ヴィーガン食を推奨するガチ勢さんへ一言
ヴィーガン食やグルテンフリー食を推奨するガチ勢さんの中に、小麦食や肉食をする人たちを野蛮人扱いする方が見受けられますが、即刻止めていただきたいですね。
ぼくがかつて旅をして生活を共にしたモンゴルの人々は、野菜を食べることはあまりせずに、ほぼほぼ肉類や小麦製品や乳製品を摂取しています。
モンゴルの土壌は痩せていて降雨量も少ないので、家畜が草原の草を食むとしばらくの間同じ場所に草は生えてきません。
そのため、モンゴルの遊牧民は良質な草の生育する草原を求めて年に数回季節に応じて水資源の確保できる所に移動します。
また農作物を耕作すると収穫するまでその場所に留まらなくてはならないので農耕民族の慣例は、遊牧民族であり狩猟民族であるモンゴル民族のライフスタイルには適応しません。
自らが信じて疑わない価値観と相容れない価値観を敵対視し卑下するのは人類の有史以来行われてきたことであり、その事によって様々な骨肉の争いや悲劇が繰り返されてきました。
世界には多様な価値観が存在するということを認めることが、「国際化」や「グローバリズム」などの文言がそこかしこに溢れる日本社会に真に必要であると考えます。
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