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部下とは迷わず「距離」をとること -必要なのは事実に徹する‟ほうれんそう”-

おはようございます!
今週もはじまるという感覚と共に、月末という状況に何となく気がせいている気がする今日この頃です。
#焦らず
#のんびり
#何も変わらない

さて、今日も読書メモの回です。

‟「いちプレイヤー」から「マネージャー」に頭を切り替える思考法 リーダーの仮面(著:安藤広大)”

前回は、ルールを作ることにより、部下を安心して業務に当たらせることこそが重要であるというチーム成長の基礎を学びました。ルールがあるからこそ、自由に仕事ができるという原則を守らなければなりません。

今回は、「位置」の話です。
リーダーとして、どのポジションに位置取りをしているのかを明確にし、思考を整理していきましょう。

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「位置の思考法」を用いよ

組織構造は、大小問わず「ピラミッド構造」となっています。
ピラミッドと聴くと、嫌悪感を出す人がいますが、それは大きな誤解を持っていると著者は指摘します。ピラミッドでよくある、「時間がかかる」などあるのは、ピラミッドに合わせて運営が出来ていないために起こるのです。
つまり、形はピラミッド、考え方はティールなどは存在することが出来ないのです。

ピラミッドは決定する人や責任の所在が明確であり、成長スピードが圧倒的に早いです。

一方、リーダー自身の決定でなくても責任が伴うことが多くなります。その際に、「伝言ゲームの人」に陥ってしまうと失格の烙印を押されます。

そのためにリーダーは、「位置」を取ることが重要です。
山なども上に行けば行くほど見える範囲が広がるように、未来を見据えて決断し、行動する責任があるのです。

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重要なのは対部下との「位置」

誰から評価されるのかを理解されることです。感情による評価ではなく、事実ベースで評価することが重要であり、平等と対等を混同しないことです。
決定権が部下にあったり、責任の所在があいまいであるのは大きな間違いです。
また、メリットを提示するのも、部下を子ども扱いしています。

リーダーは「言い切る」ことです。「お願い」ではないのです。
期限を設けて、指示(上から下へ)と報告(下から上へ)を行うのです。

そのために重要なのは「ほうれんそう」による管理です。

報告と連絡が、部下のストレスになっているようであれば、それは間違っています。あくまで、機械的に行い、感情の絡んだ「見えないハードル」はいらないのです。事実を知るためだけの問いに徹し、それを聞くだけで良いのです。
1on1にて、この手法を取ることを著者は否定しています。寄り添うことが成長を止めることを正当化しているためです。

相談は少し性質が違います。
相談に乗ってよいことは、あくまで2つです。部下の権限で決められないことと部下が自分で決めてていい範囲か迷ったことです。あくまで、自分で決められることは決めさせることが重要です。

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「パワハラ」問題は起こらないか?

識学では、そもそもこの問題は起こりません。
感情を脇において、「ルール」と「位置」によるコミュニケーションを取るためです。

リーダーは常に「ハラスメント」という言葉に怯えている一面があることは間違いないでしょう。特に、「パワハラ」の背景にあるのは、上に立つことで部下は言うことを聞くという思い込みや、自分の方が強くなければと威圧すること、自分の方が詳しくなければと必要以上に指摘をしてしまうことなどがあります。

強弱で決まる関係性で良いのは、友人関係のような状態です。
リーダーは常に孤独なのです。寂しさの要因は、学生気分からの離脱です。
強いていうならば、会社とは“厳しい塾”です。
だからこそ、お互いの距離が近いとえいこひいきのように少しの差が大きな差になります。その寂しさに耐えられず、Topの指示に従わない管理職は降格する以外に組織が正常化される道はありません。

さて、あなたの「位置」は今どこでしょうか。


「言い切る」コミュニケーションということに、最近やっと慣れてきましたが、やはり苦手な側面があるのは否めません。
ですが、適切な「位置」を僕自身が取らなければ、組織全体のバランスを崩し、組織の利益と部下の成長を奪ってしまうのでしょう。この孤独に耐えられるか否か。
僕自身、まだまだ到達できていないと改めて感じました。

今日も学んだ!!
ではでは、今日もワクワクするような最高の笑顔で、いってらっしゃい!!

アクティホーム
講内 源太

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