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あらゆる現代病から脱却して「最高の体調」を手に入れる

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みなさん元気ですかーー!元気があればなんでもできる。笑
ちなみに私は元気じゃないよと。

Hey! What's up people~!? 鎌田です。今回も編集者目線でおススメの本をご紹介させていただきます。

2020年の7月中旬に脳梗塞の一種であるワレンベルグ症候群ですね~ということで日々の頭痛の原因がある程度分かったんですが、治ったわけじゃないので相変わらず目を開けているうちの8割は頭痛です。みなさんも体調が悪いと「その原因ってなんだ?」とついググったりしませんか?

私もなんとか頭痛治まらないかな眩暈がマシにならないかなとググっていたところ見つけたのが本書「最高の体調」。ジム通いしているときに本屋で平積みされていた時に目に留まってはいたんですが、その頃は体調がベリーグッとだったので通り過ぎてしまってました。

今回は自分の体調不良がきっかけで読むことにしていましたが、本書は体調の良い時にこそ読んで欲しいな、これもっと早く知ってればよかったなと思ったので、ご紹介させていただきます。

本書は進化論をベースに「文明病」を解消しようというアプローチではじまります。

昔は肥満や不眠、あるいは鬱や不安症などの「文明病」は存在しませんでした。昔の狩猟採集生活民と現代の狩猟採集生活民は実際のところかなり生活の内容は違っているのですが、そのような部族には文明病特有の症状はほぼ見られないようですね。確かにイメージしづらいですもんね~。

じゃぁ一体、この文明病から脱却するにはどうすればいいのでしょうか?狩猟時代の生活なんて先ほども申し上げましたけどイメージできないでしょ?私は狩猟免許をもっていて山にこもったりもしますが、つくづく思うのは、これは趣味であって、持続的な暮らしとしては無理だなと。

だって、汗をかいたら風呂も入りたいし、歯磨き粉で歯も磨きたいわけですよ。できなくはないですが山の小川を汚染するみたいで倫理的にできないでしょ?だから塩で我慢するわけですよ。界面活性剤のようなケミカルなものはやっぱり山に似合わないですしね。

というわけで本書は進化医学の視点で、現代人が抱える身体の不調の原因を根本から解消する鍵を探る内容となっているのです。

文明病を引き起こす要素①が「炎症」です。

本書によると炎症とは細胞レベルで起きている火事のようなものと定義しています。鬱や肥満、あるいは糖尿病などの原因と考えられています。

別の動画で紹介しました「老いなき世界」でも書かれていましたが、ひとつひとつ病名がついているけど、すべては老化や炎症なんだな。要は普段の生き方によって変わってくるんだなと思いました。

私は鬱になりそうな人生を送ってますが本人は憎たらしいほど元気!です。楽天家なんで鬱にはならないんですけど、少し肥満はビビってますね。2年位前までは単身赴任で先ほどもちょっといいましたけど、スポーツジムに通ってまして、筋トレもトレンド基調だったこともあって、真剣にボディデザインに取り組んでいて今よりも10kgくらい痩せてました。

家族と合流して一気に太って白髪とかも増えましたね。どうしても炭水化物も多めになっちゃってお酒の量も増えてきたので、今は再び「炎症」の問題を解決するために、「腸」「環境」「ストレス」を修正して、体と脳を根本からリセットしようと取り組んでいます。

文明病を引き起こす要素②が「不安」です。

昔の人や狩猟採集民が感じている不安と現代人が抱く不安は本質のところで全く性質が異なります。

こうした不安の要素を解決するために、価値・死・遊びに焦点を当て、現代人が陥りがちな心理トラップから逃れる方法が解説されています。

このように、どれも研究者や科学者たちの地道な実験で効果が確認されたもので、人類学者の丁寧なフィールドワークによって妥当性が裏付けられてきたものばかりの内容となっております。

細かなアップデートは続くものと思われますが、進化論に基づく人類の理解については、今後も大きく変わらないといえるでしょう。

しかし、古代ローマのプリニウスの言うとおり、習得した知識というものは実践に移さずに保有するなんてあり得ないものです。本書の知識を実践しつづけることは、あなたの人生を良い方向に変えていくと思います。

私も本書を参考に最初に手をつけたのは体調不良の改善でした。本書の著者である「鈴木祐」さんは人はこうしたことをググって調べるのではなく、グーグルの実験をリポートし考察をしているところが素晴らしいですね!

これは2016年に、グーグルのニューヨークオフィスで、ある実験が行われましたそうなんです。研究チームは、スナックなどを自由に食べられる場所を起点として、2カ所にドリンクバーを設置したそうです。

ひとつはスナックを置いた場所から1・8メートルのところ、もうひとつは5・5メートルの位置にしたそうです。

そして約400人の従業員の動きを記録して分析してみると、ドリンクバーの位置を起点に明確な行動の違いが現れたそうです。スナックを置いた場所に近いドリンクバーを使った人は、より遠いドリンクバーを使った人に比べると、お菓子を食べる量が69%も高かったそうです。

こちらの研究チームの計算によると、1日3回ずつに分けて体重81キロの男性がドリンクを飲んだときは、1年で体脂肪が1・1キロほど増える計算になりるそうです。

こうした数メートルの違いが無意識に「食べ過ぎ」という結果をもたらして、長期的にみると大きな肥満につながる可能性があるということを示唆しています。

これを読んで考えてみたんですね。いや、俺ってやばいよと。いつでも冷蔵庫に手を伸ばせば酒があるし、食べ物もあるよと。まずはミニマリストから目指さなけばダメだなと思いました。

次はウォーキングだけでストレスは激減するという事例では、脳梗塞になってから左の股関節が上手く動かなくなってヨガをやって身体を柔らかくして一日がスタートするようになりました。これって身体が不自由にになる前からやっときゃよかったなと思いました。

ウォーキングでもストレス対策だけに目的を絞れば、そこまで運動に時間を割く必要はなくて、カールスルーエ工科大学、ドイツかな?こちらの実験では、1回30~60分の軽いウォーキングを週2回だけ行なった学生は、まったく運動をしなかったグループに比べるとストレスが減って、期末テストの成績も有意に向上したそうです。

多くの人がウォーキングの影響力を過小評価していると研究チームは言います。つまりウォーキングをすることでコレステロールとか血圧が下がって、体重も減ります。

でも、これらのメリットを合わせてたところでウォーキングが心疾患に効く理由の59%しか説明できないというのです。

残りの41%については、ウォーキングがストレス反応をより改善してくれるからだろうと。一般のイメージよりも、ウォーキングは強力なパワーを持っているようですね。

たとえば椅子から立ち上がって、ほんの数分の散歩をするだけでも、あなたのストレスは激減するというわけです。

このように運動がストレスに効くというエビデンスは数多くありますが、いちばん有力視されているのは「エクササイズが身体のストレス対策システムを鍛えてくれる」という考え方だそうです。

これは自分の実体験として腑に落ちる話でしたね~今は引きこもり状態になっちゃいましたけど、以前はジョギングを毎日して、スポーツジムで汗を流してストレスフルな仕事でしたけど、ストレスフリーな状態でした。家で仕事している今のほうがストレスを感じますね。

というわけで、こちら本おススメです。皆さんも読んでみてご意見を聞かせてくださいね!

マンガで解説されているバージョンもこちらで紹介させていただいています。

それではまたお会いしましょう!

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