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子どもにも、周囲への理解を促し柔軟性を身につけさせる(2)

③「フリ」をしてでも身を守って欲しいため

これが長男にも変化を促したい3つ目の理由だ。長男自身が責めを負うべきではないような状況でも理不尽な思いをさせられたり、納得できないのにやらなければいけないという事は、これからも出てくると思う。

そんな「フリでもしないと合わせられない」場合でも、フリをすることで周囲からの攻撃をかわすことができるなら、それで十分だと思っている。

長男にとって、小学校でやる事の多くは意義が見いだせずに葛藤せねばならない事が多いし、権威を振りかざして言うことをきかせようとをしてくる相手に対して従うことなどほぼ不可能に近い。

そういった環境で「フリでも良いから」と言ったところで、自分の意志を曲げて要求をのむくらいなら、従わずに痛い目に遭う方がマシと考えるのが落ちなのは分かっている。

だからこの事について、親としては、長男が「納得してできるようになる」必要があるものは、そのように手助けし、それ以外のことについては「フリでもよいからやる」ことのメリットを感じられるように手助けをしようと思っている。

突き詰めるとつまり

つまり、①所変われど誰からも不快と受け止められる事は敵を増やすどころか味方まで失いかねないのだから長男が納得して柔軟に直す、②いかなる理由があろうとブレーキをかけるべき時には、納得するしないの問題ではなくブレーキをかけられるだけの柔軟性を持つ、③敵は常に現れるのだから、納得しなくて良いのでその時々で新しい技を柔軟に取り入れて先へ進む、というのが、ざっくりとしたイメージになる。

具体的にどうやって柔軟性を身につけさせるか

以下がその方法になる。
①気持ちを切り替えられたらとにかく褒めて、できなかったら反省と共に次にどうすればよいかを一緒に考える
②ダメなものはダメと一貫して叱り、逃がさず向き合う訓練をさせる
③「納得」が無理な状況なら「フリ」をしてでもゲームに勝たせる

(3)につづく