学生の頃の自分。
老衰ならともかく、その他の死を経験するっていうことは、最後に苦しみが待ってるってことだよね。消えたいけど苦しいのかな。
それなら、今めちゃくちゃ頑張って生きよう!とか自分はそう簡単にはなれないな。
僕だって早く立ち上がりたいよ。でも、なんて言うんだろ、この心にまとわりついた足枷が重すぎてさ。少し休みたい。これまでも休んできただろって言われてもいいよ。もうどうでもいい。
あー、明日が来る。本当は来てほしくないけど。残酷だね。
今日は眠いし寝ようかな。
おやすみ。
結局あまり眠れず、早朝に散歩に出かけた。
鼻には澄んだ朝の匂い、肺には冷気が同時に送り込まれていく。
「生きてるって実感する」って言う人がいるが、生きてる実感なんて、生死を彷徨った人しかその心地は分からないのではないのかとも思う。生きているという当たり前のことにありがたみも感じなくなっているのに、それだけでも十分素晴らしいことであるはずなのに、生きているって感じがするって全くピンと来ない。
ふと心臓の音に耳を傾ける。
その音さえもうるさく感じていた。
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