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苦手な歴史に挑戦

歴史が苦手なnoriです。

苦手というのも事実かもしれないけれども、苦手意識があると言ってもいいかもしれない。

その私が『ローマ帝国衰亡史』たるものを読んでいる!奇跡としか言いようがない。

私が歴史を苦手分野と認識したのは、小学校6年生の時。受験勉強で塾へ通い始めたときである。同級生が、夕食を食べてからゆっくりしている間、私は塾で授業を受けていた。

数学や理科は得意だったし楽しかった覚えがあるのだが、社会、特に歴史の授業は生きた心地がしなかった。

周りの子は小学校4年あるいは5年の時から勉強している子達ばかり。私は、始めたばかりである。

先生が「わかる人ー」というとみんなが取り合うように手を挙げて、質問に答えている。それが、私にとって英語のようでした。

英語というのは比喩で使っているのだが、でも本当にそれぐらい何を言っているのか理解できなかった。

私は、教科書を見ても分からなかったし、先生の話していることも分からなかった。分からな過ぎて孤独感が強かった。

受験勉強において、唯一塾の帰り父親に歴史が分からな過ぎて泣いてしまったのを覚えている。

そこから端を欲していると思うのだが、そんな私が40歳になって『ローマ帝国』の本を読むなんて思ってもみなかった。

この本を読むのにはいきさつがあった。それは香水!だった(笑)

香水が大好き、欲しい、知りたいという欲求まみれの心から始まった。香水の本場はフランス。大きく言ったらヨーロッパだ。

香水にも歴史があって、昔にちなんだブランド名や香水の名前があったりする。また香水には一つ一つ物語があって、その物語が歴史を知らないと分からないこともある。

歴史を知らないとその一つ一つに躓いて、理解できないということから、そうだ!歴史を勉強しようと思うことができた。

ただ、こうして『知りたい』という欲求をもって歴史に向かい合うことができたというのは本当にありがたいことで、そういう時に勉強すると身になっていくと聞いたことがあった。

いろいろと歴史書を調べていったときに(膨大な量があったが)、なんとなくローマ帝国当たりからやった方が全体を理解できるんじゃない?と思えてきて、その後のリサーチから今回の『ローマ帝国衰亡史』を読むことにした。

理由は、評価が良かったこと。prime reading で無料で見れたこと。憧れていた聖書のように読み込む!?本だったこと。だった。

実際に読んでみると、すごく横文字だらけ。最初の方なんかまったく覚えていなかったが、人物名や土地名で覚えられないくらいのカタカナが出てきた。

でもめげない。正直に理解できない部分が多かったが、二度読みしたりして何となくわかったように読み進めている。

でも少しずつ物語のように変化してきて今はちょっと楽しく読み進められている。

今はローマ帝国の帝のことが言及されているところを読んでいる。はじめてローマ帝国ができてからというもの、なかなか良い政治を行う帝が出てこなかったようだ。

ただしばらくしてから、五大帝?のような人たちが出てきて、ちゃんと国を治める帝が連続して5人出てきたよう。

私が今感じていることは、本当に浅はかな考えだったのかもしれないが、ローマ帝国はとても大きかったがそんなに多くの領土を独り占めしなくてもいいじゃないか?と思っていた。

けれども、内部事情??内側は内側で国を治めようと努力していたり、ただ野蛮なことばかりしていたわけではないというようなことが垣間見れたことから偏見は少なくなったと思う。

ただ色々な帝を見ていると身近な人を殺したり、あるいは殺されたりと、よく帝が変る時に『死』がでてくるなぁと驚いた。

そんなに不安定な状況だったのか?と思うと、今現在の安定している暮らしとは大違いで、もし自分がそこに居たらと考えるとちょっと恐ろしくなる。

色々と感じることがあるのだが、それが歴史を知るうえですごく重要なことだと感じている。文庫本だと600ページするぐらいの本で読むのに時間がかかるけれども、味わって読んでいこうと思う。

なんてことない。急がなければ読める!

そう確信している私であった。ほんとうに苦手意識が克服されるかも!?楽しみ。

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