見出し画像

「採用のカガク」ジオコードが採用研修に力を入れる理由を公開


はじめに

「「ハニュウサトシさんですね。今日はよろしくお願いします。それでは早速ですが今までのご経歴を簡単にお話しいただけますか。。。」
中途の採用面接を受けたときに、いきなりこんな始まりだったことってありませんか?
こういう会社は、その場で即刻辞退してもいいのではないか?ワタシ的にはこれは応募者に対してとても失礼な話だなぁと思っている訳です。」

こんにちは、人事担当の高茂です。
いきなりこんな書き出しでしたが、このように言うのは当社のHR担当部長の羽生です。私も、いきなり職務経歴を話させるような面接をしている企業ってまだまだあると思うんですよね。
本日は、当社で採用に関わる社員向けの社内研修「採用のカガク」の講師を先ほど終えた羽生に当社の採用について少しインタビューしたいと思います。


採用の「カガク」???

高茂)研修お疲れさまでした。今回でこの「採用のカガク」何回目の実施になりますか?
羽生)事務局お疲れさまでした。今回で3回目だね。今回の受講者が修了すると延べ人数で40名程社員が採用に携われることになりますね。当社が120名くらいの会社なので結構な割合が当社の採用を理解できている状況になるわけだね。

高茂)120名中40名。全社員の30%強が同じ言葉で採用を語ることが出来るんですね。確かにスゴイ。そもそも「採用のカガク」をやり始めたのは、全社採用体制を進めるためですよね?私もずっと一緒にやっていますが、ここまでしっかりと作りこめるとは思っていませんでした。
羽生)そうだよね。当社の現社員の良さが出て協力をしてくれたからこそ、この全社採用の推進体制が作れたと思っているよ。人事担当者は採用ディレクターに徹して、採用の判断は受け入れる部署が前線で担い、採用判断に際して間違いがないように我々も必要に応じて助言していく。このフローをしっかりと全員が実践してくれたから、こういう組織体制が出来てきたと思います。事実、早期離脱も激減、平均勤続年数も上がっている。数字に現れたからね。

高茂)そもそも、なぜこの「採用のカガク」という名前にしたんですか?
羽生)私は今までいろいろな企業の採用や人材育成に携わってきたんだけどね。人事って「ヒトノコト(人の事)」でしょ?毎日業務で「人」として「人」に触れ合っている部長や課長は、自分には「人」を見抜く力がある!と勝手に思い込んでいることが多い。ただしそれは、あくまでも自分の「勘」や「経験」のバイアスがかかった間違った能力なんだよね。このバイアスがかかった状態の採用の結果起きるのが「ミスマッチ」や「早期離脱」と言われるもの。
実は人事にはきちんとした理論があって、その手順を踏むことでミスマッチ等を減らすことが出来るんです。採用は理論通りにやれば企業に合った人材にたどり着くことが出来るってこと。

高茂)確かにそうですね。研修の中には企業の採用への考え方や応募者の心理、面接の各フェーズでの目的等を細かく紐解いていました。
羽生)細かく理論的に紐解くことを、わかりやすく「カガク」という言葉に置き換えてみました。この「カガク」という言葉を会社の共通言語にしたかった!というのがネーミングの理由なんですよ。私の研修、全部「○○のカガク」でしょ?w 
要はすべてにおいて本質を捉えた理論が大切!ということをわかってほしいと考えているからなんですね。

3時間×3日間+事後課題!!!

高茂)採用の時にはどの部分を見るように!と指導していますか?
羽生)研修時に伝えているのは、「スキルマッチ」と「カルチャーマッチ」の二つですね。特にカルチャーマッチしているかどうか?はきちんと測るように指導しています。カルチャーが合わないといずれ不協和音を発し始めます。その後は。。。割れ窓理論ですね(ジオコードの評価制度の考え方参照)。

高茂)「採用のカガク」は延べ3日間で10時間近い研修です。事後課題もあります。なぜこんなに時間がかかるのでしょうか?
羽生)採用だけでもそれだけの理論があるってこと、また、それらをしっかり理解し実践できるようにワークとかロールプレイングなんかも取り入れているからですね。実はこれでも結構、端折っておりまして。。。伝えたい内容はもっとある。。。

高茂)確かにそうですね。結構細かい部分まで踏み込んでいる。
羽生)例えば、面接のときにまず一番最初に職務経歴を話させる会社ってあるでしょ?あれはNGですね。あの時間って、面接官がその場で職務経歴書を読んでいる場合が多いですよ。事前準備をしていない。限られた面接時間の無駄遣い、相手にも失礼ですよ!って、研修内で教えている。当社は事前に職務経歴書を読み込む!私たちの知りたい内容の質問や、当日の流れをストーリー化する。当社の採用は事前準備が日本一!って教えています笑

採用について、笑顔でわかりやすく熱く話す羽生 ジンジが好きなのがわかります

採用のカガクの目的

高茂)そこまでやる理由ってなんでなんでしょうか?
羽生)理論をしっかりと理解する理由はすべて、当社に入社していただく社員の皆さんが、

①採用面接時に正しい選択が出来るように!
②入った組織で入社後活躍ができるように!
③会社や組織に所属することで明るい未来が描けるように!

ということにフォーカスしているからかな。採用・入社は、当社で働くことの単なる始まり。本当の目的は当社に入って活躍し、仕事も含めてご自身の生活を素晴らしいものにしていくことだと思います。だからこそ、私たちは、皆さんの入社後活躍も考えて「採用のカガク」にしっかりと取り組んでいます。それがミスマッチを防ぐ結果につながっています。

高茂)なるほど、もしこのような教育を実施しなかった場合は???
羽生)意気揚々と入社してみたものの、なにかが違う。だから、短期間ですが辞めます!そうなることもあるだろうね。
確かに今は求人がたくさんあるので、求職者の皆さんは次の職場が見つかるでしょう。ただその企業で過ごした数か月は二度と戻ってきません。年齢的にも一番ノリに乗った時期に、もしその無駄な時間を過ごしてしまったら?
高茂)とてももったいない時間になってしまう。。。
羽生)企業もそうです。採用には一定の費用が掛かります。その実質的な費用にも増してダメージが大きいのは、せっかく入ってくれた方が抜けた後の、あの喪失感です。
教育担当やメンターは「私たちが悪かったのかなぁ?」と悩む。上司は目標への道筋に暗雲が立ち込めて不機嫌になる。。。入社という期待値の裏返しだからこそ、一人の早期離職による反動は、とても大きくなります。
この両者それぞれの損失は計り知れないもの。こういうことを防ぐためにはきちんとした採用のカガクを理解していることが大切なのです。

変わってきた当社の採用

高茂)当社社員の「採用」に対する想いは、ここ3年くらいで変わってきましたよね。すごく強くなったというか?深くなったというか?
羽生)そうですね。採用に携わる部長・課長が理論を理解してくれた。それ以外のメンバーも、採用活動をとてもポジティブに受け取ってくれていると思います。応募者のこれからの希望をきちんと聞き、入社したら何が出来るのか?当社は何をやって欲しくて、どうなってほしいのか?このような部分までしっかりと面接で聞いていきます。もし時間が足りない場合は別途カジュアル面談等もする。とにかく両者の納得値をきちんと上げてからでないと握手はしない。そんな会社になってきたなぁと思っています。

高茂)人が組織を作る!という考えを実践出来るようになってきた!?
羽生)そういう風になってきたかなぁ・・・というところかな。当社のみならず、企業って人あってのものだと思うんです。ここに異議を唱える人はほとんどいないと思います。だからこそ当社のこれからを一緒に作っていってくれる人、当社の成長とともに自らも成長していきたいと思っている人を大切にしていきたいと思っています。とはいえ、組織を作るという意味で人事としてまだまだ出来ることはあるけどね。

高茂)採用のカガクでどんなことやっているか?気になる人もいるかと思いますが、この場で少しだけ披露しちゃってもいいですか?
羽生)うーん、こちらの手の内を見せることになっちゃうねw興味ある方は是非当社に入社してもらって、各部署の採用のミッションを担えるくらいに活躍していただければ嬉しいです。
とはいえ、一般的な理論もあるのでキーワードだけであれば。ご興味ある方はネットで検索してみてください。

■カルチャーマッチ基準 ■WILL・CAN・MUST ■採用における「4P」 ■割れ窓理論 ■ペルソナ設定 ■選社軸(の分類パターン) などなど

もっと書くとしたら、あとどれくらいの数が出てくるでしょう?
まあ、あまりこういう部分にこだわらず、当社が気になったら私たちに会いに来ていただければと思っています!

高茂)羽生さん、研修終わりの忙しい時間にありがとうございました!
羽生)というかさ、、、この後、もう少しで新任課長向けにオンボーディングの研修始まるんじゃなかったっけ?高茂さん、準備大丈夫???
高茂)あ。。。

さいごに

私がはじめて「採用のカガク」を受講した時、採用ってこんなにもたくさんの理論があって奥が深いものなんだ、と驚いたことを覚えています。

現場のメンバーにも採用のカガクを受講してもらったことで、会社全体としての採用スキルが上がったと思いますし、何より嬉しいのが「ミスマッチ」「早期離職」が明らかに減ったことです。
そして約3年間、人事と現場の足並みを揃えてきた結果、どんな人を採用すべきかということを言語化できるようになってきました。

しかし、文中にも記載があるように採用・入社は、当社で働くことの単なる始まり。
本当の目的は当社に入社してから活躍してもらうことです。

これから実施する「オンボーディング研修」も、「採用のカガク」同様
新入社員の「教育・研修」について会社として認識を揃えるためのものです。

入社したら「はい、おわり。」だなんてことは絶対ないですが、せっかくなら、早い段階で「ジオコードを選んでよかったな」と思ってもらいたいですからね(^^)

採用から活躍までしっかりとサポートができる会社を目指して。
私も人事として様々な面からできることをやっていきたいと思います!

それでは、今回はジオコードの採用について紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございます!

それではオンボーディング研修に行ってきます!

ーーーーーーーーーーーーーーーー

株式会社ジオコードでは、新たなメンバーを募集しています。
「まずは話だけ」も大歓迎です!応募はコチラから
 ⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩
ジオコード採用サイト

この記事が参加している募集

社員紹介

採用の仕事

いただいたサポートで人事・広報関連の書籍を購入します。メンバーのレベルアップが関係者の幸福につながればと😊 オススメ書籍は https://twitter.com/GEOCODEpr にメンションなどで絡んでいただけると激しく喜びます。以下のTwitterマークからもどうぞ🐤