私のことを好きだとおもってた 朝、学校前に髪の毛をとかしたり、整えたり 普段もかわいい服をきたり… もっともっと私を好きになりなさい なんて、勘違いしてる そんな、自分が恥ずかしい でも今、その人どこにいるんだろ？ 今の私はおでぶ。
サンマやマカロニサラダ、きんぴら 「まこも真似でいいや」 「同じなんてつまらないよ。あっちにデザートあるから持ってきて。すぐになくなるからさぁ」 わらをどけたり、積まれているわらを降ろしたりして、パフェやケーキを取ってきて、なんか少しドキドキした。 さゆりはもう座ってビールを飲んでいた。 「まこもビールでいいや。あれ、このオケはなんだろう」 どけてみた。 「わぁー日本酒だあ…こっちは？ビールだ。氷が浮いてる」 「へぇ～氷で冷やしてるのを飲むんだね。不思議だなあ～」 おしゃくで
「まこ、二人で食事へ行こう」 「うん、いいよ。久しぶりに外で食事だから嬉しい」 ウキウキ…。 電車に乗り4つめにある。 電車は苦手だ。 会社帰りの人と共にザザァーと押されて怖い思いをしたことがある。 私たちはテクテクと歩き始めた。 「面白いお店だよ。びっくりすると思う。お楽しみにね」 「へぇ～楽しみだぁ…。早く行こう、行こう」 人に揉まれながら、小走りで歩いた。 「何屋さんなの？」 「楽しみにしてて、びっくりするから」 「ところでまこ、あのスカートとバッグちょうだい。欲しくて
「アリさん何してるの？」 「ごはんだよ。人間がこぼして歩いている、お菓子を拾って、ご馳走になってるんだよ」 「へぇーじゃあ、僕のお煎餅あげる」 「だめだよ。お行儀よく、ベンチに座って食べなきゃ。手も洗うんだよ。いつも清潔なハンカチ持ってるかい？」 「そうそう、いつもハンカチ、ティシュは持ってるからね。小さい巾着袋を持っているんだよ」 「そうだね」 「僕の好きなミニカーも入れられるしね。あっセミの折り紙もいれて」 「美味しいものがあったら、巣に持っていくのが、僕らの仕事だよ」
大事な大事なだんな様 お豆にお目々がついていて こげちゃの顔して可愛いの 300円で１日お貸しします 小さな座布団に １日座らせておいて 願い事を唱えると いい人には願い事が叶うの 大事な大事なだんな様 早く返して 私のだんな様
「今どこ？」 「おしえない」 「もーいいよ」 私をじらすのが好き 「本当、病気になるならね」 やっぱり病気になった 毎日来てくれて 謝り続けてる人 私そんなに好きじゃない あなたのこと
ビーンズ︰旅に出よう、２週間くらい ブラックビーンズ︰それはいい。荷物作りだ ビーンズ︰パンツ何枚持っていく ブラックビーンズ︰7枚だね ビーンズ︰そーかぁ ブラックビーンズ︰たくさんの荷物になったよ ビーンズ︰でっ、ところでどこへ行くの？ ブラックビーンズ︰今の季節、どこがいいのか、どこへ行けば楽しいか、わからないなぁ ビーンズ︰どこへ行ったらいいですか？ ☀︰景色のいい温泉へ行って美味しいものを食べておいで。◯◯◯なら最高だよ。楽しんでおいで。 ブラックビーンズ︰あの人、
ビーンズ︰豆作るぞ。よいしょ。 ブラックビーンズ︰うん、頑張ろう。よいしょ、よいしょ。かたいね、ここの土。 ビーンズ︰豆ができたら、豆パーティーやろう。 ブラックビーンズ︰それはいいことだね。 ビーンズ︰ギャー、虫だよ。ぼく、虫だけはだめなんだ。 ブラックビーンズ︰ウワ一、オレもだよ。ちがう人に作ってもらおう。 ビーンズ︰豆作ってくれる？ ☀︰いいよ。よいしょ、よいしょ。あとは出来るまで、待つだけだよ。水をたくさんあげてね。 ビーンズ︰ありがとう。アレ？今の人、知ってる人？
ビーンズ︰今日は豆料理を作 ろうよ。 ブラックビーンズ︰みんなにおすそ分けだね。 ビーンズ︰味見してくれる人さがそう。 ブラックビーンズ︰きみきみ、これ食べてみて ☀︰美味しいよ。よく出来たね。出来上がり自由って感じ。 ビーンズ︰またね。普通に会おうね。今度はアップルパイ豆入りを作るから、そのときまで元気で。 ブラックビーンズ︰あの人、だれ？？ ビーンズ︰さぁ、知らない。 アレ？
ピンポーン あっ来た 「私、もうあなたが好きじゃないから帰って」 「本当か？」 「うん」 「わかった」 かいだんをおりる音 「えーうそなのにー」 急いでくつをはいて追いかける 「ばーか。お前、くつまぜませだよ」 「あれ？だから走りづらかったんだ」 「そういうところ、昔から変わらないなあ」 手をつなぎ、かげをふまないよう歩いてみたら、かげがなくなっちった。
ゆめの中で あなたに会えました あなただよね？ そうだよね？ これはあなたが 私にくれた物だよね？ 私があなたにあげた物 もってる？ まちがってないよね？ あなたもしゃべってよ ありがとう 待って良かったよ さよなら えっ 最後だよ なんで？ 早くしないと目がさめちゃう
「好き」って言葉 100回言ったら ここにとんで来てくれるって 言ってくれたけど 68回目の時 くしゃみしちゃったぁ 今日はゆっくり家で空想しよう
一度だけ、あきらが抱いてくれた。 私の方から、一方的にお願いした。 あきらは18才で結婚して、奥さんも子供さんもいる。 なのにただ、ごねるようにお願いした。 今は幸せに優しい旦那様と暮らしている。 一応、主婦してる。 この私がだよ。 今、あきらとあったらこう言うよね。 「笑っちゃうよ」って そして「太ったなぁ」って 「いいの幸せ太りなんだから」 旦那様と知り合う10年前は、 あきらの面影だけで生きていた。 旦那様と知り合えて、やっとあきらの死を受け入れたみたい。 でも、会いた
「あの子がつまんなそうな顔して、気がつかなかったの？」 「えっ？」 「だめね。いいレディにならないわよ」 「…」 「こっち見つめてるじゃない。おしゃべりしてきたら」 「うん」 「泣きたいことある？」 「これから入院なの。心の病気。今、泣きたいわ」
ただ見つめあって お互いただ見つめあって 笑いもなく 泣くこともなく お互い何を思う ただ見つめあって ただ見つめあって 体にふれることもなく 言葉で話すこともなく ただ見つめあって…
「ねぇ、宝ばこみせっこしようよ。とーくん」 「えー、人に見せたくないんだよ」 「いいじゃん、いいじゃん。ケチ」 「わかったよ。はーちゃんごういんだね」 「これ、はーちゃんの宝ばこ」 （おりがみ、おはなし、赤ちゃんの時の写真、おもちゃのゆびわ） 「とーくんはなーに？」 「これだよ」 「わーかみひこうきばかりだね。あれ、これなーに？」 「ダメ、ダメ」 「あーこれ、私の小さいときの写真だぁ」 「うわーやめろよー」 「私のこと、好きなんだ」 「そうだよ。好きだよ」 「じゃあ、私も好き
