習慣化のためのシンプルなコツ ~②いい意味で自分を信用しない~

前回のまとめ:

何か新しい習慣を身につけるには、そうせざるを得ない状況に自分を置くシステム化が有効。

本記事では、システム化がなぜ習慣化に有効なのか、心理学的に紐解きます。

ポイントはいい意味で自分を信用しないことにあります。

自分を信用しないというのは、自分なんかどうせダメだと諦めることでは決してありません。自分の意志の強さに頼らないということです。


そもそも、苦も無く習慣化できることは悩みの種にはなりませんよね。

悩んでいるのは、努力や工夫なしに習慣化しづらいことを命題にしていることの表れだと言えます。

それが自分の意志ではこれまで習慣化できなかったことであれば、当然やり方を変えるべきです。

「オレは、意志の力で出来るはずや!」という現状把握がミスだった場合、その後の全てのプロセスは全て徒労だったことになります。

現状把握は、課題解決プロセスにおける最も重要なステップの一つと言えるでしょう。

まず、自分の意志が弱いという現実と向き合おうということです。


あなたの意志が弱くても誰も責めません。

意志の弱い自分を許してあげましょう。※文末脚注へ

意志の弱い自分を、コツを掴んだ別の自分が「意志弱くても大丈夫な方法を考えてあげるからね」とサポートしてあげるような感覚です。

そしてその方法が"システム化"なのです。


前回の記事では、システム化の具体例として、ジムに通うことを習慣化するために”誰かと一緒に行く約束をする”という方法を挙げました。

これも、自分だけの力では完璧に達成できないという前提に立って初めて、外部の力(=機構・システム)を活用しようという発想になってくるわけです。


もちろんこれは、何でもかんでも他人任せにするということではありません。

しゅっちゅう車でジムに連れて行ってくれるお人好しな友達がいるなら話が別ですが、そこは自分が車を出すとか、ドリンクを奢ってあげるとか、相手側にもメリットがないと友人関係が崩れるかもしれない点には注意して下さい。

ジム通いという課題に限って言えば、”誰かと一緒に行く約束をする”ことは相手にとっても既にメリットかもしれませんが。


ジム通い以外の具体例については、一通りの方法論を書き終えた後に追記します。


※文末脚注

弱い自分を許す方法についてはこちらの連載をご覧下さい。



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