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鉄分の効果4選

鉄分は体内でさまざまな重要な働きをします。鉄分には4つの効果があります。


★鉄分の効果4選

1. 貧血予防

鉄分は赤血球のヘモグロビンに含まれ、酸素を運ぶ役割を果たします。鉄欠乏性貧血を予防します。

2. 筋肉の酸素保存

筋肉中のミオグロビンは酸素を貯蔵し、運動時に必要なエネルギーを供給します。

3. 疲労回復

鉄分は代謝を支え、疲労を軽減します。

4. 美肌効果

鉄分はコラーゲン合成や肌の健康にも寄与します。


★鉄欠乏症の症状は?

鉄欠乏症(鉄欠乏性貧血)の兆候は次のようなものです。

めまい
頭痛
疲労感
怠さ
失神
動悸
息切れ

診断は採血検査でヘモグロビンの濃度を調べたり、体内の鉄に関連した検査値を調べることで行います。

鉄欠乏性貧血の診断がついた場合には、出血源を調べるなど、鉄が体内で不足している原因をつきとめることが重要です。

治療としては、鉄が欠乏する原因を治すことが根本的な治療になります。

それと並行して鉄剤の内服や点滴と行い、貧血が著しい場合には輸血が検討されます。


★鉄欠乏症を予防するには?

鉄欠乏症(鉄欠乏性貧血)を予防するためには、以下の6つのポイントに注意しましょう。

1. 食事から鉄分を摂る

・レバー
・赤身の肉
・あさり
・かき
・血合いの多い魚
・大豆製品
・緑黄色野菜
・海藻

などに多く含まれる鉄を積極的に摂取しましょう。

特にヘム鉄の多い肉類や魚類が有効です。鉄分の吸収を高めるために、ビタミンCを含む食材と一緒に摂ることが効果的です。

2. バランスの取れた食事

主食、主菜、副菜がそろった食事を毎日3食きちんと摂りましょう。

3. たんぱく質を十分に取る

魚、肉、卵、大豆製品、乳製品などのたんぱく質を多く含む食品をバランスよく食べることが重要です。

4. 鉄の吸収を良くする

酢、柑橘類、梅干しなど酸味のあるものや香辛料を使って胃液の分泌を良くしましょう。

ビタミンB12、葉酸、ビタミンB6、銅などと一緒に取ることで鉄の吸収を促進させることができます。

5. 緑茶や紅茶、コーヒーを飲みすぎない

これらに含まれるタンニンが鉄の吸収を阻害することがあります。

6. 手作りの料理を心掛ける

インスタント食品や調理済み食品は栄養のバランスが偏りやすいため、手作りの料理を選びましょう。

★鉄はメンタルに影響ある?

鉄分は体内でさまざまな重要な働きをします。特にメンタルヘルスにも影響を及ぼすことがあります。

1. 睡眠ホルモンの生成

鉄は睡眠ホルモンであるメラトニンの生成に関与しており、不足すると睡眠の質が低下し、不眠や熟睡できない状態に陥る可能性があります。

2. うつ症状との関連

鉄は脳内ホルモンのセロトニンの生成にも関係しています。

セロトニン不足は抑うつ状態に繋がります。

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