【そのイライラ、脳内のホルモンのせいかも・・・】
女性は月経周期によって、イライラすることがあります。
お子さんが小学校の高学年くらいになる頃のお父さん、お母さんには、更年期の方もいらっしゃると思います。
更年期になると、女性は卵胞ホルモン(エストロゲン)、男性はテストステロンの分泌が減少したり不安定になります。
これらのホルモンは「セロトニン」(別名:幸せホルモン)という脳内の神経伝達物質を活性化すると言われています。
更年期にホルモン分泌が低下すると、セロトニンの活性も低下してしまうため、セロトニンがコントロールしているドーパミン(喜び・快楽)とノルアドレナリン(恐怖・驚き)の制御が乱れてしまいます。
その結果、
女性では、不安・うつ・パニック障害が起こりやすく、
男性では、攻撃性が高まってしまうのです。
脳の中のホルモンバランスに自分の感情が振り回されてしまうとは・・・
何か良い方法はあるのでしょうか?
日光を浴びることと運動をすることで、セロトニンを増やすことができます。
(詳細は「 」をご覧ください)
男性は、筋トレをすることでテストステロンの分泌が増えるので、(なかなかウォーキングの時間がない方は)隙間時間に腕立て伏せやスクワットがおすすめです。
男性は人から評価されたり、認められるとテストステロンが上がりやすいのだそうです。
ボランティア活動をすると良いそうです。とはいえ、なかなか時間を確保するのが難しい方は、家族のために掃除・料理・皿洗いなどをして感謝されたら、テストステロンが増えて、攻撃性を低下させられるのではないでしょうか。
女性は、筋トレをしても卵胞ホルモンは増えないので、運動(ウォーキング、ヨガ、ジョギングなど)をすることで、セロトニンを増やし、イライラを抑えることをお勧めします。
他にも睡眠をしっかりとる、適切な食事をとる、ホルモン補充療法などの方法があります。
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参考:e-ヘルスネット セロトニン 厚生労働省 2021
セロトニンの低下の原因に更年期障害が関連する
NHK健康Ch 2023.6
男性の更年期障害の対策には、筋トレ、ボランティアがよい
更年期にうつ状態になったら 原因と対処法
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