≪総理大臣とそのドラ息子が入れ替わっちゃうドタバタコメディ≫

【 内容 】
遠藤憲一×菅田将暉W主演でテレビ化されて大反響――

『民王』伝説はまだまだ終わらない!
夢かうつつか、新手のテロか? 総理と息子の非常事態が発生――。

「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ! 」漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。

総理の父とドラ息子が見つけた真実のカケラとは!? 謎が謎をよぶ、痛快政治エンタメ!

「BOOK」データベースより

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【 感想 】
前にテレビドラマ化していたの、すごく好きでした。

内閣総理大臣、武藤泰山役が遠藤憲一さん。
その息子、武藤翔役が菅田将暉くん。
人格が入れ替わっちゃうやつです。

息子が泰山になって、癖で手をちょこっと挙げちゃうとこ、面白かったな。
政治家秘書役の高橋一生さんもツンツンした、すごく仕事の出来る個性的なキャラでしたね。

ドラマだとオタク系ダメ息子でしたけど、小説だと生意気なチャラ系ドラ息子でした。
どちらも面白いです。

息子に入れ替わった総理大臣の就活面接。銀行での面接官とのやりとりは声を出して笑ってしまった。

現役大学生が総理大臣に入れ替わって国会討論。しがらみや利権に浸かっていないからこその、真っ直ぐな正論を貫き通す痛快さ。

それぞれのキャラ独特のツッコミが的を得ていて面白い。
まあ、それだけどうしようもない人達が多いからなのですが……。

麻生政権当時の社会風刺ネタ、時事ネタ、懐かしかったです。

最後にちょっと名残惜しい登場人物の皆さま、どうしても選挙を優先しちゃう気持ちも分かりますけど。

『国民の為の政治であれと願います。』

近頃だと映画『記憶にございません』とかもそうでしたけど、政治系エンタメもいいですね。娯楽にピッタリでした。

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※民王『民王 シベリアの陰謀』
2021.９月２８日　続編がついに発売だそうです。⬇️