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板橋cityマラソン2023 -PB更新、2度目のサブ3達成-

板橋cityマラソンに出走してきました。
結果は2度目のサブ3達成・PB更新(2:57:47)。
まだまだ自慢できるタイムではないですが、今後の備忘という意味でもnoteに記録を残しておければと思います。

1.出走までの経緯

2022年12月の湘南国際マラソンで初のサブ3を達成し、丁度同じタイミングで東京マラソンがハズレたことも分かったので、板橋cityマラソンに申込み。
東京マラソンは年々倍率が上昇し続け、2017年の出走以降なかなか当たらず、今回は板橋に。
2018年にも板橋cityは走ったが、東京マラソンに肩を並べるほど、ベストタイムを出しやすいコース。ひたすらフラット、登りは4ヶ所のみ、折り返しも1回のみ。

4回の登り降り以外ほぼフラット

2.大会までの準備

12月の湘南国際マラソンまでは、基本的に小出監督の「30キロ過ぎで1番速く走るマラソン」に載っているサブ3メニューを忠実にこなして、サブ3達成。

湘南国際マラソンの準備では、小出監督メニューが一部ハード過ぎる部分もあったものの忠実にこなしていたところ、大会3週間前に故障してしまった。
今回も小出監督メニューをベースにしつつ、信頼&尊敬しているサブ2.5ランナーさんのブログや信州最速プロジェクトの牛山純一さんのメニューを参考にしながら、12/19から3/19までの90日間しっかりメニューを作り込み、怪我しないように無理のないメニューに作り替え、時に改良しながら3ヶ月間メニューをこなしてきました。

ベースは以下の通り
①ポイント練習は水、土、日の週3回
②水曜はペース走16km(M-paceより少し速め) orショートinterval(1000×5-8)
③土曜はショート(1000×5-8)orロングinterval(5000×2)
④日曜は3時間LSD(7′00)or E-paceロング走30-35km
⑤ポイント練習以外の日は60-90分のJog

12月までは順調に練習をこなしていたが、正月は例年通り我慢せず飲み食いしてしまい、1月中旬頃までまともにメニューをこなせず(猛省しています笑)、下旬頃からようやく調子が戻ってきたと思いきや、子供のウイルス性胃腸炎が感染り1月いっぱいはまともに練習できず。。

これはまずいということで、2月から苦手なintervalを水曜日のペース走の代わりに積極的に取り入れました。

intervalの甲斐もあってか、少しずつペース走の調子が戻ってきた。

ロング走はEペースではこなせていたものの、少しMペース寄りのペース走がかなりイマイチで、不安要素が残る感じに。

2/23、大会1ヶ月を切って、過去にこんなことなかったが、明確に「スランプを脱した!」ことが分かるLSDができた。
とにかく7′00ペースにこだわり、フォームを崩さないことを意識して3時間ノンストップで走ったところ、フォームが明らかに改善され、翌日からJogのペースも勝手に上がるほどの復調ぶりだった。

このLSDのお陰で、残り1ヶ月の重要なポイント練習は全く外さずに出来たのが良かった。

そして今回も最後まで悩んだ、毎回必ず悩む、最後の刺激入れのP練のタイミング。
4日前の6キロ閾値走と悩んだ挙句、今回も小出監督を信じて大会3日前に5000TTを実施

これが良かったのかは今も分かりませんがPB出せたので良かったということなのでしょうか。

大会前日の3/18、当初軽く40分Jogの予定でしたが雨で走れず、この日腰回りがギックリ腰の前兆のような痛みになったので、振り返ると走ってほぐしておいた方が良かったのかなと感じている。

寒さにめっぽう弱く、1日の中で最も寒い早朝しか練習できない私としては、寒さでまともに練習出来なかった点は悔いの残る部分。
もっと寒さに強くなっていくことも今後の課題。

3.大会の準備と当日の準備

大会数日前からカーボローディングする例をよく見かけるものの、体重が増えるのも嫌なので、前日は普段通りの食事にプラスアルファでキプチョゲ御用達のモルテン320のスポドリ割を摂取。
モルテン320は当日の朝も飲むようにしているので計2回摂取。
このスポドリを前回まではOS1にしていましたが、今回はポカリに。今振り返ると、レース中尿意が収まらず、やはり体に溜め込んで排出されにくいOS1にしておけば良かったと感じた(たまたまかも)。
またレース後いつも足を攣らないのだが、今回は両足、太ももやふくらはぎまで攣りまくってしまったのは、ポカリより塩分濃度が強いOS1を摂取していなかったからかもしれない。

当日の装備は以下の写真の通り。

前回から2XUハーフタイツを採用。明確な効果は分からないものの、後半粘れているので、きっと疲れを軽減してくれているのだろう。
末端冷え性の私は手袋(100均)が手放せないのだが、当日あんなに暑くなるとは考えもせず、レース途中から邪魔になってしまった点は誤算だった。
またファイテンの磁気ベルトを巻いて走ったのだが、肌に直でつけたことにより、へそ周りがキズだらけになってしまった点も誤算だった。

レース中の補給について、藤原商会の藤原さんがYouTubeで言っていた「7キロごとに補給」を参考にジェルを5つ持参。しっかり5つ摂取できた点は結果として良かったのだと思っている。
アミノバイタルのパーフェクトエネルギーは相澤選手がレース前に必ず飲んでいると聞いてから必ず摂取。
またランナーさんのSNSでレッドブルを飲んでる人をよく見かけるので今回レース前に試してみたが、これかポカリが尿意の原因だったのかなとも推察。
シューズはあわよくばヴェイパーフライ3が手に入ればと思っていたが結局手に入らず、80キロほど使ったヴェイパー2でいくことに。

備忘のためにも撮っておくのは大事

またゼッケンは両面テープNitto5000NSという、服に穴を開けず、レース中に絶対剥がれない、また風による抵抗もノンストレスの優れものでランシャツに貼付。トライアスロンなどでは有名なそうで、かれこれ5年ほど前から使用

レース中剥がれず、安全ピンのように服に穴が空かない

4.レース本番

作戦は35キロまでは無理のないペースで4′10以内くらいで押していき、余裕があれば36キロあたりからペースアップ。

①スタート〜ハーフ


こんなに抜かれるかというくらい、抜かれまくりペースがなかなか定まらず、周りに流されて入りの5kmは想定より少し速い展開に。
ただ、キツいというほどでも無く息は切れずに淡々と走れていたかなという感じ。
序盤抜かす時にぶつかってくる人が多かった点は勘弁してほしかった。

16-17km区間で大学時代の友人夫婦が家のすぐそばということで応援に来てくれていて、嬉しさのあまりペースが上がってしまったのは言うまでもない笑
普段1人で練習しているので、知り合いのサポートの有り難さを心から感じた。

元気をもらってペースアップしている私

21キロまでは体力30-40%程度消費という感じでまだまだ余裕だった。

②ハーフ〜finish

ハーフを過ぎるとちらほらとペースダウンしてる人や完全に歩いてしまっている最前線を走っていた人、座り込んでいる人などが出てきた。
私もそこまで疲れが溜まっているとは思わず走っていたが、知らぬ間に27キロ以降ズルズルとタイムが落ちていることに気付く。

そして気温の高さが気になり始める。ジェルの摂取のたびに手袋を外して飲んでいたのだが、計5回の摂取のうち4回目の28キロあたりから手袋が暑くて邪魔に感じるように。物に愛着のある私は、100均の手袋なのに「この厳しい冬の練習を共に乗り越えてきた」と感じ捨てられず、結局最後まで付けて走りました笑

完全に「キツイ」と感じたのが36キロ。この時点で80%は消費していた感じで、最後の登り坂を終えて淡々と走っていたつもりが腕時計を見て4′30!?と愕然とした。

38-39キロ区間で観客の方々から思わぬ言葉が聞こえ始めた。

「あ!サブ3のペースメーカーがきてる!」

すれ違う観客の皆さん、「サブ3の集団がきた!」と言い始め、2時間56-57ペースのはずなのにもう来たのか、と不安な気持ちになり、ついに39キロ過ぎで追いつかれる。
ペースメーカーさんが、「このままいけば2時間58分前半ですよー」と集団に声をかけてるのが聞こえ、「負けてたまるか!」と根性で一気にペースアップ。

ここまでペースアップできたのも初めてかもしれない。サブ3集団の足音も遠くなり、最後は3′40くらいまでペースを上げてfinish。
1分20秒ほどPB更新。

5.反省と今後

PB更新できたものの、当初湘南国際マラソンの直後は「次回はサブエガ」と意気込んでいたので、結果は遠く及ばず。湘南よりフラットなコースだった中で少ししかタイムを縮められなかった。真冬の練習に耐えられなかった点と正月の誘惑に負けて暴飲暴食を繰り返していた点は猛省すべき点。

またレース前半は自分の実力を勘案して、もう少しゆっくり入れば後半落ちなかったかな、とも推察。そもそもレースペースとして狙っていた4′05が楽に感じるペースまで達していなかったことは反省点。レースペースの練習をもっと増やしても良かったということか。
あとはE-paceでのロング走不足も痛感。次回の課題としてしっかりとこなしていきたいところ。

一方で良かったこととしては、レース終盤にきつい中で過去一で粘れたこと。最後踏ん張れたのは、練習でペース走の時もロング走の時もintervalの最後の1本も、最後にペースアップしてBUを心掛けて練習してきた効果が出たのかな、と感じた。

本番はリラックス、練習は本気で、を心掛けて臨んできて分かったことは、スタートラインに立った時点で結果は決まっていたんだな、ということ。
本番で練習以上の実力が発揮できるなんて一握りの人ができることであって、マラソンはそんなラッキーはなかなか訪れない。

今シーズンはこれで終わりだが、来年度は2時間45分切りを目標にしたい。何故かというと、サブ3狙いではサブ3は出来ず、サブエガ狙いの練習で初めてサブ3できたから。
計画を作って、それをこなしていくのもマラソンの醍醐味。しばらくは大会もないので、これから自由に色々な練習を試行錯誤できるのもとても楽しみ。一先ずはスピードを身につけていくために短めの距離の練習を積んで行けたらと思っている。
あわよくば2時間45分切り、最低限サブエガできるように、早速明日から練習に注力していきたい。

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