二階堂幻

イラスト・映像・音楽クリエイターです。最近はひたすらボカロPやってます。

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記事一覧

やりたいことをやるということ

かつてどっぷり功利主義的であったぼくからしてみると 功利主義的な人は、過程を楽しむ術をあまり持たない。 「やりたいこと」より「やるべきこと」を優先するからだ。「…

二階堂幻
3か月前

「言葉」が突破口になる

どうしても前に進まず、にっちもさっちもいかないとき。悩みが晴れないとき。その突破口になるのはなんだろう。 ぼくにとってそれは、「言葉」であることが多い。 下の画…

二階堂幻
4か月前

気持ちよく生きるコツみたいなものについて

「気持ちいいポイント」ってのが、あると思うんです。 自分の投げた球が、遠くに飛んでいくのを見てるとき。「おー、スイスイ飛ぶなぁ」という、その瞬間。まさにその時の…

二階堂幻
11か月前

音作りはセルフASMR

音作りはセルフASMR。 イラストを描くことは、眼のセルフASMR。 そう考えると、創作においてどこを目指すべきかわかりやすいかもしれない。 独学をしているとどんどんこ…

二階堂幻
1年前
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絵を学んだらカラーグレーディングの意味がわかった話。そして、そのTips

AUXOUTさんとか、Benn TKさん、KoldさんのCinematic Vlogが数年前に流行って、ぼくも当時、Cinematic Vlogに挑戦してました。 でも、絵も描けないしデザインもやったこと…

二階堂幻
1年前

「本は情報の彫刻」という考えにシビれた話

デザイナーの原研哉が、本は「情報の彫刻」であると言っていた。 ぼくはこの考え方に、とってもシビれた。 そう。情報は、彫刻し、定着できるのである。 なるほど。そう…

二階堂幻
1年前
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やりたいことをやるということ

かつてどっぷり功利主義的であったぼくからしてみると 功利主義的な人は、過程を楽しむ術をあまり持たない。 「やりたいこと」より「やるべきこと」を優先するからだ。「やるべきこと」をやっている間は、どちらかというと苦行に励んでいる状態に近い。 「やるべきこと」として音楽のプロを目指すと言うのは、いわゆる「好きなことで食う」を目指しているわけだが、実情はゲーム好きな人がゲームするのを楽しんでいる状態、というよりは勉強嫌いな人が頑張って勉強している状態、に近いのだ。 ぼくはもう

「言葉」が突破口になる

どうしても前に進まず、にっちもさっちもいかないとき。悩みが晴れないとき。その突破口になるのはなんだろう。 ぼくにとってそれは、「言葉」であることが多い。 下の画像の二つの連続するポストで自分が無意識に、「考え方に出会う」という言葉を連続して使っていることに気づいた。どちらのケースでも、ある考え方に出会って、自分が変わった、ということだ。 上のポストで言えば、もともとぼくは「髪は頭から何万本と生えていて、それぞれの場所に毛根があり、一本一本の髪の流れがある」という考えに囚

気持ちよく生きるコツみたいなものについて

「気持ちいいポイント」ってのが、あると思うんです。 自分の投げた球が、遠くに飛んでいくのを見てるとき。「おー、スイスイ飛ぶなぁ」という、その瞬間。まさにその時の気持ち良さのようなポイントが、何にでも。誰にでも。 ぼくがそのことに意識的になったのは、ニンテンドースイッチというゲーム機を買ったときです。 そのニンテンドースイッチの付属のコントローラーが、とっても良い形で、とっても良い重さで、マットな質感が最高で、ずっとずっと手に持っていたいな。って。ゲームプレイ中もなんか手

音作りはセルフASMR

音作りはセルフASMR。 イラストを描くことは、眼のセルフASMR。 そう考えると、創作においてどこを目指すべきかわかりやすいかもしれない。 独学をしているとどんどんこういう考えが湧いてきて、良い考えもどんどん押し流されてしまいがちなので、この場所に真空パックしておこうと思いました。 音作りはセルフASMR。 音圧上げないと!とかバランス整えないと!とか一点に集中していると、そもそもなんのためにそれをしているのかを忘れてしまうんだけど、戻るべきは「セルフASMR」だ

絵を学んだらカラーグレーディングの意味がわかった話。そして、そのTips

AUXOUTさんとか、Benn TKさん、KoldさんのCinematic Vlogが数年前に流行って、ぼくも当時、Cinematic Vlogに挑戦してました。 でも、絵も描けないしデザインもやったことがないぼくには、動画を切って並べることはできても、色のことがまるでわからなかったのです。 本当に、何をすればいいかわからなかったし、勉強しようにも写真や動画の色彩について順序立てて説明してくれる動画や本などが、全然存在しない。途方に暮れていました。 そして、一回完全に諦

「本は情報の彫刻」という考えにシビれた話

デザイナーの原研哉が、本は「情報の彫刻」であると言っていた。 ぼくはこの考え方に、とってもシビれた。 そう。情報は、彫刻し、定着できるのである。 なるほど。そうしたら、少し飛躍するかもしれないが、「個人が、自らの脳内に」情報を彫刻し、定着できる。という考え方はどうだろう。ぼくは、そう考えた。もしかすると原さんがどこかでそんなことを書いている可能性はあるけれど。 たとえば、ぼくらは日々、ネット上に散らばった情報をたくさん仕入れている。それを、上手な(情報の)彫刻家さんは