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その薬は本当に必要か!?         ーパニック障害と食事のふか~い関係ー


突然、強い不や恐怖心、動悸、息苦しさ、めまい、吐き気、震えなどの症状が現れ生活に支障をきたしてしまう。
今回はそんなパニック障害に焦点を当ててみようと思います。


【栄養不足でも陥るパニック障害のメカニズム】

パニック障害は実は栄養不足でも発症することがあります。
全てのパニック障害の原因が栄養不足というわけではありませんが、
パニック障害で悩んでいらっしゃる方の大多数で栄養不足が確認されているということも事実です。
以下に当てはまる方は食事を見直すだけでパニック障害が見違えるほど緩和、もしくは治ってしまう方もいるかもしれません!




▢朝食を抜いている(または少ししか食べない)
▢1日1食または2食で生活している。
▢ファスティング(断食)や糖質制限を行っている。
▢甘いものをよく食べる。
▢自己否定感が強い。(ネガティブ思考)
▢朝が苦手
▢長期間に渡って、睡眠の質が悪い。



いかがでしたか?
では、さっそく栄養不足で陥るパニック障害のメカニズムをみていきましょう。


1.低血糖、血糖値の乱高下


パニック障害というとメンタルに目が行きがちですが、じつは低血糖と密接な関係にあります。
「血糖値の乱高下」とも書きましたが、要するに血糖値の急上昇後、急降下によって低血糖状態になるのでまとめると「低血糖」が悪さの正体です。

身体は低血糖状態になるとなんとかして血糖値を元に戻そうとします。
なぜか?
身体にとって低血糖というのは飢餓状態の前兆だからです。
危険信号と受け取るわけです。
また、ここで言う低血糖というのは医療業界で言う病的な低血糖ではなく
「なんとなく不調」を引き起こす程度の低血糖のことを言います。

※病院の検査値ではおそらく正常範囲内に入るため、異常として扱われることがありません。

話しを戻します。
低血糖になると身体はアドレナリンやノルアドレナリン、グルカゴン、コルチゾール、甲状腺ホルモン、成長ホルモンといったありとあらゆるホルモンを分泌し、血糖値を元に戻そうとします。



ここで特に覚えておきたいのは
ノルアドレナリンコルチゾールです。
ノルアドレナリンは過剰分泌されると不安感や恐怖感、焦燥感を増大させます。
また、コルチゾールは抗ストレスホルモンとも呼ばれますが、人体にとっては低血糖も立派なストレスです。
コルチゾールが長期間に渡って過剰分泌されると副腎疲労を起こし、ついには副腎疲労疲弊期へと陥り、分泌されなくなりストレス耐性が破綻してしまい朝起きられない、異常な疲労感、不眠…などの症状に陥ります。


パニック障害の場合はノルアドレナリン過剰分泌の関与が強いかもしれません。


そのため、
冒頭のチェックリストにあるような


▢朝食を抜いている(または少ししか食べない)
▢1日1食または2食で生活している。
▢ファスティング(断食)や糖質制限を行っている。
▢甘いものをよく食べる。


といった食生活が該当する方はまさに
低血糖状態が頻繁に起こっており、それ故のパニック障害に陥っている可能性が非常に高いです!

薬を飲む前にまず、食生活を見直してみて下さい☆
薬を止められる可能性が十分にあります!!


2.鉄不足(フェリチン不足)

もう1つの原因としてあげられるのは鉄不足です。
パニック障害の方では体内の鉄の中でもフェリチン(貯蔵鉄)と呼ばれる鉄が不足している場合が多いという報告があります。

ここに関しては私も勉強不足で申し訳ないのですが、
鉄不足によるセロトニン(幸せホルモン)やメラトニン(睡眠ホルモン)の生成が低下することによるネガティブ思考、うつ傾向、不眠に加え
一説では赤血球の減少により、全身に供給される酸素量の低下→それをなんとか補おうと心臓が過剰に働き、動悸が起こる。と言われています。

個人的には鉄不足だと、細胞一つ一つに存在するエネルギー産生工場の「ミトコンドリア」の機能も低下するのでエネルギーが作れず低血糖に繋がるのではないかと思います。
※これはあくまで私個人の意見です。



【パニック障害かも!?と思ったら。取り入れておきたい習慣】

食事は3食食べる。
甘いものはほどほどに。
たんぱく質、鉄分の摂取を意識する。
※できればマグネシウムなどミネラル全体の摂取を心掛けたい。

▢一度にたんぱく質をそんなに摂取できない方は補食(間食)を取り入れる。固形のたんぱく質摂取が苦手な方はボーンブロススープなど良質なアミノ酸が溶け出したスープなどを利用するとGood♪

お気に入りの香りを持ち運ぶ。
アロマのようなリラックス効果のあるものがオススメ♪
副交感神経を優位にできるので予期不安のときなどにあると便利。

夜更かししない。しっかりと休息を。

ちいさなことでも自分を褒めてあげる。
今日も電車乗れた!自分偉い偉い!
今日は朝ごはん食べた!自分偉い!
みたいな感じで本当にちいさなことでいいので自分を褒める習慣をつけましょう。
本心で思えなくても大丈夫!
ちいさく声に出してみるとなおGood♪
少しずつでも気持ちが楽になります。
是非、やってみて下さい♪



以上、今回はパニック障害をピックアップしてみました。

薬に頼る前でも、すでに薬を服用していても!
まだまだ改善の余地はあります。
大丈夫。きっと食事で未来は変えられる。



あなたの明るい未来への手助けになれば幸いです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました☆




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