見出し画像

<コロナショックによる異常な世界金融緩和の行く末>

<コラム:コロナショックによる異常な世界金融緩和の行く末>

コロナショックで株価が大きく下がってから大きく戻していますが、経済が止まっている。

そして、今後も当面動く見通しの無い中、株価が上がる仕組みを簡単に解説しておきます。

最終手段のヘリコプターマネー/禁じ手のマネタイゼーション/通貨発行量を世界同時に増刷/通常紙幣増刷

すると国債金利が上がるのをイールドカーブコントロールという金利操作(日銀で言う買いオペ)の

フルコースを使い、一時凌ぎ(株価のこれ以上の下落は手が付けられないドイツ銀行の債権バブル崩壊に繋がる為)している現状と見るのが良いでしょう。

ファンダメンタルで買われてるのではなく、国の買いと海外勢の破綻水域より下げさせない為の防衛買いと見た方が良いです。

当然ですが、この手法も時間伸ばしだけの政策より、世界通貨の時限爆弾のタイムリミットは迫っていると考えておいた方が良いでしょう!


各国主要国の市場の流動資産額(プライマリーバランス)を見てみると異常な事が分かります。

★米国

米国FRBは3月15日に資産購入プログラム(俗にQE4)をスタート

開始5日間で米国債とMBS(不動産債券)を約3400億ドル(約36兆円)購入後、ほぼ毎日10兆円規模の米国債の換金売りを買い支えが続く。

➡️FRBのバランスシート(資金供給量)は3月25日時点で約5.3兆ドル(約572兆円)と急増し、今後の債券の購入は不可能として実質破綻申請。

※延命措置で特別目的会社(SPV)設立し最大半年間で債券清算中

➡️同時にNESARA法を発動し、SPV会社により米国民の債務(クレジットローン/住宅ローン/企業借入などあらゆる債券免除を発表)

★EU

総額で約1兆ユーロ(約117兆円)財政出動

3月20日時点のECB(EU圏)のバランスシート

約4.9兆ユーロ(約573兆円)➡️現在、約5.9兆ユーロ(約690兆円)まで膨らむ


※最も問題なドイツ銀行のCLO(ほぼ不良債権化の格付け低い社債)は約7500兆円

➡️これ以上株価が下がると桁違いの債券バブル崩壊が待ってる(デリバティブ市場を含めると数京円)


★日本

日銀のバランスシート規模はECBと同じ3月20日時点で約594.1兆円(GDP比では群を抜いて大きい)➡️その上、連日米国債購入(1日約35兆円規模買い支え、株価は年間12兆円買い支え、だが国民はアベノマスク2枚)

➡幾ら購入してもGESARA 法が出た瞬間に米国債の借金はチャラになり、日銀は大赤字です。

そのツケは、日本国民の預金に回ってくるでしょう!


【世界金融の行く末】

現在ドル増刷の最終局面という事はかなりの投資家も唱えていますが、

去年2019年の12月の米予算はやはり組めていなかった事は確実になってきそうです。

去年12月に、事実上、アメリカ合衆国が破綻した!と書きましたが、当たってました。(コロナの前兆もない時の米株と短期金利とドル不足の動きと国会の予算審議方法が両院議員のTOPによる異例だった為)

そして、今年の予算が9月末まで限定で暫定的に組まれた事を書きましたが、先月3月末の米FRBの実質破綻で特別目的会社(SPV)を設立して、ロスチャイルド系の世界最大のファンド会社に投資業務の委託期限が最大半年(9月末迄)と米ヤフーファイナンスに掲載されてた事を踏まえると、米ドルの終焉は今年の9月末までが正解のようです。

ドルの終焉=資本主義の終わりという、1000年に1度レベルの転換期を迎える可能性が高いです!

金融業界の末期的な現状の行きつく先は金融政策運営が注目されない金融市場(国有化市場)となるしかありません。

その時、中央銀行は淡々と国債を購入するだけの機関であり、単なる時間稼ぎにしかなりません。

これに近い金融政策を運営をして来た日本で、ほとんど物価が上がってこない状況を踏まえると、世界的に金利も物価もない世界に突入するでしょう。


世界の中央銀行が同時に湯水のように紙幣を刷り、日本のように国債を買い支え、株価を買い支えた場合、世界の紙幣の量は増え過ぎてモノの価値が高騰する。


現物資産や、医療/食糧品などの生活必需品などのモノの価値が上がり、収入は減るスタグフレーション(デフレの物価高)は既に始まっており、貿易規制や食糧を自国で消費分以下しか取れない国がコロナ/豚インフル/干ばつ/洪水/サバクトビバッタなどの食糧枯渇から鮮明になってきています。

商品先物市場の動きは、戦後のような食に関する指数のストップ高が起こってる現状です。

世界の債券は、全て米ドルベースで発行される事から、世界の資金需要はドルに集中し、ドルの希薄化(資産価値が限りなく0に近づく状態)が顕著化する。


いずれ、債券バブル経済はリセットを余儀なくされ、約230年の資本主義は終焉するでしょう。


既に、次世代通貨システム(噂では、QFSという量子金融システム)は用意されており、経済崩壊しない金本位制のデジタル暗号通貨へ約1年掛けて移行する事になると言われています。(要は、お金という概念がなくなる可能性が高いです。簡単に言うと、価値の交換の時代となるかもしれません!)


現在のプライマリーバランスの倍に当たる5兆ドルの予算を組みながら、対外債務が約1800兆円と断トツ多い米国は、ドルの債権は刷れるが、他国の影響から債務不履行になる事は十分あり得る。


欧州は、イタリア銀行・ポルトガル/ギリシャなどのデフォルト危機と、CLO債権(約7500兆円)のドイツ銀行問題が再燃する。

キーポイントは、撃沈している中国経済と溜まりに溜まった中国の不良債権(不動産バブル債権/シャドーバンキング問題だけで1京円を軽く超える規模)

ここに火が付けば、ドイツ銀行から連鎖的債権崩壊から、EUは解体される事になるだろう。

世界金融の全てが異常現象状態で、お金を刷って、債権デフォルトしない為に動いていない株価を下支えする実態のない金融政策で凌いでるだけの状態も長続きはしない。

約230年間、無尽蔵に紙幣を発行し続けたツケが、とうとう回ってくる時期は迫って来ている。

この危機をピンチと捉えるか、チャンスに変えられるかは情報一つである。

《参考》
■QE4 ドルの異常な供給スピード

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57162250U0A320C2FF1000/

★FRB資産、5兆ドル突破 国債など連日1000億ドル購入
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57301450X20C20A3000000/

★FRBは23日にも企業向けに資金供給する制度を立ち上げ、実務は世界最大の運用会社ブラックロックに委託。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57374660Y0A320C2EA3000/


★今何が起こっているのか?

https://blog.goo.ne.jp/truthseeker/e/46b81b3a7081d749060fb10ecb8c20bc


★GESARA法(世界通貨同時リセット)

https://gogomakochan.net/society/0069/

この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?