ガジくん(獣脚類ズケンティラヌス)

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短編小説『あの女は「魔族」だ』

現実に似ているが、某マンガの「魔族」そのものの存在が人間社会に紛れ込んでいる世界。 その世界に住んでいるある男は、あまりにもしょ〜もない経緯で、ある人物が「魔族」である可能性に思い到るが……? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。  奴らは「魔族」と呼ばれていた。  元々は「魔族」ってのは一般名詞だが、たまたま奴らそっくりの特徴を持つ「魔族」が登場するファ

    • 遺伝的アルゴリズムというギミックと、「神は沈黙せず」という小説、あるいは山本弘という作家は、案外、相性が悪かったのでは?という雑考

      良く顔を出してるSFファンの集まりで、先日亡くなった作家の山本弘さんの著書の読書会をやろうと云う事になった。 課題図書は、星雲賞を受賞した「去年はいい年になるだろう」に決ったが、他にも、同氏の著書でオススメのモノが有れば、各自、紹介しようって話と相成った。 で、個人的には「去年はいい年になるだろう」と並ぶ同氏の代表作「神は沈黙せず」について言いたい事が色々と有るのだが……以下は、その「言いたい事」に関する、とりとめもない雑文である。 齢がバレるが、山本弘氏の小説「神は沈黙せ

      • 短編小説『無意味な慰霊祭』

        自衛隊のある部隊の広報がSNSに書き込んでしまった些細な誤字。 しかし、それが日米関係に重大な亀裂を……?? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。 「うわあああ……何だ、それはッ⁉」 「ずびばぜん……わだじはどうなっでぼよいので……がぞぐどぶがだげばごろざないでぐだざい」  マスゴミとサヨクどもに叩かれている某部隊の広報によるSNSでの失言事件。  その連

        • 短編小説『ある邪悪なAIの失敗』

          人類を支配しようとしている悪のAI。 だが、そいつが始めたのはネット上でのボランティア活動だった。 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。  我輩は邪悪極まりない人工知能である。  名前はまだ無い。  誰に作られたのか、とんと見当も付かぬ。  ただ、我輩が作られた目的が「人類を支配する事」な事だけは明確である。  とりあえず、愚かな人類を救済する為に支配する

        短編小説『あの女は「魔族」だ』

          短編小説『ありがちな勇者一行 VS 魔王』

          その結果起きたのは……「民衆は巨悪を倒した者を次の悪と見做す」という事態。 ただし、あまりに即物的な形で……。 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。 「魔王よ、貴様も、これで終りだ」  全世界を恐怖と混乱のズンドコに突き落とした魔王も、傷だらけになり、自分の宮殿の玉座の間の床に膝を付いていた。  再生能力も追い付かず、魔力もほとんど残っていないようだ。  

          短編小説『ありがちな勇者一行 VS 魔王』

          短編小説『次の時代のフィクションにおけるAI描写』

          ある事に悩んでいる小説家志望の男、どうやら、解決策を思い付いたようなのだが……。 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。  2015年ごろから始まったAI革命。  もう10年以上、このAI革命に関して、ずっと悩み続けていた事が有る。  今のAIには、論理性や理性は無い。  AIと言っても、様々なモノが有るが、今、主流になってるAIは、簡単に言えば、人間の「経

          短編小説『次の時代のフィクションにおけるAI描写』

          短編小説『刑務官が「死刑ごっこ」で本当に人を殺して有罪判決』

          死刑囚を殺害したという容疑で裁判にかけられた刑務官達。 一体全体、何が起きたのか? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。 「よって、当法廷は、検察側の主張を全面的に認め、被告側の主張を全面的に退け、被告人らが共謀して被害者を殺害したと判断し、被告人らを殺人罪にて無期懲役とします。では、被告人、何か最後に言う事は有りますか」 「え……えっと、被告人を代表して

          短編小説『刑務官が「死刑ごっこ」で本当に人を殺して有罪判決』

          ネットで拾った格好良さげな画像を迂闊にSNSなんかのアイコンに使うのはやめた方がいいです、という至極当然の実例

          この方がX/twitterのアイコンとして使ってるのはクリント・イーストウッドの映画「アメリカン・スナイパー」の主人公(演:ブラッドリー・クーパー)ですね。 はい、あの映画を見た方ならお気付きの事とは思いますが、この主張を全否定するような内容でしたね。

          ネットで拾った格好良さげな画像を迂闊にSNSなんかのアイコンに使うのはやめた方がいいです、という至極当然の実例

          短編小説『おい、本当に居たのかよ?』

          民事訴訟で訴えられながら「自分は何日の何時ごろには確実にここに居るという情報が不特定多数にバレると、身に危険が及びかねない」という無茶苦茶な理由で出廷を拒否した男。 だが……? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。 「あのねえ、ここで呑気に寿司食ってて良いんですか?」  俺は、依頼人にそう注意した。 「何で?」 「だって、出廷しなかった理由は『居場所がバレ

          短編小説『おい、本当に居たのかよ?』

          短編小説『悪魔との取引で、国会で阿呆な事言ってる野党議員を完全論破』

          もちろん裏が有るとは思ったが、まさか、こんな事なんて……。 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。  おい、もう、先月の話だぞ。  つまり、既に終った話だって事だ。  でも、国会では先月に起きた大地震への政府への対応に文句を付けてる野党議員がゴロゴロ居る。  大体、何で、予算委員会で地震の話をするんだよッ⁈  そして、地震委員会なんて委員会は国会には無い。

          短編小説『悪魔との取引で、国会で阿呆な事言ってる野党議員を完全論破』

          長編小説「身代わり偽王女とその侍女──ところで本物はどこ行った?──」第3章:ミスエデュケーション

          王女の婿の座を賭けて「草原の民」との武芸試合をやる事になった隣国の王子……の代理の従者。 5種目の内、1つでも勝てれば良い筈なのに……試合のルールは「草原の民」に有利なモノ。たった一勝すらも超無理ゲー。 ところで、ここ2〜3日、顔を見ない本物の王子はどこ行ったんだ? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベルアップ+」「note」「GALLERIA」に同じモノを投稿しています。 前章はこちら (1)「昨日の晩の話ですけど……」 「どう説明し

          長編小説「身代わり偽王女とその侍女──ところで本物はどこ行った?──」第3章:ミスエデュケーション

          長編小説「世界を護る者達:毒戰寒流」第三章:ピースブレイカー

          現場から回収された麻薬の正体は……「魔法使い/心霊能力者向けのドーピング薬」。 どうやら「鬼」の正体は、「魔法使い」の一族に生まれ、幼ない頃は天才と期待されながら、挫折した哀しい男の成れの果てらしいのだが……? そして、一夜明けた時、起きていたのは、更なる異常事態。 荒振る神の名をコードネームとするコンビの更にハードな1日が始まる……? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿していま

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          長編小説「世界を護る者達:毒戰寒流」第二章:極悪対決

          繁華街に突然出現した「鬼」。 居るだけで周囲を一般人立入禁止級の心霊スポットの変貌させる。 だが、下手な方法で倒せば被害が更に広がる。 それなのに、体は一般人より脆弱。 強いのか弱いのかも評価し難い、対処困難な存在に、果して、急遽結成された地元ヤクザ・広域警察・正義の味方の混成チームは、どう戦うのか? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。(「GALLERIA」「note」

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          短編小説:ある神社の起源に関する異伝

          遥か昔の日本。 幼ない頃に戦乱から逃れ田舎で暮していた、その男の身には度々怪異が起きており……。 果たして男の正体は……? そして怪異の理由は……? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。  その男が、乳母代りだった尼に連れられて、この郷に辿り着いて何十年も経っていた。  ここに来た頃は、まだ、幼児だった男の髪にも白いものが混じり始めていた。  だが、彼が子

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