学生の頃の自分。
部屋の片付けをした。
何の変哲もないただの日常。
講義のレジュメを主に捨てた。
今は大学4年生。座学はほぼない。国家試験の対策講座を控えるくらいだ。
青春なんて、高校生くらいのものかと思っていたが、大学4年の今レジュメを見ながら、皆んなで机を並べていた頃をふと思い出す。
充分な青春じゃないか。何が青春したいだ。
そんな当たり前のことに感謝せずに過ごしてきたなんて…。
ここで考えた。
当たり前の日々は刻一刻と過ぎ去っていく。
そんな中で、その日々に感謝をしながら過ごすのは無理なのではないか。
その瞬間に楽しさや悲しみ、怒り、喜び、苦しさ等、様々な感情と共にしている。もちろん無感情もある。
その感情たちが体の大多数を占めている中で感謝は何%を占めているのか。
そんなことを考えているうちに部屋の片付けが終わる。
部屋丸ごとデトックス。身も心も洗われたような気分だ。重い荷物を下ろしたような。
思い出としていくつかモノは残ったが、思い出は記憶の本棚に静かに片付けられた。
次取り出される時は、大学の同窓会か何らかの飲み会の時だろう。参加するかも分からないが。
まあその時まで、どこにしまったか忘れずに覚えておこう。
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