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箱根駅伝5区6区ラン

箱根駅伝の大ファンである私は、2018年、2019年と2度5区を走りました。
それ以降なかなか走りに行く機会に恵まれず、4年ぶりに5区を、初めて6区を走ってきたので、今回記録を残しておこうと思います。

1.目的

個人的に箱根駅伝は往路が好きで、特に5区は劇的な逆転劇が繰り広げられることも多いので、一度は走ってみたいという思いがあった。
特に東洋大の柏原選手や順天堂大の今井選手の走りには感銘を受け、彼らの凄さを思い知るという意味でも走ってみたいと思っていた。

最初に5区を走った2018年、2019年の頃は、練習といえば毎回同じペースで何となく走っている感じで、所謂ポイント練習は行っていなかったが、この箱根5区の登坂走のおかげか、秋の大会ではしばらく更新していなかったフルの記録を3時間15分まで伸ばすことができたので、一定の効果があったと感じていた。

ということで、今回の目的は、①秋の大会に向けた基盤強化、がいちばんの目的で、②数少ないランニング仲間との交流、の2点。
②もなかなか大事で普段一人で練習している私にとっては、年に2度しか走れないレース以外で誰かと走る唯一の機会で、良い刺激を貰うチャンス。
ご一緒させて頂いた方は仕事を通じて知り合った50歳越えでまだ毎回サブスリーを叩き出すベテランランナー。
走った後に飲みながらランニング関係の話をするのも楽しみの一つで、いつも良い刺激をいただいている。

何歳になってもご一緒したい

2.過去の出走

2018年8月に以下の通り初めて5区を出走
この時の実力はフル3時間20分程度で、今と比べると走力はかなり低かった。

2度目の5区は2019年8月
この時も実力としてはあまり変わらず、2回目だったこともあり少し楽に走れた。
2018年と比べると気持ちピッチが上がった様子。

3.3度目の5区&初の6区

まずは5区を出走。
過去2回と比べるとサブスリーレベルで3回目ということもあるので、前回前々回よりは楽に行けると思って望みました。
当日10メートルの風がある点だけは心配要素。

10メートルは流石にきつかった

まずは最初の7キロ。4キロの箱根湯本商店街までは緩やかな登りが続き、過去2回は5′40程度で入ったので、軽くペースが上がっている!、という感覚でこれは楽勝か、と思いながら走っていた区間。
5キロからは山に入り本格的な峠走が開始。あれ?こんなに急だったっけ?と思うほど傾斜がキツくて、7キロ前から急坂が始まり、こんなはずじゃ無かったと思い始める。。

8キロは少し緩やかになり、9キロの宮ノ下交差点から急勾配に入る。が、8キロ前後で調子を取り戻したおかげで比較的スムーズに急勾配を登り切り、そこからは比較的緩やかな坂がひたすら続いたという感じ。

14キロあたりから、あれ、まだ頂上じゃなかったっけ?とずっと感じながら走っていた。
そんなことを考えていたら15キロ手前で転倒。幸い転び方がよく無傷で良かった。

15キロを過ぎ芦之湯の下り坂に入ったところでペースアップするつもりが、風速10メートルの向い風区間に入ってしまい16キロまでの2キロは全くペースを上げられず登りより辛い区間となった。

17キロに国道1号線最高到達点を過ぎ完全な下りが始まったところでもしばらく強風に煽られながらも、少しずつペースアップ。

あとは多少のアップダウンをこなして、強風がありながらも前回タイムを7分更新する1時間53分でゴール。

ここ1年で感じてはいたが、登りでも明らかにピッチが伸びた。足もかなり細くなったので回転が良くなったのかもしれない。

ということで、5分ほど休憩し、初の6区へ。
心配は風と、過去に経験のない長さの下り坂ラン。。ボロボロになるかなーと思いながらスタート。

開始は多少のアップダウンがあることはわかってはいたが、5区で下ってきた、6区では登る3キロからの2キロ。これが相当キツかった。。5.6区通して1番遅くなった区間で、風もあって本当にしんどかった。
5キロの芦之湯から下り開始。最初は様子見で入ったが、力を抜いて身を任せれば楽にスピードが出ると思ったので、気楽な感じでペースアップ。8キロあたりまでは楽に走れた。

9キロくらいで、股関節と腹筋、内臓に痛みを感じ始める。これまでの4キロくらいの下りでも過去に経験のない長さだったので、相当なダメージだったのか、痛みに耐えながら走る感じで、スピードが出過ぎないようにブレーキを掛けながら走っていた。

この下り峠走が17キロまで続くのか、、とネガティブな気持ちで走っていたら、16キロ地点あたりで本日2度目の転倒。下りだったので1度目のように無傷とはいかず、手と足を擦りむいたが、幸い骨を打ちつけなかったので、走りに支障は出なかった。またこのあたりで、いつもはできない左足親指に豆ができていたのに気付きこれを庇いながら走るのも辛かった。

18キロ地点で箱根湯本の商店街に辿り着き下りが緩やかになり楽になるかと思いきや、疲れでスピードがみるみる下がっていった。
これが箱根駅伝ランナーが6区の終盤で下ってきたダメージに苦しみながら走る感覚なのかな、と思いながら走っていた。

残り2キロはひたすら直線で緩やかな下り区間で、まだかまだか、となかなかゴールに辿り着かない感覚だった。
というわけで、以下のタイムで無事ゴール。

5区の直後だったこともあるかもしれないが、17キロの下りはかなり過酷なコースで、足へのダメージも大きく思ったようなタイムは出なかった。
登りとピッチが全く同じで、走り方は定着してきたのかな、と良いのか悪いのかよくわからない勝手な解釈をしている。

4.感想

最近の練習疲れが溜まっている中ではあったが、タイムもそれなりに伸びて無事完走できた点は良かった。

走った直後から下半身だけじゃなく、上半身も全身至るところ筋肉痛で、完走から4日経った今でも筋肉痛は残っており、フルマラソンのように本気で走った訳ではないのにここまで筋肉痛になるのは、フル以外では初めて。ダメージ的にはフルより大きかったかもしれない。

2日のランオフを挟んで、昨日、今日とリカバリージョグをして、節々痛いということは、普段のランニングで使う筋肉をしっかり鍛えられたのかな、とまたまた良いか悪いか分からないけど勝手な解釈をしている。

またリベンジしたいとは思うものの、今度は風がない時に走りたいな、というのが正直なところ。登りでも下りでも7-8割くらいの区間でずっと強風に煽られていたので、その点でも体力をかなり削られた。

改めて、5区を70分、6区を57分で走る箱根駅伝ランナーの超人っぷりを思い知らされた。

最後に、この記事を読んで頂き走りたいと思われた方へ、
5区も6区も歩道が殆どないので、出走中かなりスレスレで車が通り、足元も枝や石だらけで油断するとすぐに転倒するので、くれぐれも気をつけて走って頂ければと思います。

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