザインチームは、全社のビジョンである「21世紀を代表するブライダル会社を創る」、そして「デザイン経営の浸透を先導していく」というミッションのもと全社を牽引する存在です。

前回の投稿でお話した通り、先日デザインチームのビジョン
「幸せであふれた時代をつくる」が決定しました。

その話し合いの中で、「時代をつくることを目的にするのではなく、時代をつくる「組織」をつくることが大切」という社長のお言葉がありました。
この組織をつくる、を強調するため「デザインチーム」という言葉を入れるかどうか話し合った結果、
「組織」を強調する部分は合宿後にビジュアルで表現することに決定しました。

幸せであふれた時代をつくるデザインチームとはどんな組織なのか。
そして、デザインチームがつくるその未来言語化しきれない温度感を可視化することで、チーム内外でその認識をそろえ、共有するために始まったのが
チームビジョン(Vision)ビジュアル(Visual)化プロジェクト=ぶいプロです。

このプロジェクトは、立候補した新卒デザイナー3人主導で行われました!

2.プロジェクトの流れ

○事前準備
まずは、デザインチーム全員でどんなビジュアルにしたいか
写真共有サービスなどからイメージを持ち寄り、ビジョンに合うデザイントーンや、ビジュアル化のために外せない要素をアツく議論。
チームの意見を集約したイメージボードを作成し、ビジュアル作成にすぐ取り掛かれる状態にしました。

チームビジョンを表すために大事にした・必要だった要素
 ・組織をつくる(最重要)
 ・多様な幸せがあること
 ・ビジョンを実現していく覚悟
 ・幸せの要素、象徴、モチーフ
 ・幸せは、結婚するふたりだけでなく、
  その周りや未来にも連鎖していくということ


○スケジュール決め
クオリティはもちろん大事。しかし、通常の研修や業務がある中で、2週間の期限で完成しなければいけません。時間との勝負!
プロジェクトメンバーが決まってすぐに2週間のスケジュールを立てました。

一度、想定されるタスクを全て洗い出してからスケジュールを考えると予定が立てやすいです


○ラフ作り
事前準備で作成したイメージボードをもとに描いたそれぞれのラフを見比べながら、3人の間でビジュアルのイメージを照らし合わせました。

議論中のホワイトボードの様子

3人のラフで共通していたポイント
クローバー(幸せの要素)が溢れている
・人がいる(組織感)
カラフル(幸せの多様性)

異なっていた世界観
・クローバーが大空へ広がっていて、人々がそれを見上げている
・幸せをコツコツ積み上げている人たち
・船がモチーフで、デザインチームがそれを先導していく様子

そのモチーフや世界観を選んだ根拠や意見を発表した後、ビジョンと照らし合わせながら議論した結果、クローバー(幸せ)をつくり上げていく人々という世界観で進めることに。
線画だったラフに着色し、さらにイメージを膨らませます。

1番左の初期のラフから、人の動きや構図を変えて躍動感・ワクワクする要素をプラス


この段階で一度デザインチームや社長に共有しました。

改善ポイント
・配色に検討の余地アリ

「時代をつくるチーム」の表現のため人をもう少し目立たせたい
多様性は感じるが、新しい時代をつくるというメッセージを際立たせたい

デザインチームメンバーや社長からのフィードバックの一部


○ブラッシュアップ
フィードバックをもとに、より私たちの意志を表現できる構図や配色になるよう考え直しました。
全体の構成の問題なのか?人の躍動感や人数の問題なのか?塗りやテクスチャの問題なのか?など議論や工夫のポイントはたくさん。

正直迷走期

人の身体や肌の色、クローバーの形にもこだわります。

実は、デザインチームのメンバーがモデルです(がりさんもいますよ)


○そして完成へ
期限の5月末、無事全社にお披露目できました🎉

チームビジョンを表すために大事にした・必要だった要素
 ・組織をつくる→白い服
 ・多様な幸せがあること→カラフル(だけどゴチャゴチャしない配色)
 ・ビジョンを実現していく覚悟→フラットイラスト、血潮がたぎる肌色
 ・幸せの要素→敷き詰められたクローバー
 ・幸せは、その周りや未来にも連鎖していく→道がどこまでも続いていく

これから時代をつくるデザインチームの想いと、3人のこだわりをギュッと詰め込んだビジュアルが完成しました。

3.プロジェクトの壁

今回のプロジェクトは、新卒デザイナー同士でチームを組み取り組んだ初めての試みでした。
振り返ると、そこで一番難しかったことは3人で1つのものを創ることそのものでした。

Cさん:イメージの認識合わせや、デザインのためのソフトが共同制作に向いていないこともありすぐ直感で変えることが出来ず、色味や配置が少し気になるといったニュアンスの違いを「何が違うのか」「なぜ違うのか」一つずつ言語化して話し合って進めていく必要があるのが難しかった。

プロジェクトメンバーの声

デザイナーがよく使用するソフト、Illustratorはリアルタイムでの共同編集をすることができません。そのため、少しでも違和感を感じたら「ここが違う」と指摘しあい、3人で粘り強く話し合わなければいけませんでした。

また、チームビジョンのビジュアルを作る目的と、 ブレない思いを常に意識していないと、綺麗なデザインを作ることだけに集中しそうになり、どんどん本質からずれてしまいます。

この経験を通じて、目的を意識して話し合うことと、最後までちょっとした違和感を見逃さずに意見を言い合うことの大切さを学べたのではないかと思います。

それでも、どうしても3人だけでは行き詰まる時もありました。
そんな時SOSを出すとすぐに反応しアドバイスをくれるデザインチームの先輩方にとても助けられました。

社内チャットだけでなく、対面でもアドバイスをいただきました。ありがたい……!
あまりにやさしい世界

困ったらすぐに頼る。むしろチームを巻き込む勢いでやるという強さもあると気付かされました。


これに加えて、チームで制作するが故のスケジュールの管理も課題でした。

Pさん:プロジェクトマネジメントの経験を活かせそうだったので立候補。
しかし、全員が健康なのが当たり前だと思ってスケジュールを組んでしまったので、メンバーの不測の事態に対するリスクマネジメントがうまくできず、1人抜けた時にどう進めていいか不安だった...。

プロジェクトメンバーの声

3人の足並みを揃えることも大事ですが、それが故に終盤のスケジュールに余裕が無くなってしまいました。トラブルへの臨機応変な対応も今後の課題です。

4.おわりに

今回のまとめ:新卒2ヶ月目のウエディングパークのデザイナーは…
・2ヶ月目で考えからデザインできる経験を積める
・やりたいことに自ら手を挙げて、チームの一員としてやりきる力がつく
・チームでつくることで、自分の可能性が広がる

自分で手を挙げて挑戦できる機会があったこと、新卒相手に任せてくれる環境がありがたかったです。
実際、任せてくれるだけでなく、困った時にサッと手を差し伸べてくれるようなチームでした。その姿勢はしっかり受け継ぎたいと思います。

社内を巻き込みながら壁を乗り越え、想いを最高のカタチにして幸せを追求する経験が早いうちからできて本当によかったです。
7月から、新卒デザイナーもいよいよ本業務にアサインされます。今回の学びをこれからの業務に活かしていきます!

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