今まで自分として生きてきたのに、
「あなたが認識している自分は、実は自分ではない」と言われても、
信じられないと思う。

例えば
自分はせっかちで、明るくて、涙もろくて、怒りやすくて、すぐ忘れ物をしてしまう。
という性格だと「思い込んでいるだけ」だったとしたら。

でも「親にはこういうふうに育てられてきたし・・・」
「周りの人からもそういうふうに思われてるし・・・」
って思いますよね。

「親からはいつもこういう扱いを受ける」
「友達は私をこう認識している」
「あの人は私に酷い扱いをしてくる」
全てエゴの妄想です。

「あの人からいつも酷い扱いを受ける」
と思い込んでいるのは、
あなたが自分のことを
「私は大事にされない存在だ」と思っているからではないでしょうか？

だからその現実を創ってしまっている。
作り出された現実を信じ切ってしまっている。

エゴから解放されるために必要なのは、エゴに気づくこと。

気づくだけでいい。
闘おうとしない。
闘うということは、その事実を認めてしまうことになる。
その現実は違うと気づいたなら華麗にスルーです。

（エックハルト・トール「ニュー・アース」という本を参考に書いています。）