見出し画像

イギリスから信州木曽谷へ移住して3年。

20歳の時に日本からニュージーランドに飛び出て、旅を続けて6年。
4年前にイギリスから日本に帰ってきて、3年前に木曽町に移住しました。

歴史と文化、自然に囲まれたこの場所で暮らし始めて、多くの方と関わらせて頂いています。新しく始める事業や取り組みもあるので、ここら辺で一度、改めて自己紹介やここで暮らしていて感じることを、書き留めておこうと思います。


木曽谷の夕靄。

今までの人生について。

岐阜県関市板取出身。
高校では音楽を学び、その後岐阜県の銘木市場で2年間働いた後に、ニュージーランド→オーストラリア→東京→西表島→長野県小諸市→イギリス→岐阜県関市→長野県木曽町という流れでいろんな場所で暮らしてきました。

尊敬するフォトグラファーさんのインターンをきっかけに、木曽谷に住むことになり、この地に残る歴史や伝統、そして自然に近い暮らしに惚れ込みました。

現在は木曽町の地域おこし協力隊として、
・コワーキングスペース ふらっと木曽運営メンバー
・木曽青峰高校の総合学習未来の学校のコーディネーター 
・地域を繋ぐ夜 チルキソ運営
・日本でも最も美しい村連合の活動サポート
・木曽町内外の人々を繋ぐ活動
・薬草の小谷先生の講座運営
・インバウンド対応
などをさせて頂いています。

細かいことを書くともっとたくさんあるのですが、根底には木曽町/木曽谷の良さを知って頂く活動がしっくりくるかなと思います。

木曽町に来た当初は、町を知ってもらうには、その場に住んでる人を知って貰うことができるといいのではないか?と思い、週に2回ポッドキャストを更新していました。今はその活動してないのですが、そこで出会った方々とのご縁は今でも続いており、宝物です。

王滝村の清滝にかかった虹。

暮らして気づくこと。

直感的に移住を決めたわけですが、住めば住むほど、その本能的な答えの導き方が正しかったのだと感じることが多いです。
同時に、人であったり、この場所での暮らし、イベントやお祭り、自然的資源、この場所が持つ可能性、この場所のエネルギー感などなど、暮らして気づくことも多く、この場所に移住をして正解だったなと毎日思います。

ブルーベリー畑と御嶽山。

暮らすように働き、働くように暮らす。

移住とともにフリーランスとして働き始めました。
会社員は18〜20歳の2年間だけ。
動くことが多かった為、他は契約社員として働いてきました。

フリーランスになって思ったこと。
この働き方なら、自分の強みを活かせることができる。

突発的に物事を決めたり、静かな夜遅くに仕事をしたり…
感覚的に生きている自分としては、自分でルール作りをした方が生きやすいなと感じました。勿論、分からないこともあれば、まだまだ改善しなくてはいけないことも多々あり、本当に日々勉強です。

フリーランスになり、平日も土日も関係なくなり、この感覚を簡単に表すのであれば「生きてる」という感じでしょうか?1日1日に感謝して、のらりくらりと、川のように流れていくような、そんな暮らし、生き方なのかなと。

開田高原の末川。

薬草の小谷先生との出会い。

自然に囲まれた場所で生まれ育ったわけですが、大人になって、思ったほど自分は自然のことを知らないなと思いました。

植物や薬草のことを知りたいなと思ったわけですが、一体全体、どこから始めれば良いのか分からない。

ご縁って面白いものですね。
自分ってこんなこと興味があるんですと、口に出していると、木曽谷に薬草のすごい人がいるんだよ!と教えてもらいました。小谷先生と出会って、最初の数回は個別で教えて頂いていたのですが、この知識や経験を自分だけで納めて置くのは勿体無い!と思い、ワークショップ にすることを決めました。


御料館の近くでのフィールドワーク。
自分の目で見て、触れて、学ぶワークショップ。

2023年、多くの方々とフィールドワークをしたり、薬研を使って健康茶を作ってみたり、自然のことをもっと知りたいなと感じるようになり、小谷先生とご相談をして、薬草の栽培を始めることになりました。年5回の講座+栽培+フィールドワークなどを盛り込んだプランになっています。もしご興味がある方がみえましたら、ご連絡下さい。まだ数名分のみご予約可能です。

【場所】
ふるさと体験 木曽おもちゃ美術館横の畑

〒397-0002
長野県木曽郡木曽町新開 6959

【日時】
①04/06
09:00 - 10:00座学 
10:00 - 12:00 畑作り(畝→マルチ)
12:00 - 13:00 お昼ご飯 
13:00 - 15:00 植え付け 

②06/08
10:00 - 12:00 畑の管理(補植+座学)
12:00 - 13:00 お昼ご飯
13:00 - 15:00 フィールドワーク(おもちゃ美術館近辺)

③08/10
10:00 - 12:00 畑の管理(補植+座学)
12:00 - 13:00 お昼ご飯
13:00 - 15:00 フィールドワーク(おもちゃ美術館近辺/変更アリ)

④09/07
10:00 - 12:00 畑の管理(補植+座学)
12:00 - 13:00 お昼ご飯
13:00 - 15:00 健康茶づくり

⑤ 11/09
「 畑で育てたキキョウを使ったきキムチ作り」
10:00 - 12:00 調理
12:00 - 13:00 お昼ご飯
13:00 - 14:00 質問タイム
14:00 - 15:00 ティータイム

【年間プランの定員】
10名

【料金について】
講師費、座学会場費、畑レンタル費、苗代を含みます。

【持ち物・服装】
汚れても良い動きやすい格好・水分・帽子などの日よけ対策。
虫除け対策を各自お願いします。

【注意事項】
主に外での作業をメインとしたイベントとなります。天候により、延期の可能性もございます。延期の場合は、改めて運営からご連絡を差し上げる形になります。

【キャンセルポリシー】
・原則、お申し込み後のキャンセルはお断りしています。
・やむを得ない事由でキャンセルされる場合
予約確定後、20日前よりお支払い予定金額の50%が発生します。
20日前より、イベント当日(初日2024/0/06)まではお支払い予定金額の75%が発生します。

【講師プロフィール】
小谷宗司 (こたに そうじ)
(国立大学法人)信州大学農学部 元特任教授
(公社)東京生薬協会 元理事 薬用植物国内栽培指導員
(一社)長野県薬剤師会 元専務理事 医薬品試験委員会委員長
(公財)名古屋市民休暇村管理公社 理事
(一財)蓼科笹類植物園 理事
長野県製薬株式会社 元取締役製造部長
(株)黒姫和漢研究所 学術顧問
NPO法人自然科学研究所 理事長
著書に、花かおる御嶽山(ほおずき書籍)、木曽の昭和史(郷土出版社 共著)、日本薬史学辞典(薬事日報社 共著)などがある。

【連絡先】
主催/運営: 長屋 080-2040-2338


現の証拠(ゲンノショウコ=玄草)

自分が感じる暮らしを体現する場所。

移住して3年が経ち、様々な活動に関わらせて頂き、少しずつ芽生えた「自分の場所」を持ちたいという想い。

自分が感じていること、暮らし、考え、好きなことやもの、表現したいことを誰かに伝えたい、共有したい、と思い始め、場所を探し始めることにしました。

いつも応援してくれている方に、「こんなことしてみたいんです!」とお話をすると、「そういえば、すぐそこに家が空いているよ!聞いてあげようか?」とのこと。ありがたいです。

そんなこんなで、スラーッと物事が決まっていくわけですが、これにも理由があるのかなと思っていて、自分が自分らしくいられる場所や人に触れ合う時は、いつも面白いように色んなことが進んでいきます。それこそ川の流れのように。だからこそ、自分が逆の立場になった時には、自分がいつもしてもらっているように、応援したいなと思う訳です。

自分が感じている、この木曽谷の暮らし。

それを体現する場所「玄草」という一棟貸しの宿を立ち上げます。
僕が大好きな木曽谷の作家さんや事業者さん、木曽谷の持つ資源を活かした、自分が本当に良いと思うものを詰め込んだ、そんな場所を作ります。

Hygge 櫛原さんの木の器やお皿。
茶房松島さんの木曽の無添加味噌を使用したケーキ。
開田高原の中村満さんの開高窯。

「玄」という文字には入り口/玄関という意味があり、黒く染められた糸の束が吊るされた様子を表しているとのことです。複雑に絡み合った黒い糸の束に奥深さを感じた人々は「玄」に対して、「深遠」「静寂」や「老荘思想の哲理」「神羅万象の根源」など様々な意味を見出した、と調べたら書いてありました。

今まで自分が海外で見てきたもの。
木曽谷で体感してきたもの

それらが巡り、そしてこの地を訪れた人が、また巡っていく。
そんな場所を作っていきます。

これからゆるり、ゆるり、書き留めていこうと思いますので、お付き合いよろしくお願いします。

長屋詠一郎 / 玄草


この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?