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LGBTQ+は知ってるけど”SOGI”って何??


初めに

こんにちは。GEMP公式です。
先日よりスタートしたキャンプファイヤー内におけるクラウドファンディングでのご支援、応援のメッセージ心より感謝申し上げます。
皆様からのご支援、応援のメッセージ一つ一つがセクシュアルマイノリティーの方々を支える未来へと繋がっています。
本日はLGBTQ+は聞いたことがある、もしくは知っている、だけどたまに耳にする”SOGI”ってなんだろうっていう疑問を解決していこうと思います。


”SOGI”とは?

"Sexual  Orientation and Gender Identity" の頭文字で直訳すると
「性的指向(好きになる性)と性自認(心の性)」という意味があります。


”LGBTQ+”と何が違うの?

SOGIとは、性的指向(好きになる性)、性自認(心の性)、それぞれの英訳のアルファベットの頭文字を取った、人の”属性”を表す略称です。これは異性愛の人なども含め全ての人が持っている属性です。

これに対してLGBTは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害含む、心と出生児の性別が一致しない人)のそれぞれのアルファベットの頭文字を取った言葉で、”人そのもの”を表す言葉です。
つまり、「LGBT」がセクシャルマイノリティを表すのに対し、「SOGI」は全ての人のセクシャリティを表すためのものとなっています。


どうして”SOGI”という言葉ができたの?


日本社会では、2013年頃からLGBTという言葉がにわかに使われはじめました。2015年に東京都渋谷区が日本で初めて同性カップルを結婚に準ずる関係と認める「パートナーシップ証明」を交付することが報じられて以降、LGBTの認知度は徐々に上がっていきました、それと同時に、LGBTという枠に収まりきらない多様な性のあり方があることも提起されるようになっていきました。
性的マイノリティーは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーにとどまりません。LGBTには、「アセクシュアル(恋愛感情や性的欲求を抱かないこと)」や「Xジェンダー(性自認が男性でも女性でもないこと)」などのように、属性を排他するような表現になってしまっている等の欠点がありました。

そこで、LGBTに代わって使われるようになってきたのが「SOGI」です。SOGIには、LGBT以外の性的マイノリティーも、性的マジョリティーである「ヘテロセクシュアル(異性愛者)」や「シスジェンダー(生まれたときに割り当てられた性別に違和感のない人)」も含まれます。

LGBTの認知度が高まるにつれ、社会は性的マイノリティーへの配慮が求められるようになり、性的マイノリティーへの差別は「SOGIハラ」と呼ばれるようになりました。

SOGIハラとは?


SOGIハラとは、当事者の了承無しに周囲にセクシュアリティを伝えるアウティングや、身体的性が性自認が一致でない方に無理やり戸籍上の服装や振る舞いを強要するなどの「ハラスメント・セクシュアリティなどに関連する出来事全般」をいいます。
SOGIハラは一部の人たちだけで叫ばれているのではなく、LGBT法連合会、国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチなども取り上げているなど大きな問題として発展しています。
「なくそう!SOGIハラ」という運動もおこなわれているなど、今後も重要視すべき問題として考えていくべき事案なのではないでしょうか。


SOGIハラの例


「おまえホモかよ、気持ち悪い」
「あの子ってそっち系なんじゃない笑? 一緒にされたくないから無視しようよ」
「女の子なんだからちゃんと制服のスカートをはきなさい」
「あいつオトコオンナだよな。触ってたしかめようぜ」
「知ってる? 『内緒で』って教えてもらったんだけど、あの人昔は男性だったらしいよ」
「性別を変えたいって言われても・・・。そういうタイプの人はうちでは働けないのでやめてもらいます」

なお、LGBTQ+の家族や、当事者ではないかという憶測による場合など、SOGIEハラを受けて社会生活上の不利益を被るのはLGBTQ+の当事者に限りません。
・家族の例:病院の大部屋に入院をしていて、見舞いに来た家族がトランスジェンダーだということで、同室の人から「家族に変な人がいるから」として病室を変えさせられた。
・憶測の例:やさしい感じの話し方をする男性が、勤務先でオカマといじられ、噂を流されて働く環境が悪化している。

SOGIハラへの社会の対応


2020年6月から施行された改正労働施策総合推進法(いわゆる「パワハラ防止法」)に基づくハラスメント指針においても、SOGIハラ(性的指向・性自認に関するハラスメント)防止の対応が企業や地方自治体に義務づけられることになりました。
このようにLGBTQ+やSOGIに対する企業や教育機関での取り組みも進んでおり、人権、職場、まちづくりの課題として認知が高まりつつある一方で、偏見や差別も根強く、いじめや不登校、貧困、自殺率の高さなど緊急の課題も依然として残っており、さまざまな領域で継続的な取り組みが求められています。


終わりに

人の性は多種多様で広いものです。
それを一人でも多くのかたが認知、理解することでLGBTQ+の方もストレートの方もお互いに手を取り合っていける社会になるのでないでしょうか。
”マイノリティーがマイノリティーじゃなくなる世界”を目指して一人でも多くの方々の力になれるようGEMPは走り続けます。


GEMPでは6月リリースに向けキャンプファイヤーでのクラウドファンディングを募集しております。
ここに支援してくださる皆様の一つ一つが今後大きな糧になります。
LGBTQ+もストレートの方々も互いが理解し合える世界を
実現するためにどうか温かいご支援よろしくお願いします!

https://camp-fire.jp/projects/view/581279

 


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