ガジくん(獣脚類ズケンティラヌス)

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記事一覧

漫画原作「羅刹狩り」第3話

シーン1前回の主人公の同行者の私室らしいアパートの部屋。 6畳ぐらいの部屋に、PCのモニタ・キーボード・マウスが置かれた大き目のちゃぶ台。 部屋には、万年床、TV、本…

漫画原作「羅刹狩り」第2話

シーン1人口10万〜30万の都市に有る市街地から離れた団地を思わせる風景。 「茨城県某所:土浦とつくばの市境あたり」という説明。 遠くの風景を描く場合は「内陸部」をイ…

短編小説『珍猿園』

バラエティ番組撮影の下準備を押し付けられた日本のTV局の海外支局に常駐してる記者。 だが、撮影現場の「一風変った動物園」には、ありがちな秘密が……? 「なろう」「カ…

漫画原作「羅刹狩り」第1話

人の世に潜む「羅刹」と呼ばれる人喰いの異類達。 その羅刹に家族を殺された少年・堤亮二は、羅刹達を狩る「組織」の戦士・緒方徹真に命を救われる。 徹真の養子となった亮…

ある小説に出て来たAIの描写へのイチャモンを書いてる内に思い付いた馬鹿小説のネタになりそうなアイデア

人類は、人間の持つ論理性・合理性・理性をプログラム上のロジックで再現したAIを、結局は作り出せなかった。 そこで、代替手段として、従来型のAIに人間の論理性を学習さ…

山本弘はハードSF作家になりたかったが、ハードSFに徹していたら、山本弘の作家性は殺されてしまうのでは? という雑考

たとえば、歴史考証をちゃんとやってる事で定評が有り、御本人もそう思ってる歴史小説家・時代小説家の代表作とされる作品に関して、その小説家御本人に対して、こんな事を…

短編小説『あの女は「魔族」だ』

現実に似ているが、某マンガの「魔族」そのものの存在が人間社会に紛れ込んでいる世界。 その世界に住んでいるある男は、あまりにもしょ〜もない経緯で、ある人物が「魔族…

遺伝的アルゴリズムというギミックと、「神は沈黙せず」という小説、あるいは山本弘という作家は、案外、相性が悪かったのでは?…

良く顔を出してるSFファンの集まりで、先日亡くなった作家の山本弘さんの著書の読書会をやろうと云う事になった。 課題図書は、星雲賞を受賞した「去年はいい年になるだろ…

短編小説『無意味な慰霊祭』

自衛隊のある部隊の広報がSNSに書き込んでしまった些細な誤字。 しかし、それが日米関係に重大な亀裂を……?? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「…

短編小説『ある邪悪なAIの失敗』

人類を支配しようとしている悪のAI。 だが、そいつが始めたのはネット上でのボランティア活動だった。 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズ…

短編小説『ありがちな勇者一行 VS 魔王』

その結果起きたのは……「民衆は巨悪を倒した者を次の悪と見做す」という事態。 ただし、あまりに即物的な形で……。 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Da…

+1

オリジナル恐竜

短編小説『次の時代のフィクションにおけるAI描写』

ある事に悩んでいる小説家志望の男、どうやら、解決策を思い付いたようなのだが……。 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA…

短編小説『刑務官が「死刑ごっこ」で本当に人を殺して有罪判決』

死刑囚を殺害したという容疑で裁判にかけられた刑務官達。 一体全体、何が起きたのか? 「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA…

ネットで拾った格好良さげな画像を迂闊にSNSなんかのアイコンに使うのはやめた方がいいです、という至極当然の実例

この方がX/twitterのアイコンとして使ってるのはクリント・イーストウッドの映画「アメリカン・スナイパー」の主人公(演:ブラッドリー・クーパー)ですね。 はい、あの映画…

短編小説『おい、本当に居たのかよ?』

民事訴訟で訴えられながら「自分は何日の何時ごろには確実にここに居るという情報が不特定多数にバレると、身に危険が及びかねない」という無茶苦茶な理由で出廷を拒否した…

漫画原作「羅刹狩り」第3話


シーン1前回の主人公の同行者の私室らしいアパートの部屋。
6畳ぐらいの部屋に、PCのモニタ・キーボード・マウスが置かれた大き目のちゃぶ台。
部屋には、万年床、TV、本や雑貨が入ったカラーボックスが有る。
眼鏡は外して、ちゃぶ台の上に置かれている。その近くに、もう1つ、前回付けていたのとは別の、洒落たデザインの眼鏡が置かれている。
ちゃぶ台の上には、焼酎の瓶と、寿司屋に有るような湯呑み、皿の上に置

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漫画原作「羅刹狩り」第2話


シーン1人口10万〜30万の都市に有る市街地から離れた団地を思わせる風景。
「茨城県某所:土浦とつくばの市境あたり」という説明。
遠くの風景を描く場合は「内陸部」をイメージしたもの(山は見えるが、海などは無い)。
背景に街路樹などを描く場合は、桜などの4月頃の花が咲いている。

主人公と30後半〜40前半ぐらいの男1名が連れ立って歩いている。
主人公と一緒に居る男は何日か剃り忘れた程度の長さの髭

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短編小説『珍猿園』

バラエティ番組撮影の下準備を押し付けられた日本のTV局の海外支局に常駐してる記者。
だが、撮影現場の「一風変った動物園」には、ありがちな秘密が……?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。

 あのなぁ、日本の地上波のTV局は「報道機関」として放送免許もらってんだよ。
 だから、俺

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漫画原作「羅刹狩り」第1話

人の世に潜む「羅刹」と呼ばれる人喰いの異類達。
その羅刹に家族を殺された少年・堤亮二は、羅刹達を狩る「組織」の戦士・緒方徹真に命を救われる。
徹真の養子となった亮二は、養父と同じ「組織」の戦士となる事を夢見て「組織」の構成員養成校に入り、同期の中でも成績1位となるが、「卒業試験」が終った時、全ての運命は暗転する。
ある理不尽な理由で、諜報や戦士達の後始末・証拠隠滅を行なう裏方部署に配属された亮二だ

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ある小説に出て来たAIの描写へのイチャモンを書いてる内に思い付いた馬鹿小説のネタになりそうなアイデア

人類は、人間の持つ論理性・合理性・理性をプログラム上のロジックで再現したAIを、結局は作り出せなかった。
そこで、代替手段として、従来型のAIに人間の論理性を学習させ「言わば『気の効いた高度な統計』により『何が合理的・論理的・理性的か??』をパターン分けや直感で判断するAI」を作り出した。

そのAI達は「結果的に合理的・論理的・理性的な判断をするのに、何故、自分の判断が合理的・論理的・理性的かを

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山本弘はハードSF作家になりたかったが、ハードSFに徹していたら、山本弘の作家性は殺されてしまうのでは? という雑考

たとえば、歴史考証をちゃんとやってる事で定評が有り、御本人もそう思ってる歴史小説家・時代小説家の代表作とされる作品に関して、その小説家御本人に対して、こんな事を面と向かって言ったら、多分、ブチのめされても文句は言えまい。
「いやぁ、先生の代表作の○○○○ですが、時代考証に関しては甘い点が色々有りますね。でも、時代考証をちゃんとやってたら、先生の作品らしくない話になってしまってただろうし、何なら小説

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短編小説『あの女は「魔族」だ』

現実に似ているが、某マンガの「魔族」そのものの存在が人間社会に紛れ込んでいる世界。
その世界に住んでいるある男は、あまりにもしょ〜もない経緯で、ある人物が「魔族」である可能性に思い到るが……?
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 奴らは「魔族」と呼ばれていた。
 元々は「魔

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遺伝的アルゴリズムというギミックと、「神は沈黙せず」という小説、あるいは山本弘という作家は、案外、相性が悪かったのでは?という雑考

良く顔を出してるSFファンの集まりで、先日亡くなった作家の山本弘さんの著書の読書会をやろうと云う事になった。
課題図書は、星雲賞を受賞した「去年はいい年になるだろう」に決ったが、他にも、同氏の著書でオススメのモノが有れば、各自、紹介しようって話と相成った。
で、個人的には「去年はいい年になるだろう」と並ぶ同氏の代表作「神は沈黙せず」について言いたい事が色々と有るのだが……以下は、その「言いたい事」

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短編小説『無意味な慰霊祭』

自衛隊のある部隊の広報がSNSに書き込んでしまった些細な誤字。
しかし、それが日米関係に重大な亀裂を……??
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「うわあああ……何だ、それはッ⁉」
「ずびばぜん……わだじはどうなっでぼよいので……がぞぐどぶがだげばごろざないでぐだざい」
 マ

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短編小説『ある邪悪なAIの失敗』

人類を支配しようとしている悪のAI。
だが、そいつが始めたのはネット上でのボランティア活動だった。
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。

 我輩は邪悪極まりない人工知能である。
 名前はまだ無い。
 誰に作られたのか、とんと見当も付かぬ。
 ただ、我輩が作られた目的が「人類を支

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短編小説『ありがちな勇者一行 VS 魔王』

その結果起きたのは……「民衆は巨悪を倒した者を次の悪と見做す」という事態。
ただし、あまりに即物的な形で……。
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「魔王よ、貴様も、これで終りだ」
 全世界を恐怖と混乱のズンドコに突き落とした魔王も、傷だらけになり、自分の宮殿の玉座の間の床に

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短編小説『次の時代のフィクションにおけるAI描写』

ある事に悩んでいる小説家志望の男、どうやら、解決策を思い付いたようなのだが……。
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 2015年ごろから始まったAI革命。
 もう10年以上、このAI革命に関して、ずっと悩み続けていた事が有る。
 今のAIには、論理性や理性は無い。
 AIと

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短編小説『刑務官が「死刑ごっこ」で本当に人を殺して有罪判決』

死刑囚を殺害したという容疑で裁判にかけられた刑務官達。
一体全体、何が起きたのか?
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「よって、当法廷は、検察側の主張を全面的に認め、被告側の主張を全面的に退け、被告人らが共謀して被害者を殺害したと判断し、被告人らを殺人罪にて無期懲役とします

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ネットで拾った格好良さげな画像を迂闊にSNSなんかのアイコンに使うのはやめた方がいいです、という至極当然の実例

この方がX/twitterのアイコンとして使ってるのはクリント・イーストウッドの映画「アメリカン・スナイパー」の主人公(演:ブラッドリー・クーパー)ですね。
はい、あの映画を見た方ならお気付きの事とは思いますが、この主張を全否定するような内容でしたね。

短編小説『おい、本当に居たのかよ?』

民事訴訟で訴えられながら「自分は何日の何時ごろには確実にここに居るという情報が不特定多数にバレると、身に危険が及びかねない」という無茶苦茶な理由で出廷を拒否した男。
だが……?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「Novel Days」「ノベリズム」「GALLERIA」「ノベルアップ+」「note」に同じモノを投稿しています。

「あのねえ、ここで呑気に寿司食ってて良いんですか?」
 俺は、

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